【新型車紹介】 トヨタ(TOYOTA) クラウンセダン内外装紹介 装備内容注意点7個

クラウン
関連広告

本記事の内容について

今回の記事では、先日トヨタ自動車より発表された新型クラウンセダンの内外装紹介を装備内容に関する注意点含めて紹介していきます。

グレード構成について

まずはグレード構成になります。

クラウンセダンには現状、上級グレードのZのみが設定されており、搭載されるパワートレーンとしては直列4気筒2.5Lエンジンとモータ、および有段ギアを組み合わせたマルチステージHEVと燃料電池システムを搭載したFCEVがとなっています。駆動方式としては後輪駆動のみとなっており、乗車定員は5人となっています。

上級グレードのみと設定となっているため、車両本体価格はご覧の通り、かなりの高額となっています。

ここで注意点としてはFCEV仕様の方がHEV仕様よりも100万円高額ですが、FCEV仕様では補助金の交付を受けられると考えられ、仮にMIRAIと同額の補助金が交付される場合、HEV仕様よりも車両本体価格が低くなるため、居住環境、車両の使い方によってはFCEVの方がお得に購入できる可能性があります。

パワートレーンについて

続いてパワートレーンについてです。

クラウンセダンに搭載されるパワートレーンとしては直列4気筒2.5Lエンジンとモータ、および有段ギアを組み合わせたマルチステージHEVと燃料電池システムを搭載したFCEVとなっています。

マルチステージHEVは通常のHEVシステムに変速機構を組み合わせることで、あらゆる状況においても
アクセルを踏み込めばエンジンがレスポンスよく反応し、スムーズな加速力を発揮してくれるパワートレーンとなっており、通常のトヨタのHEV仕様の弱点を克服したものとなっています。
先代のクラウンの場合、3.5L V6エンジンとこのHEVシステムの組み合わせとなっており、今回のモデルチェンジでエンジンはダウンサイジングしましたが、エンジンの最高出力発生領域を拡大することでシステム最高出力は先代を19ps上回る245psを発生します。

FCEVシステムに関しては基本的にはMIRAIに搭載されているシステムが搭載されています。FCEVシステムは電気を生み出す方法が純粋なEVとは異なりますが、駆動自体はモータで行うものとなっており、EVの特徴である静粛性と大トルクをレスポンスよく発揮できるシステムとなっており、もっともクラウンらしいショーファードリブンの役割ももっているクラウンセダンに最も適したパワーユニットであると考えます。また、FCEVシステムの特徴としてはガソリンとほぼ変わらない短時間の水素補給によって
最大820kmの航続可能距離を実現することであり、水素ステーションの近くに自宅があるなど、特定の環境の方にとってはエンジン車と変わらない感覚で使用出来るものと思われます。

そしてクラウンセダンの特徴として他のクラウンシリーズにはない乗り心地重視のREAR COMORTモードが与えられており、ショーファードリブンに適したパワートレーンとなっています。

注意点としては今回のクラウンセダンには他のクラウンシリーズと異なり、4WDの仕様の設定がありません。雪道などの路面環境が悪い状況での走行を多用されるユーザに関しては他のクラウンシリーズでカバーするといった意図が見受けられます。

内外装色について

続いて内外装色についてです。まずは外装色についてです。

クラウンセダンにはご覧の全6色が設定されており、単一グレードとなっているため、すべてのカラーを選択可能となっています。

他のクラウンシリーズには設定のあるバイトーンカラーの設定がないことがポイントであり、バイトーンカラーの場合、どうしてもスポーティ感が増してしまうと考えられるため、よりフォーマルなこの車両には適さないと考えられたのだと思います。その代わりに要所をブラックで引き締めたブラックパッケージの設定があるため、そちら外観紹介にて説明していきます。

内装色に関してはブラックとブラウンが設定されています。こちらもスポーツなどのようにアシンメトリーな配色とはなっておらず、落ち着いた内装色となるような配慮がなされている印象です。

展示車両概要

展示車の概要についてです。

グレードはZ、パワートレーンはFCEVとなっており、外装色はプレシャスシルバー、内装色はブラックとなっています。また、外観の特徴として、ブラックパッケージ仕様となっています。

外観紹介

外観紹介、まずはフロントフェイスからです。

この車両のコンセプトは王道となっており、複雑な造形で個性を際立たせるのではなく、シンプルな水平基調のデザインが随所に織り込まれていることでその存在感を際立たせています。

特に、クロスオーバーよりも、さらに切れ長のライトユニットが装備されている点と、大開口のグリルが与えられていることでローアンドワイドな印象が強調されています。

この存在感の高さはクラウンシリーズ最大の全幅とセダンだからこその全高の低さに起因しており、まさにクラウンといえる存在感を放っており、グリルの格子や随所のメッキ加飾の質感も高く、クラウンとしての品格も十分に担保されています。

