【GRスープラ納車5年レビュー】満足点&不満点を本音で解説!未来のスポーツカーオーナー必見!

スープラ
関連広告

本記事の内容のついて

今回の記事では、先日投稿した維持費の動画に続いて、納車5年を迎えた私のGRスープラに対する満足点と不満点を紹介します。不満点に関しては、事前にスープラオーナーにヒアリングさせていただいたものも一部取り上げており、様々な方の参考になるかと思います。ただ、スープラには不満点を払しょくする良い点がたくさんありますし、動画内で不満点に対する対策もなるべく紹介していきます。未来のスポーツカーオーナーの方たちの参考となれば幸いです。

満足点1つ目

まずは満足点からになります。

満足点の一つ目は、何より見た目がかっこいいことですね。これに関しては5年目になっても飽きることなく、変わっていません。CUSCOの牽引フックを取り付けたことでレッドの差し色が追加され、また一味違う表情となり、その変化を楽しんでいます。

元々の切れ長のヘッドランプやシャープに突き出たノーズのフロントフェイスが他に似た車がなく、オンリーワンの存在感を放っています。空力特性に寄与するフロントリップが標準で装備されていることで、フロントに関しては純正のままでも手を加える必要性を感じないほどの仕上がりとなっています。

サイドに回り込むと、FR車らしいプロポーションが昨今珍しい形となっていますが、2人乗りでしか実現できなかったであろうこのフォルムは今でもかっこいいなと思います。ちなみに純正から追加したパーツに関しては、これらの過去動画で紹介しておりますので、そちらもあわせてご覧いただきたいです。ホイールや車高ダウンなど、当初から手を加えたいと考えていたカスタムは一通りやり切った感があり、あとは丁寧に乗っていこうとぼんやり考えています。斜め後ろからのシルエットが一番のお気に入りであり、リアフェンダーの盛り上がりなど実用性ではなく走りを追求したが故のフォルムが所有満足度を満たしてくれます。

ただ、購入前から分かっていたので不満点にはなりませんでしたが、ダミーのダクトが多いことと、結局ダミーはダミーだったのかなという点が挙げられます。

スープラの最終仕様であり、GT4の公道仕様といえるFinal Editionでも開口されていなかったので、効果のほどに疑問が残るところです。

満足点2つ目

満足点二つ目は、直6エンジンの吹け上がりとサウンドの良さです。
高速道路合流時の様子などは下部のyoutube動画からご覧ください。
鋭くエンジンが吹け上がり、純正マフラーのままではありますが非常に気持ちの良い音を出してくれます。公道では限られた場面でしか聞くことはできませんが、非常に気持ちいいですし、ついスポーツモードにしがちです。TOMʼsのパワーボックスを取り付けたことでさらなるパワーアップを果たしており、ますます公道では持て余すスペックとなってしまいましたが、サーキットなどで楽しめればと思います。

回転数を高めに維持して走っても不快な振動はなく、気持ちのいい部分のみをドライバーに届けてくれるエンジンです。さらに現時点では、このエンジンをよりダイレクトに操ることができるMT仕様も追加されたことで、この魅力はさらに高まっていると思います。

満足点3つ目

満足点三つ目は、このように回転数を上げがちなエンジンですが燃費が思った以上に良いことです。
先日の維持費の動画でお伝えした通り、納車5年目時点での平均燃費は11.5km/Lとなっています。
いつもスポーツモードで走っているわけではありませんが、燃費走行を意識しているわけでもありませんので、300馬力オーバーの車という観点で見るとかなり燃費が良い方だと思います。
ガソリン代を気にして乗る車ではありませんが、思わぬメリットです。

満足点4つ目

満足点四つ目は、運転支援系の装備が充実していることです。
スープラには前の車との距離を一定に保ちつつ定速走行を行えるレーダークルーズコントロール機能が、AT仕様の場合標準装備されています。この機能があることで目的地に到着するまでのドライバーの疲労がかなり軽減されます。私自身、北海道旅行などかなりの長距離ドライブを経験しましたが、この機能と直進安定性の高さのおかげで目的地に着いてもくたくたになったことはありません。実際、たとえスポーツカーに乗っていても単調な高速道路の走行は退屈ですし、峠やサーキットなど目的地に着いてからが本番ということがほとんどだと思いますので、この快適装備にはいつも助けられています。MT仕様の場合、残念ながら一定車速で走行するのみで前走車との車間を調整できないクルーズコントロールのみとなっており、不満に挙げられているオーナーの方もおられましたね。

