【新型ランドクルーザーFJ】ついに発売!最安450万円の最小ランクルを実車レビュー!内外装チェック&リアルな乗り出し見積もり公開【ランクルFJ VX】【4K】

ランドクルーザー
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本記事の内容について

こんにちは、ムラクモです。

今回は、トヨタから新しく発売された、本格オフローダーである、ランドクルーザーFJについて、実車を交えながら内外装紹介を行っていきます。

ランドクルーザーFJは、歴代ランクルの伝統である信頼性・耐久性・悪路走破性を受け継ぎながら、日常でも扱いやすいコンパクトなサイズを実現した新世代モデルです。現行のランドクルーザーシリーズ中で最も小さく、より多くの人が手にできる“ライトランクル”として位置づけられています。

記事の最後には見積シミュレーションも行っていますので、購入検討の参考となれば幸いです。

それではご覧ください。

1. グレード構成と車両価格

まずはグレード構成と車両価格になります。

新型ランドクルーザーFJのグレード構成は、非常にシンプルになっております。

設定されているグレードは「VX」と呼ばれる1グレードのみの展開となっており、乗車定員は2列シートの5人乗り仕様となっており、駆動方式はパートタイム式の四輪駆動システムが設定されています。

車両本体価格とシリーズ比較

車両本体価格は450万1000円となっており、この価格設定は現行のランドクルーザーシリーズの中で、最も安価な価格となっています。

参考までに、他のランドクルーザーシリーズの、車両本体価格と比較をしてみると以下のようになります。

シリーズ名特徴・位置づけ車両本体価格帯(税込)
ランドクルーザーFJシリーズ最小・ライトランクル4,500,100円(VXのみ)
ランドクルーザー70高い耐久性を誇るヘビーデューティモデル約4,800,000円
ランドクルーザー250質実剛健な中核モデル約5,200,000円 〜 7,350,000円
ランドクルーザー300フラッグシップモデル約7,000,000円 〜 8,200,000円

これらと比較すると、ランドクルーザーFJの、450万1000円という価格は本格的な悪路走破性を備えながらも、非常に身近な入門モデルとして、位置づけられていることがよく分かり、本格的な四輪駆動と、充実した装備を高次元でバランスさせた、実用的な一台として、独自の魅力を放っております。

2. パワートレーンと走行性能

続いてパワートレーンについてです。

搭載されているエンジンは、「2TR-FE型」と呼ばれる、自然吸気の2.7リッター直列4気筒ガソリンエンジンです。このエンジンはパワーや操作性、静粛性、環境性能を高次元でバランスさせた熟成のパワーユニットとなっております。ランドクルーザー250やかつてのプラドでも長年採用されており、過酷な環境で鍛え抜かれた高い信頼性と、ハードな耐久性をそのまま継承しています。

パワートレーン主要スペック

項目スペック詳細
エンジン型式2TR-FE型 (2.7L 直列4気筒ガソリン)
最高出力163ps
最大トルク246Nm
トランスミッション電子制御6速オートマチック (6AT)
使用燃料レギュラーガソリン
駆動方式パートタイム式4輪駆動 (パートタイム4WD)

【ディーゼル仕様に関する考察】

意外であったのはディーゼル仕様が設定されていない点ですね。その他のランクルシリーズにはディーゼルエンジンの仕様が設定されている点、250でもVXにはガソリン仕様の設定があり、上級グレードのZXにはディーゼル仕様の設定があるなど、差別化されているため、台数限定かもしれませんがディーゼル仕様が設定される可能性は低くないかもしれないですね。

パートタイム4WDと悪路走破性

また駆動方式は4輪駆動のパートタイム4WDシステムです。通常走行時は後輪2WDで走行し、必要なときにドライバーの操作で4WDに切り替える方式で、フルタイム4WDに比べ構造がシンプルで故障が少なく、悪路走破性も非常に高いのが特徴です。オンロードでは無駄な駆動抵抗を減らして燃費に貢献し、いざという時には確実な4WD性能を発揮する、本格オフローダーらしいシステムと言えます。

加えてランドクルーザーFJはトヨタのIMVプラットフォーム(ハイラックスなどに用いられるラダーフレーム構造)を活用しており、十分な地上高やアプローチアングルを確保しています。ホイールの接地性(アーティキュレーション)はランドクルーザー70並みに優れており、悪路でタイヤが浮きづらく、ランクルの名にふさわしい走破性能を備えています。

取り回しと燃費性能

さらにランドクルーザー250シリーズ比でホイールベースを270mm短縮したことで、最小回転半径は5.5mと大幅に短縮されています。狭い山道でのUターンや街中での取り回しも格段にしやすく、日本の道路事情に適した機動性を発揮します。

