本記事の内容について
今回の記事では、先日年次改良が施された
カローラシリーズの中のカローラスポーツの年次改良内容と
それに伴うグレード選択の注意点を中心に紹介していきます。
その他カローラシリーズとしてカローラツーリングの年次改良内容と
グレード選びの注意点についてはすでに記事をアップしておりますので、
そちらも参照いただけるとありがたいです。
![](https://murakumo-carlife-blog.com/wp-content/uploads/2022/10/新型車紹介-トヨタTOYOTA-カローラスポーツ年次改良内容紹介-グレード選びの注意点も-031.jpg)
グレード構成について
まずはグレード構成についてです。
カローラスポーツには大きく分けて3つのグレードが設定されており、
エントリーグレードのG”X”、ベースグレードのG、
上級グレードのG”Z”が設定されており、
パワートレーンとしてはガソリンの前輪駆動の仕様と
HEVには前輪駆動の仕様が設定されているため、
全部で6バリエーションとなっており、
比較的シンプルな構成となっています。
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車両本体価格は2200000万円から2890000円となっており、
最廉価グレードと最上級グレードの差額が
そこまで大きくなこととが特徴であり、
昨今の車両本体価格の高騰具合や後ほど紹介する装備の内容を鑑みると
良心的な価格設定となっているかと思います。
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パワートレーンについて
続いてパワートレーン仕様についてであり、
今回の年次改良のポイントとなっています。
カローラスポーツには2種類のパワートレーンが設定されており、
ひとつは今回の改良から設定された2L 4気筒エンジンの仕様と
1.8L 4気筒エンジンにモータを組み合わせたHEVの仕様となっています。
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まずはガソリンエンジン仕様についてです。
今回の改良によってこれまで搭載されていた
1.2Lターボエンジンに代わり、
RAV4やハリアーなどに搭載されている
2Lエンジンが搭載されていることがポイントです。
排気量の増加に伴い、馬力が一気に54馬力アップ、そのうえで0.8km/L燃費もアップと
より優れた動力性能のエンジンへと置き換わっています。
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その理由としてエンジンの排気量アップと
従来のCVTから発進ギア付きのダイレクトシフトCVTの採用による
影響も大きいと考えられ、走り出しの軽快感もアップしているものと思われます。
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ただし注意点が二つあり、
ガソリンエンジン仕様にはこれまで4WDの仕様がありましたが、
今回の改良に伴い、FF仕様しか設定されていないこと、
また、MTの仕様も設定されていましたが、そちらも今回の改良によって廃止されています。
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雪国での使用を想定されている方にとって
4WD仕様の廃止は痛手であり、
また、カローラスポーツに求められるキャラクター性には
MTの仕様の存在が不可欠であったと思いますので少し残念です。
このあたりのコンセプトはGRカローラに引き継ぐということかもしれませんね。
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続いてHEV仕様についてです。
こちらに関しては1.8Lエンジンとモータの組み合わせという構成に変更はありませんが
特にHEVシステム内のモータがヴォクシーやノアにて実装されている
新世代のものに置き換わっています。
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具体的には出力が大幅に向上しており、
フロントのモータの馬力が72馬力から95馬力へと23馬力向上しており、
また燃費に関してもG”X”グレードの前輪駆動仕様で
30km/Lとクラストップレベルの燃費性能をもっていることも
このHEV仕様の特徴といえます。
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また、両パワートレーン共通の注意点として、
ドライブモードセレクトに関する装備があります。
オプション選択しなければドライブモードとしては
ご覧の3パターンのみとなりますが、
ガソリン、HEVのG”Z”グレードのみ
オプション選択することで
サスペンションを電子制御のものへと変更可能であり、
それにともないサスペンションの固さが可変となり、
結果的にドライブモードを5つから選択することになります。
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より走りを楽しめる仕様へと変更可能となりますが、
G”Z”しか選択不可のため注意です。
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内外装色について
続いて内外装色についてです。
まずは外板色についてです。
カローラスポーツにはご覧の通り、
ツートンを含む全9色のカラーバリエーションが設定されていますが
グレードにより選択できるカラーが異なるため注意です。
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具体的には
