[新型車紹介] トヨタ 新型プリウス内外装紹介 進化ポイント8つ 注意点11つ 外観内装劇的進化

プリウス
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本記事の内容について

本記事では先日、トヨタ自動車より発表された新型プリウスの内外装紹介を行います。機能美を追求した外観やシンプルな内装デザイン、パワートレーンの刷新など劇的な進化が施されており、進化のポイントと注意点をまとめました。

グレード体系について

まずはグレード展開についてです。

今回の発表において
新型プリウスのグレード体系は明らかになりませんでしたが
基本的には現行プリウスのグレード体系が継続されるものと推定されます。

そのため、エントリーグレードのE、
ベースグレードのS、上級グレードのAが設定されるものと予想します。
これはPHEVも同様かと思われます。

車両本体価格が現行の場合は
プリウスのHEV仕様が
2597000円から3640000円、
プリウスのPHEV仕様が
3383000円から4010000円となっていますが
後ほど詳細を説明いたしますが、
パワートレーンが排気量アップの2Lエンジンと
モータを組み合わせたものに刷新されていること、
また機能面においても大幅なアップデートがなされているため、
車両本体価格の値上がりは避けられないものと思われます。

おそらくですが、より上級指向向けのユーザー向けへと
プリウスブランドを高めたい意図があるものと思われます。

パワートレーンについて

続いてパワートレーンについてです。

新型のプリウスには
ご覧の通り、大きく分けて3つのパワートレーンが設定されており、
1.8Lのエンジンとモータを組み合わせたHEV仕様、
2Lのエンジンとモータを組み合わせたHEV仕様、
2L HEV仕様のバッテリーを大型化し、外部充電可能としたPHEV仕様があります。

1.8LエンジンのHEV仕様が現行のプリウスにも採用されていますが
こちらは特にモータ関連ユニットの世代が最新世代のものへと置き換わっており、
新型ノア、ヴォクシーや先日年次改良が行われたカローラシリーズに採用されたものとなっています。

そのため、カローラシリーズと同様のモータが採用されている場合、
フロントのモータの馬力が23馬力アップ、
4WDを選択した場合の馬力が約34馬力アップと別ものとなっており、
より電動感の溢れる軽快な走りを実現されていると思われます。

またカローラシリーズとプリウスの燃費の差を考慮すると
30km/L後半の燃費を達成できるものと思われますので
コスパという面でも非常に優れたパワーユニットであると思われます。

2LエンジンのHEV、PHEV仕様に関しては新型プリウスから初採用される
今回の改良の目玉といえるパワーユニットとなっています。

HEV仕様に関してはおそらくですが
モータユニットに関しては1.8L HEV仕様のものと同じものを採用しつつ、
TNGA技術を採用した新世代のエンジンとなっており、
エンジン自体の熱効率も限界まで高められたものとの組み合わせとなっています。
結果として、システム最高出力が193馬力と現行の約1.6倍を実現しつつ、
現行同等の燃費性能を達成できているとのことです。

エンジン排気量アップのメリットとしては
加速に対するエンジンの余裕代にもあると考えられ、
追い越し時の加速などへのレスポンスの高さや
静粛性の高さなどが1.8L HEV仕様を上回る点であると考えられ、
より高級な走りが実現できているものと思われます。

PHEV仕様に関しては2L HEV仕様に大型のバッテリーを採用し、
外部充電が可能となった仕様となっており、
バッテリーが大型化したことでより大電流の供給が可能となり、
より積極的にモータの出力を引き出すことが可能となるため、
結果的に最高出力が223馬力とスポーツカー並みのスペックを実現されています。

またそのスぺックを有しつつ、EV走行距離を現行仕様から50%以上向上ということで
現行スペックからの単純計算では90km以上EV走行可能ということになります。

かつて私自身も現行PHEVのバッテリが満充電の状態で
100kmほど走行した際の燃料消費量が2L程度だった経験があり、
そのことを考えると日常使いにおいてはほぼEVとして活用できることと思われます。

そのため、PHEVは最上級仕様のユニットとしてふさわしい動力性能をもった
パワートレーンであることがいえます。

ただ一つだけ注意点としてHEV仕様には4WDの設定があるのに対し、
PHEV仕様には新型も4WD仕様の設定がないそうです。
おそらくバッテリ大型化などの搭載の問題かと思いますが、
使用環境によってはこのことがネックとなるユーザーの方もおられるかと思いますので注意です。

