本記事の内容について
レクサスの公式ホームページにて、主力SUVである「NX350」の販売終了が正式にアナウンスされました。これまで一部のクルマ好きから根強い支持を集めていた純ガソリンターボモデルですが、今回の発表により新車でのオーダーができなくなりました。
今回の最大のポイントは、レクサスがハイブリッド(HEV)やプラグインハイブリッド(PHEV)を中心とした電動化モデルへの移行を加速させている点です。NXにおいては、以前販売終了となった自然吸気エンジンの「NX250」に続き、今回の「NX350」終売によってラインナップが完全に電動化されることになります。
この記事では、今回の販売終了の概要をはじめ、レクサスNXの現在のグレード構成や価格、そして今後のクルマ選びにおける注意点について詳しく解説します。

この記事でわかること
・NX350の販売終了に関する公式発表の内容
・レクサスNXの最新グレード構成と車両価格
・NXに用意されているハイブリッド・PHEVの特徴
・ガソリンターボ車を購入したい場合の今後の選択肢
今回の発表内容・変更点
今回のニュースの核心は、レクサスNXのラインナップから主要な純ガソリンターボモデルが姿を消したことです。
| 項目 | 内容 |
| 発表時期 | 2026年8月 |
| 販売終了モデル | NX350(2.4Lターボ) |
| NXの今後の構成 | NX350h(HEV) NX450h+(PHEV)の2種類へ集約 |
今回特に注目すべきポイントは、スポーツ志向の強い「NX350」がラインナップから外れたことです。2.4L直列4気筒ターボエンジンとAWDを組み合わせたNX350は、モーターアシストのないダイレクトな加速感や軽快な吹け上がりが魅力でした。しかし、レクサスの電動化戦略の推進に伴い、NXシリーズはハイブリッドを中心としたラインナップへと完全に舵を切ることになります。
グレード構成と車両価格
ガソリンモデルのNX250およびNX350が販売終了となったことで、現在のレクサスNXのラインナップはハイブリッド(HEV)の「NX350h」と、プラグインハイブリッド(PHEV)の「NX450h+」の2種類に集約されています。
現在のグレード構成と車両本体価格(税込)は以下の通りです。
| グレード | パワートレーン | 駆動方式 | 価格(税込) | 主な特徴 |
| NX350h | 2.5L HEV | 2WD (FF) AWD | 5,500,000円 5,770,000円 | 装備を厳選したベースモデル |
| NX350h “version L” | 2.5L HEV | 2WD (FF) AWD | 6,376,000円 6,646,000円 | 本革シート等の豪華装備を備えるラグジュアリー仕様 |
| NX350h “F SPORT” | 2.5L HEV | 2WD (FF) AWD | 6,406,000円 6,676,000円 | 専用サスや外装を備えた人気スポーティモデル |
| NX350h “OVERTRAIL” | 2.5L HEV | AWD | 6,876,000円 | 悪路走破性を高めたアウトドア志向モデル |
| NX450h+ “version L” | 2.5L PHEV | AWD | 7,495,000円 | 外部充電可能な最上級ラグジュアリー仕様 |
| NX450h+ “F SPORT” | 2.5L PHEV | AWD | 7,585,000円 | PHEVの力強い走りとF SPORTの装備を両立 |
| NX450h+ “OVERTRAIL” | 2.5L PHEV | AWD | 7,725,000円 | 最上級PHEVのアウトドア特化モデル |
※価格は2026年8月時点の公式情報に基づく税込価格です。
エントリーモデルであったガソリン車がラインナップから外れたため、NXシリーズのスタート価格はNX350h(2WD)の550万円からとなります。車格や充実した標準装備を考えれば妥当な設定ではありますが、従来モデルと比較すると購入のハードルが少し上がったと感じる方もいるかもしれません。

