【新型車紹介】 トヨタ クラウンスポーツ内外装紹介 HEV、PHEV装備違い、装備内容注意点6個紹介

クラウン
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本記事の内容について

今回の動画では先日、トヨタ自動車より発表されたクラウンスポーツの内外装を、
クラウンクロスオーバーなどと比較しながら紹介していきます。

グレード構成

まずはグレード構成となっています。

クラウンスポーツには現時点で、sports Zのみが設定されています。

装備内容が充実している上級グレードとなっているため、車両本体価格は590万円からとなっており、
同じ2.5LのHEVを搭載しているクロスオーバーのG advanced Leather packageと比較しても20万円ほど高いため、少し割高に感じてしまう人は多いかもしれません。

また、このうえにPHEV搭載仕様が控えており、簡単には手の届かない価格帯の車両となってしまいそうです。

パワートレーンについて

続いてパワートレーンについてです。

クラウンスポーツには2種類のパワートレーンが設定されており、直列4気筒2.5Lエンジンにモータを組み合わせたハイブリッドの仕様とさらに大容量のバッテリを追加することで外部からの充電や電動ドライブシーンを拡張したPHEV仕様が設定されています。

2.5L HEV仕様には最高出力186ps、最大トルク221Nmのエンジンに最大トルク202Nmのフロントモータ、最大トルク121Nmのリアモータを組み合わせた4輪駆動となっており、非常に軽快な走りを実現するに十分スペックを有しています。

こちらはハリアーなどに搭載されているユニットと共通ではありますが、クラウンスポーツの方が9psアップされていたり、後輪の向きを車速に応じて変化させることで気持ちのいいコーナリングを実現するリア操舵システムが採用されているなど、走りのSUVとしてきっちりと差別化が行われています。

PHEV仕様に関してはそのスペックが現時点では詳細不明ですが、後ほど紹介するようなスポーティに走行するための専用装備が与えられていることから、よりコンセプトに忠実な走りのSUVとなっていることが予想できるため、ぜひとも試乗してみたいところです。

内外装色について

内外装色についてです。
まずは外装色についてです。

クラウンスポーツにはバイトーンカラー含めて11パターンの外装色が設定されており、単一グレードのため、グレードにより選択できるカラーが異なるということはありませんが、今後追加されるPHEV仕様では専用色が用意されるかもしれません。

どれも魅力的な色合いですが、抑揚のあるボディのラインが魅力的であるため、背景の映り込みが映えるレッドやブロンズカラーがこの車の魅力をより引き出すことになるかと思います。

内装色に関してはブラックとブラウンの2色が設定されていますが、PHEV仕様のみ専用色としてレッドが設定されることが予告されているため注意です。

ブラックのシックな内装、ブラウンの高級感も魅力的ですが、クラウンスポーツのコンセプトに最も即していると思えるレッド内装がPHEV仕様しか選択できないのは少し残念ですね。

展示車概要

展示車の概要です。

グレードは sports Z、パワートレーンは2.5Lエンジンにモータを組み合わせたHEVシステムにリアモータを組み合わせた4WDとなっています。外板色はエモーショナルレッドをベースとしてバイトーン、内装色はブラックとなっています。

外観紹介

外観紹介、まずはフロントフェイスからです。

このクラウンスポーツのコンセプトはひとめみてwowと感じる外観を目指したとのことで、そのコンセプト通り、薄くシャープなヘッドライトや幅広感の感じさせるグリル形状など、そのコンセプト通りの躍動感を感じさせるシルエットとなっており、見た目だけで欲しいと思わせてくれる非常にかっこいいフロントフェイスとなっています。

この特徴的な薄いヘッドライトはデイライトとなっており、ハイ・ロービームに関しては下部のライトユニットにて切り替えを行う方式となっています。

このどっしりと構えるフォルムは従来のクラウンの守ってきた全幅1800mmの制約の中では達成できなかったものだそうで、デザイナーや開発陣の方のかっこいいクラウンを作りたいという意気込みを感じさせてくれるフロントフェイスとなっています。

サイドに回り込んできました。

クラウンスポーツのボディサイズは全長4720mm、全幅1880mm、全高1565mm、ホイールベース2770mmとなっています。この数字をクラウンクロスオーバーと比較すると全長-210mm、全幅+40mm、全高+20mm、ホイールベース-80mmとなっています。

見た目からしてそうですが、伸びやかなシルエットとなっているクロスオーバーに対して、全長が短く、全幅が大きくなっていることでより凝縮感の高まったシルエットとなっていることが特徴です。

結果としてホイールベースもクラウン車系の中では最も短いものとなっているため、後席の快適性などがどうなっているかは内装紹介にてお伝えします。

サイドのデザインの特徴としては抑揚あるボディのフォルムが挙げられます。

デザイナーの方もこのサイドボディに映り込む景色の移ろいを楽しんでほしいといわれていた通り、サイドのキャラクターラインを廃し、ボディの面の表情によって質感の高さを表現する手法となっています。

この抑揚あるボディのかっこよさに一役買っているのがリアフェンダーの盛り上がりであり、フロントから絞り込まれたボディがリアのフェンダーで非常に盛り上がっていることで、踏ん張り感とともにボディサイドの表情の変化に大きな影響を与えています。

