【新型車紹介】 SUBARU BRZ年次改良内外装紹介 年次改良ポイント STI sports特別装備9個紹介

スバル
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本記事の内容について

今回の記事では、先日、年次改良の行われたスバルのBRZの改良ポイントをこのタイミングで追加されたSTI sportsの装備内容を中心に紹介します。

グレード構成

まずはグレード構成についてです。

BRZには3つのグレードが設定されており、元々はエントリーグレードのR、ベースグレードのSのみとなっていましたが、こちらに最上級グレードのSTI sportsが追加された形となります。

車両価格はご覧の通りとなっており、すべてのグレードに共通して、水平対向2.4L4気筒エンジン搭載の後輪駆動モデルとなっています。

パワートレーンについて

続いてパワートレーンについてです。

今回の年次改良においてエンジン自体に大きな改良は加えられておらず、水平対向4気筒2.4Lエンジンで後輪を駆動するFR仕様となっています。

このエンジンの排気量は先代の2Lから2.4Lへと拡大されており、この変更によって馬力は先代から+28hp、トルクも+38Nmアップしています。

この排気量の拡大によって先代のBRZの弱点であった低速時のトルクを補い、3700回転で最大トルクを発揮し、ボアの方がストロークよりも大きいショートストロークエンジンであるため、7000rpm で最高出力を発揮するエンジンとなっています。

このことからこれまでの自然吸気エンジン特有の高回転になればなるほどパワーが出る特性を担保しつつ、低速走行時のトルクが低かった弱点が克服されており、まさに先代からの正常進化といえるエンジンといえます。

実際、試乗したこともありますが、MTが久しぶりの身であっても非常に街乗りがしやすく、高速領域では非常に気持ちよく吹け上がっていく、完成度の高いエンジンであった印象であり、STI sportsにも改良はくわえられていませんが、不満に感じることはないかと思います。

内外装色について

続いて内外装色についてです。まずは外板色についてです。

BRZには全7色の外板色が設定されており、グレードによって選択できるカラーに限りがあるということもありません。STI sports専用色があってもいいかもなと思いましたが、限定仕様ではないので致し方ないかもですね。

内装色についてです。

BRZの内装色に関してはグレードごとにはっきりと分けられており、Rグレードではブラックを基調としてレッドステッチが入ったもの、Sグレードではブラック基調にレッドのアクセントが加わったもの、
STI sportsではブラックとボルドーのコンビネーションとなっています。

この内装色の組み合わせはオプションでも変更不可となっており、素材に関してもRグレードはファブリック、S、STI sportsは本革とウルトラスエードの組み合わせとなっているため、注意です。

外観紹介

内外装紹介に関しては年次改良前のこちらのRグレードの車両をベースにGR86の装備なども比較しながら年次改良ポイントを紹介していきます。

外観紹介、まずはフロントフェイスからです。

特徴としては水平対向エンジンを模したコの字型のライトユニットや台形を逆さにしたグリルの形状、突き出した流線形のノーズ形状が挙げられますが、今回の年次改良においてフロントフェイスの形状に変更は加えられていませんが、STI sportsではグリル内にSTIのエンブレムが配されること、ヘッドライト内のBRZロゴがチェリーレッドとなることで特別感が演出されています。
GR86にはこのようなグレードによる差別化ポイントはないので少しうれしいポイントですね。

年次改良によって変更は加えられていませんが、タイヤハウス内への空気の流入口が設けられていたり、大開口のグリルによるエンジン冷却の実現などデザインと機能性を両立しつつ、非常にかっこいいフロントフェイスとなっています。

サイドに回り込んできました。

BRZのボディサイズは全長が4265mm、全幅1775mm、全高1310mmとなっています。
ローアンドワイドなシルエットを形成しつつ、取り回しのしやすい軽量感を感じるボディサイズとなっています。

フロントタイヤ後ろのエアダクトがアクセントとなっており、そこからつながるサイドスカート周りのラインがリヤフェンダーに向かって駆け上がり、FR車らしい、リアのボリューム感を強調するデザインとなっています。

ルーフのラインもボディ後端までなだらかに下がり、控えめではありますが、トランクスポイラーによって空気をはね上げる造形となっています。

このサイドのデザインに関しても今回の年次改良において変更はありませんが、STI sportsではドアミラーがブラック塗装となっていることが差別化ポイントとなっています。

ホイールデザインに関しては今、ご覧いただいているRグレードの仕様のホイールがご覧の通りとなっており、タイヤサイズが215/45R 17インチとなっています。

それに対してSグレード、STI sportsではご覧のホイールデザインとなり、タイヤサイズも215/40R 18インチとなり、グレードによって異なるデザイン、サイズとなります。

またSTI sportsのみの装備としてbrembo製のゴールドキャリパーブレーキがオプション装備となっていることと、日立Astemo製のフロントダンパー、STIチューニングのリアダンパーが標準装備されていることでよりスポーツ走行に特化した仕立てとなっています。