G”Z”グレードとGグレードでは全9色の選択ができ、
G”X”グレードでは全4色から選択することができます。
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続いて内装色についてです。
内装色のカラーバリエーションとしては
基本的にブラック一択となり、シートカラーをG”Z”グレードのみ
オプションにてレッドもしくは本革のブラックに変更可能となっています。
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またシート素材についても
全グレードオプション選択しなければファブリックとなっており、
G”Z”グレードのみオプションで本革へと変更できるため、注意です。
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外観について
次に外観紹介になります。
フロントフェイスまわりについてですが、
左が年次改良前、右が年次改良後のものとなっていますが
フロントフェイス周りに関しては
ライトユニットまわりおよびフォグランプ周辺処理に
変更が加えられています。
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ライトユニットとしてはG”Z”グレードのみ
自動でロービームとハイビームを切り替える機能をもった
単眼のBi-beamヘッドライトが装備されており、
改良前よりもデイライト部分が切れ長となっており、
よりシャープな印象となっています。
それ以外のグレードではこちらのライトユニットとなっており、
機能としては同等のオートハイビーム機能が搭載されていますが
注意が必要です。
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その他のグレードごとの外観上の違いとしては
ご覧の通り、グリルまわりのシルバー加飾の有無があげられ、
G”Z”グレードのみシルバー加飾があり、高級感が高められています。
またフォグランプに関しては
G”Z”では標準装備、それ以外のグレードではオプションとなっているため注意です。
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サイドのデザインはご覧の通りとなっており、
こちらに関しては今回の年次改良において大きな変更点はありません。
ボディサイズは全長4375mm、
全高1460mm、全幅1790mm、ホイールベースが2640mmとなっています。
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サイドのデザインとしてはハッチバックらしく塊感のあるフォルムとなっており、
全長がカローラシリーズで最も短く、そのうえで全幅が最も幅広な点がどっしり感をより強調しているものと思われ、斜め後ろから見た際の抑揚のあるフォルムがその印象をより強めています。
結果として軽快そうな印象を与えていると同時に
全長が短くなっていることによる取り回しの良さもこの車の魅力であるといえます。
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デザインの細かなグレードごとの差分としては
ウィンドウモールへのシルバーメッキの有無や
Bピラーがピアノブラックに塗装されているかなどが挙げられます。
こちらもフロントデザイン同様、G”Z”グレードのみの装備となっており、
高級感が高められています。
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ホイールデザインとしてはこちらの3種類が用意されており、
G”Z”グレードにはこちらの225/45R 18インチのホイールが標準装備されており、
Gグレードでは205/55R 16インチ、
G”X”グレードでは195/65R 15インチとなっており、
G”X”グレードは鉄チンホイールであることと、
ホイールサイズに関してはオプション選択でも変更できず、
見た目の仕上がりに大きく影響するところかと思いますので注意です。
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こちらがリアデザインとなっており、
こちらのデザインも年次改良において大きな変更はありません。
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グレードごとの違いとしては
G”Z”グレードにはこちらのバンパーロアのシルバー塗装がありますが、
それ以外のグレードにはこの部品は取り付けられていません。
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またテールランプに関してもグレードごとの差分はありません。
そのため、外観上のグレードごとの差分としてはホイールデザイン、
ライトユニットの違いとメッキ加飾の有無などにとどまるため、
グレードごとの質感の違いにそこまで大きな差分がないのはよいことだと思います。
内装について
続いて内装紹介になります。
まずはトランク容量です。
トランク容量としてはハッチバックタイプであるため、
広大と呼べるほどではないかと思いますが、
カタログによると9.5インチのゴルフバックが2個積める容量だそうなので
必要十分な容量は担保されているといえます。
またご覧の通り、後席を倒すことでフラットな荷室空間を得ることもできるため、
緊急時含め、日常使いで不便に感じることはないかと思います。
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またHEV仕様に関してはアクセサリーコンセントを
トランク及びセンターコンソールボックスに装備可能であり、