ブラックパッケージの場合はご覧の通り、ヘッドライト周辺およびグリル周辺のメッキパーツが漆黒メッキとなっている点が特徴であり、通常の場合はご覧の通りのシルバーメッキが与えられる点が注意です。

サイドに回り込んできました。

クラウンセダンのボディサイズは全長5030mm、全高1470mm、全幅1890mm、ホイールベース3000mmと非常に大柄の車両となっており、先代と比較しても二回りほどサイズが拡大されています。

結果としてこの伸びやかなシルエットが実現されていますが、取り回しに関しては、先代からの変化幅が非常に大きいものと思われます。
また、この車両にはクロスオーバー、スポーツには装備されている後輪操舵のシステムが与えられていないため、最小半径がクロスオーバーの5.4mと比較して、HEV仕様で5.7m、FCEV仕様で5.9mとなっているため、他のクラウンシリーズと比較しても取り回しには注意が必要そうです。

サイドのデザインに関してはこのボディサイズを最大限にいかした非常に伸びやかなシルエットとなっており、ボディ後端まで緩やかに傾斜するルーフのラインとフロントデザイン同様、随所に織り込まれた水平基調のラインによって、そのデザインがより強調されています。

サイドに関しても余計な装飾を極力排除したシンプルな造形によって、公私にとらわれないあらゆる場面に適したフォーマルな存在感を発揮しています。これは他のクラウンシリーズがあったために、ここまでフォーマルに特化できたものと思われ、群戦略の意義がよくわかる例であるように思います。

サイドに関してもブラックパッケージの場合、フェンダーガーニッシュおよびウィンドウモールのメッキに漆黒メッキが用いられ、通常仕様ではご覧の通りとなっています。

ホイールデザインに関しても、こちらはブラックパッケージ仕様のブラックホイールとなっており、タイヤサイズは245/45ZR 20インチとなっています。

通常仕様のホイールデザインはこのようになっており、クロームメッキとなっています。

また、タイヤサイズに関しても235/55R 19インチとなっており、エアボリュームが異なり、走りにも影響してくる部分があるため、注意です。

リアに回り込んできました。

デザイナーの方が特に着目して欲しいと言われていたのが、このボディリアのボリューム感であり、水平に入ったラインが集約することで形成されたリアのボリューム感がセダンの存在感をより際立たせているそうです。

またフロント同様、一文字のテールランプが装備されていることでワイド感が強調されていることもリアデザインの豊かさに貢献しているものと思います。

リアにおけるブラックパッケージの装備としてはバンパーモールに漆黒メッキが与えられており、通常仕様ではご覧の通りとなっています。

内装紹介

内装紹介、まずはトランク容量からです。

トランク容量はこのようになっており、セダンのため、高さ方向には制約がありますが、奥行きとしては奥まで手が届かないほどの広大な容量となっており、ゴルフバッグに関してはHEV仕様で3個、FCEV仕様では2個載せることが可能とのことですので、トランクスルーはできないかと思われますが、実用性は十分であると言えます。

また、給電用のアクセサリーコンセントも両パワートレーンで標準装備となっており、HEV仕様では約6日間、FCEV仕様では約4日間、外部への給電が可能となっているそうです。

続いて運転席周りになります。

ドア内張はこのようになっており、他のクラウンシリーズと異なり、木目調のパネルが埋め込まれている点が特徴となっており、それらに加えて、手で触れられる場所にはソフトパッドが用いられたりと
質感が高く、他のクラウンシリーズ以上のこだわりを感じる仕立てとなっています。

乗り込みに関してはサイドシルの厚みがそれなりにあり、セダンのフォルムであるため、他のクラウンシリーズには劣りますが、シート位置が乗降時には後退するイージーアクセス機能があるため、窮屈感なく乗り込むことができます。

内装の雰囲気として、ドア内張同様の木目のパネルが随所に用いられており、ブラック内装と相まって非常に落ち着きのある雰囲気の内装となっています。

また、昼間での撮影でしたので分かりにくいですが、アンビエントライトも仕込まれており、内装の雰囲気に合った控えめな演出ですが、64色選択可能なライトによって光による質感の担保もなされています。

ステアリングはこのようになっており、クラウン専用のものが与えられていますが、こちらに関しては他のクラウンシリーズと質感としては大きな差別化はなされていませんでした。

ボタン配置としては左側がディスプレイの操作系、右側に運転支援系のボタンがまとめられており、ステアリングヒーターも標準装備となっています。

メーターに関してはクロスオーバー同様、先代から大きな進化を遂げており、全面液晶メーターとなっており、ご覧の通り、数ある選択肢が用意されていることに加えて、地図画面を表示できるなど情報表示量がかなり改善されております。