燃費性能については以下の通りです。

  • ランドクルーザーFJ:WLTCモードで 8.7km/L
  • ランドクルーザー250(2.7Lガソリン車):WLTCモードで約 7.5km/L

車重がやや抑えられるFJでは若干の改善がなされており、パートタイム4WDで日常は2WD走行できることも燃費面でメリットと言えるでしょう。

総合すると、最新モデルながら堅実で実績あるパワートレーンを採用し、“どこへでも行き、生きて帰ってこられる”というランドクルーザーの使命をしっかりと支えるメカニズムになっています。

3. 外観(エクステリア)デザイン

3-1. ボディカラー展開

続いて外観紹介、まずはボディカラーについてです。

新型ランドクルーザーFJには、全5色のカラーバリエーションが用意されております。

カラー名タイプオプション料金
プラチナホワイトパールマイカメーカーオプション33,000円
アッシュ標準色追加費用なし
アティチュードブラックマイカ標準色追加費用なし
オキサイドブロンズメタリック標準色追加費用なし
スモーキーブルー(ヘリテージ感あり)標準色追加費用なし

3-2. フロントフェイスまわり

フロントフェイスは、ランドクルーザー250にも通じるレトロで印象的なコの字型ヘッドライトを採用しつつ、全体として非常にスクエアで道具感のあるシルエットにまとめられています。

フロントグリルは大きく開口し、バンパーは分厚く力強い造形で、張り出したオーバーフェンダーと組み合わせて引き締まったシンプルなボディに圧倒的な安定感を与えています。

【実用的な分割式バンパー】

前後のコーナーバンパー部は分割式で取り外し可能となっており、オフロード走行で擦ったり破損した際にも壊れた部分だけ交換できる整備性を確保しています。この構造により修理コストを抑えられるだけでなく、バンパー形状のカスタム交換など個性的なアレンジにも対応しやすくなっています。

最も特徴的なのは、コの字型に光るデイタイムランニングランプを採用した、アイコニックな角目デザインのヘッドランプです。光源には、1灯でロービームとハイビームの切り替えが行える、「Bi-Beam LEDヘッドランプ」を採用しています。すべての光源をLED化することで、優れた視認性を確保しつつ、精悍な眼差しを強調しております。

【丸目ライトの仕様について】

コンセプトモデルにはこちらの丸目モデルが設定されており、オプションで選択可能かと思われていましたが、今回の発表時点では丸目ライトの設定はないようです。反響が大きいデザインであったため、待ち望む声も届いているかと思いますので、こちらに関しても今後の動きを注視する必要があるかと思います。

3-3. ボディサイズとパッケージング

ボディサイズは全長4,575mm × 全幅1,855mm × 全高1,960mmで、ランドクルーザーシリーズの中で最もコンパクトです。

車種全長全幅全高ホイールベース
ランドクルーザーFJ4,575mm1,855mm1,960mm2,580mm
ランドクルーザー704,890mm1,870mm1,920mm2,730mm
トヨタ RAV4(参考)約4,600mm1,855mm1,685mm2,690mm

従来最小だったヘビーデューティ系の70シリーズと比べても、全長で315mm、全幅で15mm、ホイールベースで150mm小さく、市街地でも扱いやすいサイズとなっています。具体的には、全長はトヨタRAV4(約4600mm)とほぼ同等でありながら、車幅と車高はランクルらしく堂々たるサイズを確保しています。このコンパクトなボディにぎゅっとランクルの魅力を凝縮しているわけです。

サイドから見ると前後のオーバーハングが短く切り詰められており、高めの地上高とあいまって悪路走行時の安心感につながる構造です。具体的にはデパーチャーアングルは、250系に比べてプラス15度大きく、アプローチアングルなども同等に確保されております。さらに70シリーズと同等の優れたホイールアーティキュレーションを確保しているため、凹凸の激しい地形でもタイヤが浮きづらく、抜群の走破性を発揮します。

四角く張り出したフェンダーラインや剛性感のある極太のバンパー形状が力強さを際立たせ、無駄のない塊感からタフさと遊び心を両立したデザインになっています。足元に目を向けると、ゴツゴツとしたオフロード仕様のタイヤを装着しており、どこへでも行けそうな高い走破性を感じさせます。

3-4. ホイールデザインとリアビュー

ホイールは265/60R18タイヤと、18×7.5Jアルミホイールの組み合わせとなっています。このホイールは奥行きのあるスポーク構成と、印象的なブラック塗装が施されており、センターオーナメントも備わっております。足元から逞しさと力強さを強く演出するデザインとなっております。スペアタイヤにも同じ18インチの車両装着タイヤが、採用されています。