内外装色について

続いて内外装色についてです。
まずは外板色についてです。

新型プリウスには新規外板色のグレー系のアッシュ、
イエロー系のマスタードを含む全7色が設定されています。
ホワイト系が2色設定されている点からも
おそらくグレードごとに選択できる
カラーバリエーションが異なることが予想されるため、
グレード選択の際は注意です。

また現行プリウスに設定のあった
赤外線を反射し、車室内の温度上昇を抑え、
エアコンの使用頻度を落とすことで燃費アップに貢献する
サーモテクトライムグリーンの採用がないため、
新型プリウスが燃費スペシャルな車の立ち位置を変えようとしている点がうかがえます。

内装色に関してはご覧の3バリエーションが設定されており、
ブラックにシルバー系のアクセントがあるもの、
レッド系のアクセントがあるもの、そしてモノトーンのものがあります。

レッドのアクセントを配することで
スポーティな印象を与えるバリエーションが設定されていることからも
コモディティ化ではなく、ドライバーズカーとしての魅力を高める意図を感じられます。

またステップライン加飾と呼ばれる加飾が左から1つめと2つめのシートには配されていることから
この2つは上級仕様のグレードのものであることが推定されます。

外観紹介

外観紹介、まずはフロントフェイスまわりからです。

特徴的な面としてはハンマーヘッドをモチーフとした
切れ長のヘッドライトであり、bZ4X新型クラウンといったモデルと共通した
先進的なフロントフェイスとなっています。

このシャープなヘッドライトにあわせるように
フロントグリルの開口幅もフロントフェイス下部に最小限で開口されているなど
これまでのプリウスのみの個性あるフロントフェイスでなく
昨今のトレンドに準じたフロントフェイスまわりとなっていることで
幅広い世代に受け入れやすいデザインとなっていることと思います。

質感に関しても上級グレードであるためかと思いますが
グリル周りなどに無塗装樹脂部はなく、
非常に高い質感が担保されているものと思います。

一点気になる点がライトユニットが単眼となっているため、
対向車の検知し、防眩しつつハイビームを行う
アダプティブハイビーム機能がグレード問わず採用されないかもしれないことが
気になるところです。

サイドのデザインはこのようになっており、
ボディサイズは全長4600mm、全高1430mm、
全幅1780mm、ホイールベースが2750mmとなっています。
この数字を現行と比較すると全長+25mm、全高-40mm、全幅+20mm、
ホイールベース+50mmとなっています。
この比較からもわかるように新型ではよりローアンドワイドのシルエットが強調され、
スポーティかつ空力特性のよい車両へと進化しています。

フロントオーバーハングが延長されたこと
また、Aピラーの角度が極限まで寝かされていることで
車両前方から後端に至るまでのこれまでプリウスが採用していた
ワンモーションシルエットがより強調されていることがわかります。

このデザインは空力的にももちろん優れていることと思いますが
全高が下げられたことによりエコのためのデザインというわけではなく
純粋にかっこいいシルエットへと昇華されているように思います。

そう思う点としては19インチへと拡大された
ホイールの存在感もあいまってのことだと思われます。
おそらくですが全グレード19インチではなく
17インチや18インチのグレードも設定されることと思いますが、
積極的に19インチホイールを選択したいところですね。

面のデザインに関しては極力プレスラインを廃した
シンプルな面構成となっており、フロントフェイスとは対照的に
bZ4Xやクラウンの面処理とは異なる点で
プリウスのどの世代にも受け入れやすい
デザインコンセプトを体現しているものと思われます。

注意点としてはホイールアーチやBピラーなどの質感についてです。
この画像の上級仕様のグレードではピアノブラック調に塗装されていますが、
発表会の画像を見ると、無塗装樹脂の仕様もありましたので、
質感に関してはグレードごとに若干の差異がありそうです。

懸念点としてはふたつあります。

1つ目が全高ダウンにより居住空間が狭くなっているかもしれない点ですが、
ホイールベースが延長されていることと、
ヒップポイントがダウンしていることで
現行以上の居住空間が確保されていそうです。

2つ目が全長およびホイールベースの延長分が
フロントオーバーハングの延長および室内長の延長にあてがわれており、
リアのオーバーハングが短くなっていることによるトランク容量の減少です。
こちらの画像の通り、バッテリーや燃料タンクの配置の適正化により、
トランク容量を現行より拡大したとのことですが
こちらは実際に実車を確認してみることをおすすめします。

