[新型車紹介] トヨタ ハリアー年次改良モデルPHEVグレードなど装備内容解説 グレード選び11個の注意点

トヨタ
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本記事の内容について

今回の記事では、先日年次改良が実施された
トヨタ自動車のハリアーについて紹介します。

PHEVの追加や年次改良で追加された装備に伴う
グレード選びの注意点などを中心に紹介していきます。

グレード構成

まずはグレード構成になります。

ハリアーには大きく分けて、3つのグレードがあり、
エントリーグレードのS、ベースグレードのG、
最上級グレードのZが設定されており、
それぞれのグレードにガソリンとHEV、2WD、4WDが設定されているため、
グレードの選択肢としては非常に多岐にわたります。

またZグレードの中にシートが本革仕様となるLeather package、
今回追加されたPHEVのグレードが設定されています。

結果として、車両本体価格のレンジが
3128000円から6200000円と非常に広くなっていることも特徴となっています。

ちなみに今回追加されたPHEV仕様である
「Z PHEV」グレードが最高額の6200000円となっており、
この価格設定が高すぎるのではないかという意見を多く目にしました。

参考として同じパワートレーンが搭載された
RAV4 PHEVの価格が4690000円、
NX450h+の価格が7140000円からということを考えると
確かにトヨタブランド離れした価格設定であることがよくわかります。

この価格設定のコスパの良否をこのあと紹介する装備内容から判断いただければと思います。

パワートレーンについて

続いてパワートレーンについてです
ハリアーには今回追加されたPHEV仕様を含め、
3種類のパワートレーンが設定されています。

その内訳としては2Lガソリンエンジンと
2.5L HEV仕様、そして2.5L PHEV仕様となっています。

2Lエンジンおよび2.5L HEV仕様に関しては
今回の年次改良において大きな変更は加えられておりません。

ガソリンエンジンの特徴としては、
シンプルな構成ゆえの軽快な走りと
HEV仕様よりも約60万円安という
初期の購入額の安さがメリットとして挙げられます。

それに対してHEV仕様は
WLTCモードにて22.3km/Lというクラストップレベルの
低燃費と電動走行による静粛性の高さが
ハリアーのもつラグジュアリー感とマッチしているものと思われます。

最後に今回追加された目玉装備であるPHEV仕様についてです。

こちらはHEV仕様のパワートレーンに
より大容量のバッテリーを搭載することで
充電器からの充電を可能とした仕様であり、
結果として、モータのみの電動ドライブを最大で約93km走行可能という
使用環境によってはほぼEVであるといって差し支えのない
パワートレーンとなっており、
またただエコなパワートレーンというわけでなく、
エンジンとモータの動力を合わせることで
システム最高出力が306馬力という
スポーツカー並みの動力性能を兼ね備えており、
エコとスポーツ性能を兼ね備えた
ハリアーのフラッグシップグレードにふさわしいものとなっています。
そのため、このパワートレーンは
Zグレードのみの設定となっていることが注意です。

内外装色について

続いて内外装色についてです

まずは外装色についてです。

ハリアーにはご覧の8色のバリエーションが設定されていますが、
グレードによっては選択できないカラーが存在します。

PHEVグレードが顕著であり、
PHEVグレードでは、専用色であるグレーメタリックを含む、
ご覧の4色しか選択できませんので注意です。
逆にPHEV以外の仕様ではグレードに関わらず、
グレーメタリックは選択できません。

技術的な課題はないかと思いますので
PHEVとひとめ見てわかる戦略と
外板色を絞ることで納期の短縮を図ろうとしているのかと思いますので
昨今の半導体問題が早く解決してほしいところですね。

つづいて内装色についてです。

内装色としては4色が設定されており、
ブラック、ブラウン、グレー、
PHEV専用のブラック/レッドのコンビネーションが設定されております。

注意点としては、Sグレードではブラックしか選択できないこと、
本革仕様であるLeather packageではグレーが選択できないこと、
PHEVはブラック/レッドのコンビネーションしか選択できないことが挙げられます。

PHEVに関しては今回新規設定された
レッドとのコンビネーションシートとなっており、
派手な印象ではありませんが、ただのエコなパワートレーンの設定でないことを
カラーバリエーションからも主張しています。

外観紹介

続いて外観についてです。

エクステリアに関しても大きな変更点があるのは
PHEV仕様となります。

フロントフェイス周りに関しては
PHEV仕様の差別化要素として、
グリルがメッシュ状かつメッキ塗装されていることで
ラグジュアリー感とスポーティ感の双方が高められています。

また、画像ではわかりにくいですが、
フロントバンパーロアの部分に関しても
艶ありのピアノブラックで塗装されており、
他のグレードでは無塗装樹脂となっている部分も
PHEV仕様では隙なしの質感となっています。

ライトユニットに関しては
Sグレード以外は対向車や歩行者を認識し、
防眩するアダプティブハイビーム機能をもった
3連のLEDヘッドライトが標準装備となっており、
Sグレードに関してはこちらのオートマチックハイビーム機能をもったライトユニットが装備となり、
変更もできませんので注意が必要です。

サイドのデザインはこのようになっており、
ボディサイズは全長4740mm、全高1660mm、
全幅1855mm、ホイールベースが2690mmと変更はありません。

デザインに関してもサイドに関しては
ほぼ変更はなく、PHEV仕様のみフロント同様、
バンパーサイドがピアノブラックに塗装されることで
他のグレードとの差別化がはかられています。