リアに関しても角張った力強いスタイルで、テールランプはシンプルかつ視認性の高い配置がなされています。

バックドアは縦開きではなく「横開き式」が採用されています。かつてのFJクルーザーやランドクルーザー・プラドのリアドアと同様の形式で、後方にスペースがなくても半開きにして荷物の出し入れがしやすい利点があります。

バックドアの外側にはスペアタイヤを背負っており、本格オフローダーの証ともいえるたたずまいです。背面タイヤはデザイン上のアクセントになるだけでなく、万一のパンク時にも安心感を与えてくれます。リアバンパーもフロント同様に頑丈で、コーナー部は分割交換が可能です。

総じてランドクルーザーFJのエクステリアは、「スクエアな箱型シルエット」と「力強いディテール」によって伝統とモダンを融合させたデザインと言えます。必要に応じて壊れた部分だけ交換できる合理性や、好みに合わせてカスタムしやすい構造を持ち、ユーザーが自分好みに“育てていける”楽しさも備えています。

4. 内装(インテリア)と使い勝手

4-1. トランク容量・ラゲッジスペース

内装紹介、まずはトランク容量についてです。

この車両はコンパクトなボディでありながら、非常に広い荷室空間が確保されております。

荷室の寸法と容量

シート状態荷室高荷室長荷室幅荷室容量(VDA法)
通常時(2列目使用)1,030mm735mm(最小)1,135mm795L
後席折りたたみ時1,030mm1,480mm(最大)1,135mm1,607L

通常時でも795リッターもの大容量を確保しているため、普段の買い物だけでなく、多くのアウトドアギアを、余裕を持って積み込むことができます。さらに6対4分割可倒式のリヤシートを前に倒すことで、荷室長は最大1,480ミリメートル、容量は1,607リッターまで広がります。

シートバックの背面には、頑丈なバックボードが備わっているため、大きな荷物を載せても床面がしっかりと安定します。またバックドアが横開きであるため、荷物のサイズに合わせて開口幅を、微調整して作業できる利点があります。

【荷室の注意点】

後席シートを倒した際に、床面が完全にフラットにはならず、わずかな段差が生じるため、車中泊などの際には、マットなどを敷いて工夫をする必要があります。

荷室をより便利に、カスタマイズするための販売店装着オプションも豊富に用意されていますので、これらを自由に組み合わせることで、自分好みのラゲージ空間に、育てていくことができます。

4-2. 運転席周り(インテリアカラー・ステアリング)

続いて運転席周り、まずはインテリカラーについてです。

インテリアカラーはブラックのみが設定されており、シート表皮には質感が高く、耐久性と耐水性に優れた、合成皮革が採用されております。インストルメントパネルや、フロントアッパー部のドアトリム、フロントドアアームレストにも、同じ合成皮革があしらわれており、オフローダーらしい、無骨さと、上質感を兼ね備えた大人の空間が演出されています。

運転席ドア内張はこのようになっており、手で触れる部分などにはソフトパッドなどが使われていますが、メッキ加飾などはなく、ブラック一色なことも相まって質実剛健な印象が強い仕立てとなっています。

ステアリングデザイン

ステアリングデザインはこのようになっており、装備されているのは本革巻き3本スポークステアリングホイールです。

  • 安全設計:悪路走行時の激しいキックバックによるドライバーの手の怪我を防止するため、スポーク部分がオープンな開口形状になっております。
  • デザイン:中央部分には往年の名車をイメージさせる「TOYOTA」のアルファベットエンブレムが配置されています。
  • 快適装備:ステアリング全周を温めてくれる「ステアリングヒーター」が標準装備されており、寒い日でもすぐに快適な操作が可能です。

ステアリングから手を離すことなく、さまざまな操作ができるステアリングスイッチも充実しています。

4-3. メーター・ディスプレイ・スイッチ類

運転席の正面には、7.0インチTFTカラーメーターとマルチインフォメーションディスプレイが組み合わされています。

  • デザインテイスト(3種):スマート / タフ / スポーティ
  • 表示機能(3種):お好みのレイアウトに表示をカスタマイズすることが可能

加えて、前輪の舵角や、デフロックのオンオフ、走行モードなどを1画面に表示し、車両の傾斜角も知らせてくれる、「オフロードコンテンツ表示」が設定されており、これによりオフロード走行を強力にサポートします。