リアのデザインはこのようになっており、こちらに関しても昨今の流行りを採用した
一文字のテールランプが先進感を演出しており、クラウンやMIRAIと共通性があることで
高級感があり、車格が上がったようにも思えます。

マフラーは隠されるデザインになっており、
下部の樹脂パーツもピアノブラック調に塗装されているなど
高い質感が担保されていることが印象的です。

また現行までのプリウスで採用されていた分割式のリアウィンドウではなくなっていることで
全高は下がりましたが、後方視界としてはアップしているかもしれません。

内装紹介

続いて内装紹介、運転席周りについてです。

ひとめみて内装のコンセプトが現行までと大きく異なることがわかります。

現行ではセンターディスプレイが採用されていたものが
新型ではオーソドックスなメーター配置へと変わっています。

ただ、メーターの配置の前後位置は通常のトヨタ車とは異なり、
ハンドルの上からメーターをみる
bZ4Xと同様のアッパーマウント方式が採用されています。

この方式を採用したことで目線移動がより少ない状態で
車速情報などを読み取ることができるため、
この機能からもドライバーズカーとしての側面を
強く持っていることがわかります。

ただこの仕様を採用されているbZ4Xを
一度試乗したことがあるのですが
ハンドル位置など少し慣れが必要であったので
こちらも実車の感じを一度確認された方がいいかと思います。

bZ4Xの場合は非円形のステアリングの採用を
前提とした設計であるため、この方式の採用が理解できたのですが
プリウスでは非円形ステアリングの採用は予定されていないかと思いますので
この方式を採用した背景が少し謎ですね。
このメーター方式の採用に伴い、ハンドルデザインに関しても
bZ4X採用のものと同じものが採用されているものと思われます。

運転支援系の装備としては最新のトヨタセーフティセンスが採用されるとのことですので
年次改良が実施されたばかりのカローラシリーズに採用されている
レーダクルーズコントロールの機能や右左折時の対向車や歩行者を検知できる
プリクラッシュセーフティの採用を行われているものと思われますので
標準装備の機能だけで運転初心者の方でも安心して運転できるものと思われます。

それに加えて車側が駐車動作をすべて行う
アドバンスドパークの採用の行われるそうです
おそらくオプションかと思いますが
運転に不安のある方はそちらの装備を選択されることをおすすめします。

今回のプリウスは全高が低くなったことや
Aピラーの角度がより寝かされていること、
現行も抱えている斜め後ろの視界の悪さなど相まって
車両感覚のつかみやすさや視界の広さに関しては
どうしても悪化しているかと思われますので
アドバンスドパークやパノラミックビューモニターなど
予防安全装備は積極的に選択した方がよいかと思います。

ナビとしては12.3インチもしくは8インチのナビが採用されており、
上級グレードには12.3インチ、ベースグレードには8インチナビが
装備されることになるかと思いますので注意です。

このナビに関しても横長のナビが採用されていることで
運転中の視界の邪魔にならないように配慮されており、
先に述べた前方視界の確保に工夫が凝らされていることがわかります。

また現行からボタン配置が見直されたことで
運転中に視界に入る要素が極力排されていることで
運転に集中しやすいシンプルな空間づくりが行われていることが新型の特徴です。

さらにそのナビの下部にはアンビエントライトが配されていることによる
光による演出によって質感が高められているのと同時に
予防安全機能と連動したトヨタ初の警告機能をもっているとのことで
機能性と質感アップ果たした機能であり、全グレード標準装備であってほしいところです。

センタートンネルには
従来デザインとは異なる電子式のシフトレバーが配置されており、
クラウンのものに近いデザインとなっているため、
誤操作の防止であることに加えて、操作感としてもより高級感が高められているものと思います。

その横にはクラウンに採用されている縦型の置くだけ充電が採用されており、
省スペース化と機能性をもったアイテムとなっています。

これの採用により、ペットボトルホルダーが横置きに二つおけるようになっていたりと
新型プリウスの内装は機能性に加え、空間効率の進化を著しく感じます。

シート形状としてはご覧の通り、サイドのサポートの張り出した
機能性を重視した形状となっており、
動力性能アップに伴うスポーティなドライブにも対応可能なものとなっていると思われます。

後席の快適装備としては現時点ではほとんど判明していませんが
ご覧の通り、ムーンルーフのオプション装備はあるのは確実となっています。

ただし注意点としてPHEV仕様の場合は
ソーラー充電機能をルーフに装備することも可能となっており、
こちらを採用した場合はムーンルーフの採用はできないと思われますので注意です。

まとめ

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