このメータ内の情報表示量の拡大に加えて、ヘッドアップディスプレイによる情報表示を併用することで視線をそらさずに運転に必要な情報を読み取ることが出来そうです。こちらの装備に関しても上級グレードにふさわしく標準装備となっている点がありがたいところです。

予防安全装備に関してもクラウンにふさわしく最新の装備が与えられており、先行車との車間を一定に保つレーダークルーズコントロールやハンドル支援といった最新の予防安全系の装備が搭載されていることに加え、上級グレードのZであることでリモート操作で駐車を実施することができるアドバンスドパークや車両周囲の状況をカメラにて確認できるパノラミックビューモニターも標準装備となっており、最も大柄の車両であるため、これら装備の恩恵を受ける場面はかなりあるかと思います。

運転視界はこのようになっており、Aピラーとドアミラー間の視界は確保されていることに加えて、4ドアクーペ近いフォルムであるため、Cピラーが細く、斜め後ろの視界も良好となっており、後方視界に関してもデジタルインナーミラーが標準装備となっているため、死角はかなり低減されていると思われます。ただ、ロングノーズゆえの車幅感覚に関してはボンネットの両端などをとらえることができませんでしたので、慣れが必要となりそうです。

ナビ画面はこのようになっており、12.3インチのナビ画面が標準装備となっており、非常に操作感度もよいものとなっています。ナビの下部にはエアコン操作系のスイッチやシートヒーターなどのボタンが
シンプルかつ物理スイッチとしてまとめられているので、非常に操作性は良さそうでした。

加えて、セダンにはシートヒーターやステアリングヒーターなどを統合で制御し、好みの設定温度となるよう車両側がオートで制御するオールオート機能が装備されており、より快適性が高められています。レクサス並みの快適装備を備えた車であるといえます。

その下は木目調パネルがふんだんに使用されたセンタートンネルとなっており、縦置きの奥だけ充電スポットが配されています。

またその後ろには電子式のシフトノブや運転モード切替スイッチが集約されたピアノブラックのパネルが埋め込まれており、高い質感が担保されています。
その横には蓋つきのドリンクホルダーが2つ設けられており、蓋つきとなっていることにこだわりを感じます。

アームレスト内にも小物収納スペースが設けられており、深さもそれなりのものとなっていました。

シート形状はこのようになっており、他のクラウンシリーズ同様の形状となっており、左右のサポート性の高い、立体的な形状となっていることで包み込んでくれる形状のため、非常に快適性の高いものとなっています。

快適装備に関してはシートヒーター、ベンチレーションを装備しているなど隙なしとなっており、助手席に関してはご覧の通り、ヘッドレストを倒すなどのショーファー仕様にも対応可能となっています。

続いて後席についてです。

後席ドア内張はこのようになっており、後席ドア内張に関しても前席同様の質感が担保されており、
加えて、手動ではありますが、サンシェードも装備されていることでショーファーニーズにふさわしい質感が担保されています。

後席足元空間はご覧の通りとなっており、3000mmのホイールベースをいかした十分なスペースが確保され、足が組めるほどのスペースが与えられており、こちらはMIRAIに勝る点となっています。頭上スペースに関しても問題なく確保されており、閉塞感なども感じることはありませんでした。

気になったのはセンタートンネルの張り出しであり、ご覧の通り、非常に大きく、FCEVの場合は水素タンクがあるため、致し方ないですが、カタログをみるとHEV仕様にもこのような張り出しが確認できるため、セダンの共通の課題であり、5人乗りとなっていますが、実質4人乗りでの運用しかできないと考えられるため、注意です。

アームレストには各種操作スイッチが集約されており、エアコンの操作やリアの電動サンシェード機能が手元で操作可能となっています。

シート形状はこのようになっており、こちらもサイドのサポート性に優れたシートとなっていることに加えて、快適装備として、シートヒーター、ベンチレーション機能に加えて、電動でのリクライニング機能、マッサージ機能も備えているとのことで前席以上の快適性を備えたシートとなっており、ショーファーニーズ需要に応えるためのこだわりを感じるシートとなっています。

さらなる快適装備として、この車両には装備されていませんでしたが、パノラマルーフもオプション設定されており、後席の解放感アップのため、装着を要検討となっています。

見積シミュレーション

クラウンセダンを購入するならという妄想で見積シミュレーションを行いました。

外板色は好みのプレシャスメタル、内装色はブラックを選択しました。パワートレーンはHEV仕様としました。

オプションはほとんど選択肢がなく、標準装備となっており、パノラマルーフとブラックパッケージ、
ディーラーオプションであるフロアマットを選択したのみとなっていますが、車両本体価格は780万円を超えるものとなりました。質感からみると致し方ないですが、かなりの高額車両となっています。

まとめ

youtube動画

コメント

タイトルとURLをコピーしました