ナビ画面・インパネ周辺

ナビ画面はこのようになっており、インパネ中央には、12.3インチディスプレイオーディオが搭載されております。高精細な大画面は、鮮明な地図描画を映し出し、通信型ナビであるコネクティッドナビに対応しています。オーディオには6スピーカーが装備され、スマートフォンとの連携にも対応しており、Apple CarPlayはワイヤレス接続に対応し、Android Autoにも対応しているようですが、こちらはワイヤレス接続はできないようです。

ナビ画面下部にはエアコン操作系のスイッチが物理スイッチとして配置されており、これにより様々走行状況下でも操作性が担保されています。またその下部にはちょっとした小物入れと、その周辺にはUSBポートや12Vのアクセサリーソケットが配置されています。

その後ろには走行モードの切り替えスイッチが配置されており、こちらも物理スイッチやダイヤル式が採用されていることで操作性に配慮されているとともに無骨な印象を与えるものとなっています。

その横には握り心地のよく、内装の雰囲気にマッチした大柄なシフトノブが配されており、その横には手引きのサイドブレーキ(メカニカル方式)が配置されています。メカニカル方式を採用されていることで信頼性に重きを置いていることがよくわかります。デメリットとして運転支援中の停止保持機能が装備できない点が挙げられますが、致し方ないかなと思います。

その後ろにはアームレスト兼、小物入れが配されています。

4-4. シート機能と前後席の居住性

シートデザインはこのようになっており、シート表皮には質感が高く、汚れを拭き取りやすい、合成皮革が採用されております。形状としてはオーソドックスな形となっており、包み込む形状となっていますが、250のシートなどと比べると若干サイドのサポート性が低いようにも思えるのでより快適性重視のシートといえるかもしれません。快適装備としてシートヒーターが装備されており、ベンチレーション機能はありません。

後席周りの空間と設備

続いて後席周りとなります。

後席ドア内張はこのようになっており、前席同様、シンプルな仕立てのものとなっています。

【後席の注意点・チェックポイント】

  • 乗降性:乗り込みに関してはサイドステップが装備されていますが、開口幅がそこまで大きくなく、車高も高い車両であるため、乗り込みやすさとしてはそこまで高くないように感じました。
  • 足元スペース:助手席のシートポジションを操作できませんでしたが、膝前スペースとしてはそこまで余裕がありませんでした。ホイールベースが2580mmとオフロード性能を優先するため、この車両のサイズにしては短めとなっている点が影響していそうです。ただ、後席はご覧のように前後スライドできるようですので、荷物の搭載状況によってはもう少し足元スペースを拡大できるかもしれません。
  • 床面の盛り上がり:センタートンネルもメカカルな4WDシステムであるため、プロペラシャフトが存在し、盛り上がっているため、後席3人乗りの際は窮屈な状態となるかと思います。
  • 快適装備の制限:シート形状は前席同様に合成皮革が使用されており、質感とメンテナンスのしやすさを両立しています。しかし、センターアームレストの設定がなく、後席専用のエアコン吹き出し口がセンターコンソールなどに配置されていないため、長距離移動における後席の快適性には、一定の制限がある点は要チェックポイントとなっています。

4-5. 予防安全機能(トヨタセーフティセンス)

ランドクルーザーFJには、最新の予防安全パッケージである、「トヨタセーフティセンス」が標準装備されています。ミリ波レーダーと単眼カメラ方式を採用しています。

  • プリクラッシュセーフティ:昼夜の歩行者や自転車、昼間の自動二輪車を検知して衝突回避や被害軽減をサポート
  • レーンディパーチャーアラート:車線から逸脱するおそれがある場合に警告を行う
  • レーダークルーズコントロール:全車速機能付き(※注意点:停止保持機能は備わっていません)
  • パノラミックビューモニター:標準装備。カメラを使用し、フロントビューや両サイドビュー、バックビューを画面に表示して安全運転を支援します。

最新車両ほどの充実ぶりとは言えませんが、必要十分な装備となっている印象です。

5. 見積シミュレーション

最後に見積シミュレーションを実施しました。

  • グレード:VX(一択)
  • ボディカラー:プラチナホワイトパールマイカ(メーカーオプション)
  • インテリアカラー:ブラック(一択)
  • メーカーオプション:1グレードのため選択肢ほぼなし
  • ディーラーオプション:基本的なフロアマット、ラゲージマット、ナンバーフレームのみ

見積もり合計金額

コミコミ価格:約483万円

この価格が乗り出し価格としては最低限かと思います。

正直なところ、同価格帯の車両と比較して、快適装備などの充実ぶりは劣るかと思いますが、その他のランクルシリーズと共通する機能性や悪路走破性などはこの車でも担保されており、そのコンセプトに共感できる方にとってはランクルシリーズの間口を広げる役割として、コンセプト通りのコスパの高さを発揮しているかと思います。

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