満足点5つ目

満足点五つ目は、街乗り走行でも普通の乗用車のように扱えることです。
スポーツカーに乗っていると、足回りの硬さなどで街乗りでは不快な振動が発生し乗り心地が悪いといった印象を持たれがちですが、スープラの場合はSZ-R、RZに搭載されている電子制御サスペンションが上手く働いているのか、街乗りでも不快な振動はなく、同乗者からのクレームもこれまで特にありません。静粛性に関してもタイヤをミシュランのパイロットスーパースポーツからスポーツ5に変更するとタイヤからのノイズがかなり軽減され、より快適性に磨きがかかりました。また、車高を下げた状態でもきつめの傾斜であっても気を付けはしますが、スポーツカーにありがちなあご下を擦るといったこともほぼなく、車両感覚さえつかめてしまえば普通の乗用車ライクに乗ることができます。
運転初心者におすすめとまでは言いませんが、クリアランスソナーなども装備されているので、スポーツカーの中では運転しやすい部類ではないかと思います。

満足点まとめ

こちらが満足点のまとめとなります。
満足点に関しては納車後の振り返りシリーズで挙げたものとほぼ変わっておらず、納車から5年経っても魅力が色あせていないということかと思いますので、6年目も大事に乗っていきたいと思います。

続いて不満点についてですが、あくまでも個人的見解であり、ここまでに挙げた満足点で十分おつりが来るレベルであることを先に申し上げておきます。

不満点1つ目

不満点一つ目は、クラクションの音がかっこ悪いことです。
車内および車外からの音は下部のyoutubeお聴きください。

このような音となっており、何というか高級感を感じない音です。
Z4の音はこのような音ではなく、スープラはなぜこうなったのかという印象です。
DIYで何とかしたいところですが、正直なところ納車からの5年間でクラクションを鳴らした回数が片手で数えられる程度なので、わざわざカスタムするほどではないかなという感覚で、結局手を付けられていません。

不満点2つ目

不満点二つ目は、ETCユニットの取って付けた感です。
これはTwitterでも多く挙げられていました。2年目の不満点にも挙げていますが、いまだに気になります。Z4はルームミラーと一体構造で非常にすっきりしているので羨ましい限りです。DIYで対処できるかもしれませんが少し難易度が高そうで尻込みしています。納車待ちのオーナーで気になる方がいれば、一度ディーラーに相談してみてもよいかもしれません。

不満点3つ目

不満点三つ目は、点検・異常のリマインドがわずらわしいことです。

まずは点検リマインドについてです。スープラはオイル交換時期などを車両が記録しており、走行距離などが交換タイミングを過ぎるとエンジンをかける度に点検時期超過のリマインドを発します。リマインド自体はありがたいのですが、エンジンをかける度に警告されるのは正直うっとうしいです。過去動画で紹介している方法でリセット可能ですので、気になる方は参考にしてください。

続いて異常リマインドについてです。
HKSのハイパーマックスツーリングに交換してから走行するたびに警告が表示されるようになりました。毎度のことで特に問題は発生していないためメッセージを閉じて無視していますが、メーターの警告は残り続け、燃費表示などに切り替えても一定時間経つとまた異常リマインドが割り込んできてうっとうしいです。ドライバーに警告してくれるのはありがたいのですが、ナビ画面に一度表示するだけで十分ではないかと思います。

不満点4つ目

不満点四つ目は、三つ目と関連しメンテナンス費用が高いこと、またディーラーでの作業時間が長くかかりがちなことです。
承知のうえで購入しているので不満点に入れるべきではないかもしれませんが、2回目の車検でも結構な費用がかかりました。特にエアコンフィルター交換だけで2万円程度の工賃となっており、その高さに驚きました。自分で交換した際にかなり苦労したので、メンテナンス性という観点でも高価になるのは致し方ないのかもしれません。またBMW社製のメンテナンス設備を使用する必要があるためか、ディーラー整備の時間もかかりがちで、車検の際は一日預かりとなりました。リコール対応の際もメンテナンスキットが配備されておらず対応まで時間がかかった経験がありますので、不具合対応時に少し不安があります。