サイドのデザインとしては
ルーフがボディ後端に向けて緩やかに傾斜する
クーペSUVとなっており、フロントオーバーハングの長さと
あいまって非常に伸びやかなシルエットとなっていることが
ハリアーの優雅さを象徴しており、
ボディの側面にもほとんどラインが入っておらず
シンプルな面構成となっていることが高級感を引き立てています。

ホイールデザインはご覧の4パターンとなっており、
PHEVおよびその他のZ系グレードのホイールサイズが
225/55R 19インチとなっており、
Gグレードホイールが225/60R 18インチとなっており、
Sグレードホイールが225/65R 17インチとなっています。

今回採用されたPHEV仕様のホイールは
Gグレード系デザインに近いスポーティな見た目であり、
Z系グレードはスーパークロームメッキという
光沢感の増したホイールとなっていることで、
PHEVが高級感だけでなくスポーティ感も兼ね備えた存在であることが
ホイールデザインからもわかります。

リアデザインに関しても大きな変更点はなく、
フロント、サイド同様、リアバンパーに関しても
PHEV仕様ではピアノブラックでの塗装が施されています。

その他のリア周り装備のグレードの差分ついては
ハイマウントストップランプがあります。

細かな差ではあるかと思いますが、
PHEV含むZ系グレードではハイマウントストップランプがロングとなっており、
G、Sグレードでは画像の通り、通常タイプとなっており注意です。

内装紹介

続いて内装紹介です。

トランク容量はご覧の通りボディサイズと相まって
非常に広々としたものとなっており、
またトランクスルーが可能となっているため、
緊急時にはかなりの荷物を積み込むことが可能となっています。

PHEV仕様においてもバッテリー追加による
トランク容量の圧迫がない点がうれしいところです。

またトランクには非常の外部給電機能が備え付けることが可能であり、
PHEV仕様ではこの機能が標準装備、
HEV仕様では1500Wまで、ガソリン仕様では100Wまでの給電が可能となります
100Wでは心もとないかもしれませんが、
HEV仕様の1500Wの場合、停電時などの強い味方になってくれるかと思いますので
ぜひとも装備したい装備です。

続いて運転席周りの装備についてです。

まずステアリング周りについてです。

質感としては全グレードが本革ステアリング装備となっており、
質感が担保されており、Gグレード以上に関しては加えて
メッキ加飾やスイッチ周りがピアノブラック塗装となっています。

またLeather packageおよびPHEV仕様ではステアリングヒーターが
装備されていることもポイントとなります。

メーターまわりが内装周りで最も進化したポイントであり、
Z以上のグレードではこちらの12.3インチのフル液晶メーターが装備されており、
Gグレードもオプション装着できますが、
選択しなかった場合、またSグレードに関しては
従来のアナログメーターと組み合わされた7インチメータとなります。
フル液晶メータのため、情報表示のバリエーションが豊富であり、
今回のPHEV追加に次ぐ大きな変化点であるためぜひとも装備したい装備となっております。

また運転支援装備であるカラーヘッドアップディスプレイに関しては
装備できるのがZ系グレード以上となっているため、注意が必要です。

予防安全系装備としては
高速道路上での白線の中央を走行するよう支援する
レーントレーシングアシストなどが標準装備となっていることに加え、
右左折時の車両や歩行者を検知するよう
プリクラッシュセーフティが強化されていたりと
非常に充実している点が魅力となっています。

加えてより安心に寄与する装備として
車両周囲をカメラ映像にて確認する
パノラミックビューモニターがありますが、
こちらはPHEV仕様に標準装備となっており、
その他Z系グレードにオプション装備となっています。
比較的大柄な車両であるハリアーにおいて必要な装備かと思いますが、
G、Sグレードには装備できないことが注意です。

また、この装備を装着しなかった場合、サイドミラーに
耳たぶミラーといわれている補助ミラーが
強制装着となってしまい、スタイリッシュなハリアーの外観とは
相性が悪いかと思いますので、Gグレード以下のグレード選択は注意です。

ナビ画面に関してはZ系グレード以上が12.3インチのものが標準装備、
Gグレードはフル液晶メーターをオプション選択することで装備可能となります。
Sグレードに関しては装備できませんので注意です。
今回の改良にてエアコン操作パネルの見直しが実施されたことで
地図画面の全画面表示が可能となり、
より操作性が増したため、可能であれば12.3インチナビを装備したいところですね。

その他装備としてはエアコン操作パネルの下に置くだけ充電スペースが設けられており、
こちらはPHEV仕様が標準装備、それ以外のグレードにオプション装備となっています。

シート形状はご覧の通りとなっており、
PHEV仕様およびLeather packageでは本革、
それ以外のグレードではファブリックおよび合成皮革となっています。

サイドに入ったキルティング処理が非常に高級感があり、
またサイドサポートの形状から包み込むような快適性の高い
シート形状であることがうかがえます。

快適装備としてはPHEV仕様およびLeather packageでは
シートヒーターおよびシートベンチレーション機能が搭載されており、
快適性も担保されていますが、それ以外のグレードでは
それら機能が装備されないことが注意です。
またPHEV仕様では後席シートヒーターまでもが完備されており、
価格に見合った豪華装備仕様であるといえます。

後席を含む快適装備としてはご覧の調光パノラマルーフがあり、
後席の開放感アップのアイテムとしては必須かと思いますが
こちらもZ系以上のグレードのみ装備可能となっているため、
注意が必要となります。

まとめ

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