1500Wまで給電することが可能であるため、
非常時やキャンプなどのためにもぜひとも装備したいところです
ガソリン仕様には装備ができないため注意です。
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続いて運転席まわりについてです。
ステアリング周りについてですが、
G”Z”、Gグレードそれぞれが本革ステアリングとなっており、
Xグレードがウレタンステアリングとなっています。
オプションでG”X”グレードも本革ステアリングに変更可能となっています。
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またステアリングヒーターに関しては本革ステアリングのみ装備可能であり、
全グレードオプションとなっています。
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メーター周りが今回の年次改良での内装関連の最も大きな進化ポイントであり、
最新の12.3インチのフル液晶メータがカローラスポーツにも採用されました。
ただし装備可能となっているのはG”Z”グレードのみであり、
それ以外のグレードではGグレードではこちらの7インチのメーターが標準装備、
G”X”グレードでは4インチのTFT液晶メータが標準装備となっており、
変更不可となっています。
7インチのメータでも情報表示量としては必要十分かと思いますが、
やはり12.3インチのメータが装備したくなった場合、
グレードがG”Z”一択となるため要注意です。
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またより情報表示量を拡張するヘッドアップディスプレイに関しても
G”Z”グレードのみオプション装着可能となっていますので、こちらも注意です。
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安全装備に関しては
前走車と車間距離を維持しつつ白線中央を走行するよう支援する
レーントレーシングアシストや
右左折時にも作動するプリクラッシュセーフティなどが
全グレード標準装備となっており、
このあたりの装備が充実しているのはありがたいところです。
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より安全を求める場合のブラインドスポットモニターなどは
全グレードオプション装備可能となっているため、
必要に応じて選択いただければと思います。
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またこの装備を装着すると
降車時に自転車などの接近があれば警告を発する
安心降車アシストもセットとなっているためおすすめです。
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ナビに関しては10.5インチのナビと8インチナビが用意されており、
G”Z”、Gグレードに関しては8インチナビが標準装備となっており、
オプションで10.5インチへと拡大可能となっています。
G”X”グレードに関しては標準ではナビレスとなっており、
オプションで8インチナビのみ装備可能となっているため、注意が必要です。
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エアコン周りにも快適装備がオプションで用意されており、
オートエアコン機能に加え、空気清浄機能を追加したナノイー機能を
全グレードでオプション装着可能となっています。
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またエアコンユニット下にはG”Z”グレードのみ置くだけ充電機能を
オプション装着可能となっていることがポイントです。
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シート形状としてはご覧の通りとなっており、
こちらはG”Z”グレードのオプションの本革のスポーツシートとなっており、
サイドの張り出し量を調整できる電動のランバーサポートが装備されているなど、
乗員をしっかり支えてくれるホールド性の高いシートとなっています。
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それ以外のシート形状としてG”Z”グレードに標準装備のスポーツシートと
それ以外のグレードのスポーティシートになります。
![](https://murakumo-carlife-blog.com/wp-content/uploads/2022/10/新型車紹介-トヨタTOYOTA-カローラスポーツ年次改良内容紹介-グレード選びの注意点も-752.jpg)
違いとしてはヘッドレストがシートと一体になっているかどうかなどが
挙げられますがスポーティシートでも十分ホールド性の高い、カローラスポーツの
車両のコンセプトにあったシート形状といえます。
標準装備のシート装備はすべてファブリック素材ですが、
G”Z”グレードではシートヒーターが標準装備、
Gグレードではオプション選択でき、
G”X”グレードでは装備不可であるため注意が必要です。
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後席装備としてはグレードごとに大きな差分はありませんが
ハッチバック形状となっているため
ドライバーズカーの側面が強いと考えられるため、
後席の快適性としては他のカローラシリーズ並とはいかないかと思います。
まとめ
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