[自動車レビュー]トヨタ「 アクア」 内外装紹介 ライバル車種(ヤリス,ノート,フィット)とカタログスペックも比較

アクア
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展示車両概要

今回紹介するアクアの仕様はご覧の通りです。
グレードとしては2 wd の z グレード、パワートレーンはヤリスハイブリッドと同じ1.5リッターハイブリッドとなっており、車両本体価格は約240万円です。
外板色はクリアベージュメタリックという新規設定色、内装色はブラックとダークネイビーのコンビネーションとなっていました。

カラーバリエーション

アクアの外板色には他にも定番のホワイトパール、ブラック、シルバーに加えて、プリウスと同じ赤色のエモーショナルレッド、同じくプリウスと同じ青色のダークブルーマイカ、個性的な色としてはヤリスクロスと同じゴールドのブラスゴールドメタリック、RAV4と同じアーバンカーキが設定されています。個性的な色も含めて結構バリエーション豊富な印象です。

ホワイトパール
ブラック
シルバー
エモーショナルレッド
ダークブルーマイカ
ブラスゴールドメタリック
アーバンカーキ

車両本体価格について

続いて車両本体価格についてです。
ライバル車種の価格を並べてみました。ノートに関してはオーラを含めてはいません。

このグラフを見るとこれまで価格がかぶりがちだったヤリスよりも一段とアクアは高級志向となっており、住み分けを意識されていることが分かります。またこの車種の中ではノートが少し頭を抜けていますが、このあたりの値段の差がアクアの内外装のクオリティに表れているかどうかをチェックしていこうと思います。

動力性能について

続いてアクアの動力性能をライバル車と比較してみました。
まずはモーターのトルクです。

この比較をみるとモーターのトルクはノート、フィットがアクアを大きく上回っていました。ヤリスとは同じユニットを搭載しているので同じ結果になります。ノートは常に、フィットも街乗りでは主にモーター駆動が主となるので、より強力なモーターが搭載されており、走り出しの軽快感ではアクアはこの2車に劣ってしまうかもしれません。

ただ燃費の比較をするとアクア、ヤリスに搭載されている1.5リッターの THSシステムが優秀であり、ほかの2車種を上回っています。アクアの最高燃費35.8km/Lはヤリスの36km/Lには及びませんが、アクアにはリチウムイオン電池よりも優れたエネルギー密度を持つバイポーラ型ニッケル水素電池というものが搭載されており電動ドライブが可能な車速域が増大しているとのことなので、走らせ方によってはアクアの燃費がヤリスを上回るかもしれません。このあたりは試乗できる機会があれば試してみたいと思っております。

ボディサイズについて

続いてボディーサイズです。
こちらもライバル車種と比較していこうと思います。

アクアのボディーサイズは全長が4050mm、全幅が1695mm、全高が1485mm、ホイールベースが2600mmとなっています。このサイズは先代と比較すると全長と全幅は変わらず全高が+30mm、ホイールベースが+50mm となっているそうです。このことから取り回しを犠牲にせずに居住空間と荷室空間の拡大が図られていることが分かります。

こちらのグラフは横軸に全長、縦軸にホイールベースを取ったグラフとなっています。このグラフを見るとヤリスとアクアがボディーサイズでしっかりと差別化されていることがわかります。
ヤリスは全長もホイールベースも短く、アクアはこの車種の比較の中で全長もホイールベースも一番大きいことになります。これは意外でしたね。
フィットに関しては、ヤリスよりもホイールベースが短いにも変わらず、ヤリス以上の居住性が確保されているので、このあたりにホンダが得意とするシートアレンジの特性を見ることができます。

外装チェック

今回のアクアは先代からのキープコンセプトでありながら、ヘッドランプやノーズ回りが切れ長になっていることでスマートさが増した感じになっていました。ヤリスがだいぶスポーティに振っているので、今回のアクアの中性的な見た目はどなたにも似合うエクステリアとなっており、このあたりはさすがトヨタだなという印象です。

ライトチェック

ヘッドライト点灯状態
テールランプ点灯状態

トランク容量について

アクアのトランク容量を紹介していきます。
このような形になっておりまして、全長と全高が拡大されていることで高さ方向としては結構あるかなと思ったので、高さがあるものを積みやすいかなと思うんですけれども、横方向のえぐりはあまりされていませんでしたので、容量としてはあまり広くないかなという印象でした。

ただこのような形でシートアレンジ、後席を倒すことで、長尺物ものせられるようになります。
若干段差はあるんですけれども、ここまですればかなりのものが積めるかなと思いますので緊急時としては十分な実用性を発揮してくれるクルマじゃないかなと思います。

内装チェック

アクア内装紹介を行っていきます。まず運転席周りからです。
画像の部分はソフトパッドで覆われていますし、メッキのパーツも埋め込まれています。ちょっと傷つきそうですけどね。

さらにドアの持ち手のところもソフトパット+ステッチいりとなっていまして、かなりクオリティは上がっているなと思いました。

さすがにドアの窓の開閉のところはメッキ処理とが施されていまかったですけれども、下のほうにはペットボトルが入りそうな収納スペースも確保されていて実用性はかなり高そうだなという印象を受けました。やはり先代から比べると質感上がってます。
次にステアリングのデザインです。こちらはおそらくヤリスと共通のステアリングかなと思うんですけれども、右側にトヨタセーフティセンス関連のスイッチ、左側にオーディオ関連のスイッチがまとめられています。