GR86の場合、brembo製のブレーキ、足回りの特別装備の双方がオプションであったので、STI sports仕様のお得感が際立ちますね。

リアに回り込んできました。

このカタカナのフの字にも見えるテールランプのデザインはヘッドライト同様、ひと目でスバル車と分かる統一性を感じるものとなっています。

マフラーは左右2本出しのデザインであり、リアのフェンダーのふくらみなど、スポーツカーらしいデザインが盛り込まれたデザインとなっており、こちらも年次改良では手は加えられていません。

STI sportsの場合はフロント同様、STIのエンブレムが入っていることで差別化がされています。

内装紹介

内装紹介、まずはトランク容量からになります。

特に変更は加えられていないですが、トランク容量はこのようになっており、クーペのため、高さ方向に余裕はありませんが、左右方向がしっかりえぐられていることと、奥行き方向もそれなりのスペースがあるため、機能性は高そうです。
床下収納はそこまで確保されていませんが、ちょっとした工具などはしまうことが出来そうです。

また、後席をトランク側から倒すことができ、後席を倒すと、広大かつフラットなスペースを確保することができます。BRZに4人乗りする機会はそうそうないと思いますので、実質これだけのスペースを荷室用に使えるというのはかなり実用性が高いといえます。

続いて運転席周りになります。

ドア内張はこのようになっており、Rグレードの内装であるため、ファブリック素材とレザー調素材の組み合わせにレッドステッチが加わった仕立てとなっていますが、Sグレード、STI sportsではレザーとブランノーブの組み合わせとなることで高級感が高められているとともに、STI sportsではドアアームレストのカラーがボルドーとなっていることで、よりスポーティな雰囲気となっています。

サイドシルが太めかつ、ルーフの高さも絞られているので、乗り込む際はスポーツカーなので仕方ないですが、少し窮屈です。

ステアリングはこのようになっており、スバルのロゴに赤いステッチが施された本革巻のステアリングとなっています。

左側にオーディオ操作系、右側に運転支援系のスイッチが配されています。
GR86の場合、年次改良において左側のボタンに音声認識のスイッチが追加されましたが、BRZの場合は元々装備されていたようですね。

メータはこのようになっており、7インチの液晶メータが装備されています。中央にタコメータを配したスポーティなデザインとなっており、各種情報表示に加えて、液晶メータの特性を活かした表示モードの切り替えが可能となっています。

STI sportsの場合、BOXERエンジンを模した表示の縁取りがレッドとなっていることでより雰囲気を高めてくれる細かな工夫が施されていたり、メーターバイザーにブランノーとレッドステッチが施されていることで、質感も高められています。

今回の年次改良のトピックスとして予防安全装備のアイサイトが追加されることが挙げられます。

この機能が搭載されることで先行車をカメラにて認識し、衝突を回避するように支援するプリクラッシュセーフティや一定の車間を保ったまま定速で走行するレーダークルーズコントロールの機能がMT仕様でも使用可能となります。

MT仕様独自の機能として、エンスト状態であってもブレーキ圧を担保し、完全停止までブレーキを保持する機能が備わっていたり、MT仕様の制約として車速30km/h以上、2~6速以上でのみ使用可能などがある点が注意ですが、クラッチを切っても5秒以内であれば機能が維持されるなどといったドライバーの違和感につながらないよう配慮もされているとのことですので、ドライバーの負担はかなり軽減されるものと思います。

運転席からの視界はこのようになっており、スポーツカーらしく、上下幅がかなり狭いですが、ドアミラーとAピラー間の視界が確保されていたり、ナビが視界と被らないような配置になっているなどの工夫が凝らされていることでスポーツカーの中では視認性は良い方だと思います。

ナビ画面はこのようになっており、このレンタカーには社外ナビが取り付けられていました。BRZにはナビがディーラーオプションとして全グレード選択することになります。そのままですとナビレスとなってしまうので注意です。

その下にはエアコン操作系のスイッチが物理ダイヤル、スイッチとして配されており、ブラインド操作もしやすい配慮がなされています。

その後ろにはレッドステッチ付きのMTシフトノブが配されており、その後ろには車好きにはうれしい手引きのサイドブレーキがあり、トラクションコントロール系スイッチとシートヒーターのスイッチが配されています。シートヒーターに関してはRグレードのみオプション装備、それ以外のグレードでは標準装備となっているので、注意です。

ご覧になっているRグレードおよびSグレードではエアコン操作ダイヤルやスイッチ類がシルバーとなっていますが、STI sportsではブラックとなっており、ボルドーの内装色と相まってより引き締まった内装の雰囲気となります。また細かなところですが、エンジンスタートスイッチにもSTIロゴが配されています。

その後ろには蓋つきのペットボトルホルダーが備え付けられており、スポーツカー基準ではありますが必要十分な収納が担保されています。

シート形状はこのようになっており、こちらはRグレードのため、ファブリック素材仕立てとなっていますが、サイドの張り出しが立体的かつ非常にしっかりしており、スポーツ走行において身体をしっかり支えることで安心感の得られるシートとなっている印象です。

SグレードおよびSTI sportsグレードのシートはこのようになっており、ともに素材がウルトラスエードと本革の組み合わせとなっていることで質感が高められているとともにSグレードではレッドのアクセント、STI sportsではブラック×ボルドーの組み合わせとなっていることでよりスポーティ感が高められています。

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