各グレードの特徴
現在のNXに設定されている主要なパッケージ(グレード)の特徴を整理します。購入検討時の参考にしてください。
・標準仕様(NX350hのみ)
最も価格を抑えたベースグレードです。安全装備やナビゲーションシステムなどの基本機能はしっかりと備わっており、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。
・“version L”(バージョンL)
ラグジュアリーさを追求した上級グレードです。本革シートや後席の快適装備などが標準装備され、落ち着いた内装デザインが特徴。同乗者の快適性や高級感を重視する方におすすめです。
・“F SPORT”(Fスポーツ)
専用のフロントグリルやスポーツシート、専用チューニングされたサスペンションを備えるスポーティグレードです。走りの楽しさとアグレッシブな外観を求めるユーザーから最も高い人気を集めています。
・“OVERTRAIL”(オーバートレイル)
自然と共生するアウトドアライフスタイルを提案する新しいグレードです。悪路走破性を高めた専用サスペンションや、ブラックアウトされた外装パーツ、専用カラーのインテリアを備えています。SUVらしいタフなデザインが好きな方に最適です。
パワートレーン
現在新車で購入可能なNXのパワートレーンは以下の2種類です。
| 項目 | NX350h (HEV) | NX450h+ (PHEV) |
| エンジン | 2.5L 直列4気筒 | 2.5L 直列4気筒 |
| システム | トヨタハイブリッドシステム | プラグインハイブリッドシステム |
| 外部充電 | 非対応 | 対応 |
| 駆動方式 | 2WD / AWD | AWD |
・NX350h(ハイブリッド)
2.5Lエンジンにモーターを組み合わせた、レクサス伝統のハイブリッドシステムです。滑らかな発進と高い静粛性が特徴で、街乗りから高速道路までシーンを選ばず快適に走行できます。燃費性能にも優れており、日常使いでの満足度が非常に高いパワートレーンです。
・NX450h+(プラグインハイブリッド)
大容量バッテリーを搭載し、自宅や充電スタンドで外部から充電できるモデルです。日常の買い物や通勤程度の距離であれば、ガソリンを使わずに電気自動車(BEV)として走行することが可能です。また、システム出力も高く、アクセルを踏み込んだ際の力強い加速はハイブリッドモデルを凌駕します。

従来モデルとの違い(失われたガソリンターボの魅力)
今回販売終了となった「NX350」は、モーターアシストを持たない純粋なガソリンターボエンジンを搭載していました。
| 項目 | 従来存在したモデル | 現在のラインナップ |
| NXのガソリン車 | NX250(2.5L自然吸気) NX350(2.4Lターボ) | 販売終了(HEV/PHEVのみに集約) |
ターボエンジン特有の「回転数が上がるにつれて伸びていくパワー感」や、エンジンの鼓動を直接感じられるフィーリングは、ハイブリッド車では味わえない独自の魅力がありました。とくにNX350は、スポーティなF SPORTやOVERTRAILと相性が良く、運転そのものを楽しみたい層から支持されていました。
今回のラインナップ整理により、車種全体の環境性能や静粛性は底上げされたと言えますが、純内燃機関のフィーリングを好むユーザーにとっては少し寂しい変更となりました。
購入検討時の注意点
今回の発表を踏まえ、購入検討者が注意すべきポイントは以下の通りです。
1. NX350は新車オーダー不可
すでに公式ホームページで「販売終了」がアナウンスされているため、NX350を新車でオーダーすることはできません。もしどうしてもガソリンターボのNXが欲しい場合は、ディーラーの在庫車を探すか、レクサス認定中古車(CPO)などで中古車を探す必要があります。
NXよりも一回り大きいRXには現在もガソリンターボ(RX350)が設定されていますので、どうしても2.4Lターボエンジンを楽しみたい方は、RX350を比較検討の候補に入れるのもひとつの手です。
まとめ
今回のニュースの重要ポイントをまとめます。
・レクサス公式にて「NX350」の販売終了が発表された
・NXシリーズからガソリン車が完全に消滅し、HEVとPHEVのみとなった
・ガソリンターボを求めるならRX350への変更や中古車を検討する必要がある
今回の販売終了は、レクサスが掲げる電動化ビジョンに向けた大きなステップと言えます。魅力的なガソリンターボモデルが姿を消してしまうのは寂しい部分もありますが、残されたハイブリッドモデルのNX350hやPHEVモデルのNX450h+は、どちらも高い静粛性と優れた走行性能を誇る完成度の高い車です。
購入を検討されている方は、ご自身のライフスタイルや充電環境(PHEVの場合)に合わせて、最適なパワートレーンとグレードを選択してみてください。
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