続いて、このダッシュボード周りのソフトパッドの使われ方が特徴的だなと思いました。このメッキのパーツに囲まれている部分っていうのが全てソフトパットが使われていて、今回の内装がネイビーということもありまして、かなりデザインとしておしゃれだなと思いました。結構特徴的なソフトパッドの使われ方かなと思います。ちょっとマツダ3にも似ているような気がしますけれども。

アクアのメーター周りのデザインです。左側にシフトの情報、右側に速度の情報が大きく表示されていて、視認性は高そうだなと思いました。今回の展示車切り替えることができなかったんですけれども
真ん中のところの情報を切り替えることによって燃費だったり、トヨタセーフティセンスの稼働状態を表示することができるようです。

続いてディスプレイ周りです。下図がトヨタの内装のおそらくトピックスである10.5インチのディスプレイオーディオです。やっぱり10.5インチをコンパクトカーの内装に持ってくるとすごい存在感でした。一応自分の目線から見てみて、稜線からかぶるっていうことはなかったんですけれども、インパクトは強かったですね。これだけの大きさがあると情報の表示、視認性はかなり高いかなというふうに思います。

このディスプレイの下には運転中に見ずに操作したくなるようなボタンがまとめられていました。
ボリュームのボタンやディスプレイオーディオ用のホームボタンであったり、エアコン関連のスイッチがまとめられていました。

やっぱりこのあたりのスイッチの機能というものはディスプレイを運転中に操作するっていうのはかなり困難でありますので、運転中に見ずに操作できるような配慮がされているとありがたいので、このあたりが物理スイッチとしてまとめられているのはさすがだなというふうに思います。またこのパネルもピアノブラックで仕上げられているのでやっぱり目に見える部分の質感というはかなり高いなという印象でした。そしてシフトが上側に配置されていることでセンタートンネルまわりがかなりスッキリしました。

こちらにはスライド式のスマホ置きがあります。ここにスマホを置いてスライドさせて usb ポートにケーブルをつないで充電しながら使ってくださいということだと思います。

その後ろにペットボトルホルダー2つとシートヒーターのボタンがありました。さらにアームレストもかなり大きなものがついていて、その中の小物入れもかなり深さがありましたねこれはかなりいろんな物が置けるんじゃないかなと思います。

最後シートのデザインについてです。この展示車は合成皮革とファブリックの組み合わせになっていました。このストライプのパブリックのシートのデザインがすごくオシャレでしたね。これだと男性にも女性に受けがいいデザインじゃないかなというふうに思います。

続いて後席周りの紹介を行っていきます。
後席の質感に関しては、前席と比べるとちょっと落ちてしまっているかなという印象でした。
色々触っているところが後席のドアの内側なんですけれどもちょっとハードプラが使われている箇所が大きくて、前席だったらソフトパッドが使われている場所もハードプラが多く使われていました。

またドアの下側にポケットっていうのがなくてですね、収納スペースとしてもだいぶ限られてしまっている印象でした。

ただ冒頭で申し上げた通り、ホイールベースが50ミリ延長されているというところで、私は身長170センチなんですけれども私のドライブポジションに合わせた状態でこれだけのレッグスペースが確保されていて、頭上のスペースも握りこぶし1個ぐらいは入りそうなイメージだったので居住性としてはだいぶ改善されてるんじゃないかなと思います。

あとこちらに今回の特徴である非常時に使えるような外部給電できるようなアクセサリコンセントが付いているのが特徴でした。

後、コンパクトカークラスで珍しいんじゃないかなと思うんですけれども、アームレストもついていました。ここにペットボトルを置くことによって収納スペースというの確保されているんですけれども、私としてはアームレストにペットボトルを置くと言うよりもドアポケットの中に置いた方が安定感はあるかなと思いますので、アームレストも欲しいところではあるんですけど、ポケットとかも設けておいて欲しかったですね。

後席から見た内装の全景はこのようになっています。
ダッシュボード周りにソフトパッドが多用されていたり、シフト周りにピアノブラックのパーツが使われていることで見た目の質感はかなり高まっていることが見てわかりました。
やっぱりこのあたりからもヤリス比較して値段が高い分、高級志向を乱していることが分かります。そのためなんですけれども、後席の質感をもう少し上げて欲しかったかなというのが正直なところです。

その他機能について

まずは トヨタセーフティセンスです。
アクアには最新の予防安全技術が標準装備されており、車線逸脱を防止するレーントレーシングサポートをはじめとした3つのサポートが備えられています。スープラはレーンディパーチャー止まりなので正直なところ羨ましいですね。

続いて、トヨタチームメイトアドバンスパークです。
こちらは駐車のサポート技術となっており、ハンドル操作、アクセル、ブレーキ操作に加えて、シフトの操作も車自身が行ってくれるそうです。このシフト操作も含めて実施する機能はトヨタのコンパクトカー初の技術のようです。コンパクトカーは運転に苦手意識を持たれる方の選択肢になりやすいと思われるので、このあたりのサポートが強力なのは嬉しいところですね。

最後に外部給電機能です。
内装紹介の際に後席にあったアクセサリーソケットを利用して、アクアから1500ワットの家電までに電力を供給できる機能が標準装備となっています。災害時の頼みの綱となってくれる頼もしい機能でもありますし、そうでなくてもオートキャンプなどでも重宝できる機能かもしれません。

まとめ

youtube動画


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