不満点5つ目

不満点五つ目は、Twitterコメントでも多かったのですが、メンテナンスに関連してトルクスボルトなどの専用工具・専用技術が必要となることです。
エンジンルーム内の大部分のボルトがトルクスとなっており、これまでDIYで使用していた工具が使えず新規に購入する必要が生じます。また、車の出自が特殊なため社外カスタムパーツ取付を専門店に依頼する際にスープラの取り扱いに慣れたショップが少ない点も挙げられます。トヨタ車専門のショップでは手に余る可能性があり、不満や不安につながる場面も多いかもしれません。

不満点6つ目

不満点六つ目は、キーの反応が悪く電池の消耗が激しいことです。
Twitterコメントでも挙げられていました。ご覧の通りプッシュスタートボタンを押してもエンジンがかからず、何度か試すと反応する状態です。キー電池の消耗が原因と考えられますが、これまでに2〜3度交換しており、3年間の使用期間で考えても少し消耗が激しいように思えます。

不満点7つ目

不満点七つ目は、洗車時にトランク内部へ水が入ることです。
昨年から解消できていない不満点となっています。車内が水浸しになるわけではありませんが、ボディ内側には確実に水が入り、シール部がへたってくると雨漏りの懸念があります。汚れもたまりやすい箇所のため、何らかの対策が必要です。

不満点8つ目

不満点八つ目は、トランク関連でトランクオープナーがリア側にないこと、運転席ドア開閉時のトランク再ロック問題です。
スープラはおそらくデザイン要件からリア側にオープナーがなく、運転席ドア横のスイッチまたはキー操作でのみ開閉できます。ひと手間増えることでわずらわしさを感じる方が多いようです。

再ロック問題については、トランクを一度開けたあとドアを閉めると、その衝撃でトランクにロックがかかり、再度解除ボタンを押さなければならない点です。これが起きるとかなり面倒です。
対策として、トランク内の二つの突起を反時計回りに回して歯車部分を少しせり上げると、トランクが再ロックされる頻度が減りました。水入りにも変化はないので、一度オーナーの方は試してみてください。

不満点9つ目

不満点9つ目は、ウィンドウガラス開閉時のビビり音です。
最近、窓を開閉するとビビり音が発生するようになりました。原因は窓ガラスと接するゴムモールの硬化であり、サッシュレスのためピラー付近のゴムモールにシリコンスプレーを塗布するとビビり音が解消しました。同様の不満を抱えている方は試してみてください。また、ウィンドウのゴムモール自体の劣化も目立つようになってきたので、何らかの対応が必要そうです。

不満点10つ目

不満点10つ目は、Twitterコメントで多かったのですが、BIMMERCODEなどでコーディングを行わないと設定できない項目が多いことです。
代表的な項目として、アイドリングストップのメモリー機能、スポーツ+モードの追加、バック時のサイドミラー角度調整などが挙げられます。これらはBIMMERCODEのようなコーディングツールを用いないと変更できず、通常の車両設定では不可のため不満に思っている方が多い印象です。

不満点+α

最後に、スープラ自体の不満ではありませんが販売店の情報連携について不満があります。
今回のスープラFinal EditionはGRガレージ専売であり、GRガレージ店舗でしか抽選できません。
私が購入した店舗は通常のトヨタディーラーでGRガレージ併設ではなかったため、専売車両の情報が届きにくいという不平等感を覚えました。

不満点まとめ

改めて不満点のまとめです。
納車5年目を振り返り気になるところを挙げましたが、承知のうえであったり対策を講じているものもあります。繰り返しとなりますが、個人的見解でありスープラの魅力を損なうほどではないことを改めてお伝えします。将来スポーツカーの購入を検討されている方の参考となれば幸いです。

youtube動画

コメント

タイトルとURLをコピーしました