こちらのフェンダーの絞り込みはボディをプレスして形を作る工程の限界に挑戦しているということで、ここにもこのクラウンスポーツのデザインにかけるこだわりを感じます。

バイトーンとなることでドアノブ、ルーフがブラックアウトされ、より引き締まった印象を与えてくれるとともに、バイトーンからの塗分けはマスキングによって行われているということで、バイトーンを選択しなくとも塗装の境界で段差が現れるといったこともなく、見た目が損なわれない配慮もなされています。

ホイールデザインはこのようになっており、こちらのブラックのホイールが採用されていることで、足元が引き締まった印象を与えてくれます。

タイヤサイズは235/45R 21インチの大径タイヤとなっており、クラウンスポーツのサイドシルエットの迫力にも貢献しています。
こちらはタイヤの幅を235から225へと薄くするオプションが設定されていることが特徴で、走行時のノイズが気になるなどといった方は検討の余地ありです。

オプションのホイールデザインは設定されていませんのでクラウンスポーツではこのホイールデザイン一択となりますが、PHEV仕様ではHEV仕様のグロスブラックに対し、マットブラックカラーのホイールが採用されることで、よりスパルタンな見た目の印象となります。

またブレーキに関してもHEV仕様ではシルバーのキャリパーカラーに対し、PHEV仕様ではレッドカラーが採用されていることでよりスポーティな見た目となるため、購入検討時には注意です

リアに回り込んできました。

特徴的なのはリアからもわかるフェンダー周りのボディの絞り込みであり、空力特性向上の側面もあるかと思いますが、なだらかに傾斜しているルーフのラインのスポーティさも相まって、トランク容量確保といった実用性よりもデザインを優先した結果となっており、ここまで突き抜けられたのは群戦略を採用したためであり、クラウンでそれを実現できるトヨタ自動車の開発力に驚きです。

ライトチェック

内装紹介

内装紹介、まずはトランクルームからです。

トランク容量はご覧の通りとなっており、外観紹介で申し上げた通り、デザイン優先の見た目となっているため、トランク容量としては車幅ほど大きくない印象です。

左右方向に関してはしっかりとえぐられていますが、ルーフのラインの影響や、トランク床下が比較的高いため、背の高い荷物の詰込みは苦手となっており、床下収納もほとんどないようです。

機能性としてはHEV車両であるため、外部給電用のソケットが標準装備となっています。

トランク容量に関しては他のクラウンの車系やレクサスのNXなどにも劣ってしまっているようですが、見た目のデザインのよさとトレードオフとなっているので悩ましいところです。

ちなみに緊急時などには後席が6:4で分割可倒でき、フラットな荷室空間を確保することができるので普段の使い方では不満に感じることはないかと思います。

続いて運転席周辺です。まずは運転席周辺からです。

ドアの内張に関してはご覧の通りとなっており、ほぼ全面がソフトパッドで覆われており、ウィンドウ台座にはピアノブラックのパーツ、アクセントとして、ブロンズの加飾が与えられていたりと、スポーツの見た目に加えて、クラウンらしい質感も担保されており、質感としてはクロスオーバー相当のものが与えられている印象です。

乗り込みに関してはそこまでサイドシルが分厚いといったこともなく、SUVのため、頭上スペースがしっかり確保されていることに加え、運転席やハンドルが乗り降りしやすいようにスライドするイージーアクセス機能も備え付けられています。

ハンドルはクラウン専用のものとなっており、ドアの内張に見られたブロンズの装飾が与えられていることで質感が担保され、先進感を与えてくれます。

外観に関しては色合いは異なりますが、HEV仕様にはクロスオーバーと同様のものが与えられています。残念な点はスポーツをウリにしている車両でありますが、HEV仕様にはパドルシフトの設定がありません。PHEV仕様にはこちらの専用のパンチングレザーのステアリングが装備されることに加え、パドルシフトも与えられることでよりスポーティな内装となるような差別化が行われるため、HEV仕様にも車両のキャラクター上、このような専用装備が与えられて欲しかったところです。

ボタン配置としては左側がディスプレイの操作系、右側に運転支援系のボタンがまとめられています。

メーターに関してはクロスオーバー同様、先代から大きな進化を遂げており、全面液晶メーターとなっており、ご覧の通り、数ある選択肢が用意されていることに加えて、地図画面を表示できるなど情報表示量がかなり改善されております。

また運転モード切替の際にはご覧の演出がなされているなど気分を盛り上げてくれる演出がなされています。

このメータ内の情報表示量の拡大に加えてヘッドアップディスプレイによる情報表示を併用することで視線をそらさずに運転に必要な情報を読み取ることが出来そうです。こちらの装備に関しても上級グレードにふさわしく標準装備となっている点がありがたいところです。

予防安全装備に関してもクラウンにふさわしく最新の装備が与えられており、先行車との車間を一定に保つレーダークルーズコントロールやハンドル支援といった最新の予防安全系の装備が搭載されていることに加え、上級グレードのZであることでリモート操作で駐車を実施することができるアドバンスドパークや車両周囲の状況をカメラにて確認できるパノラミックビューモニターも標準装備となっているため、幅広の車両ではありますが、運転は比較的しやすい車両であるといえます。

運転席からの視界はこのようになっており、Aピラーとドアミラーの死角が少なく、ナビが視界の稜線と被ることもなく、視界は良好となっています。ボンネットフードも視界にとらえることができているため、車両感覚もとらえやすく、デジタルインナーミラーも標準装備となっているところがうれしいところです。

ナビ画面はこのようになっており、12.3インチのナビ画面が標準装備となっており、非常に操作感度もよいものとなっています。

ナビの下にはハンドルなどと同様の加飾が一直線に入っており、余計な装飾がないことで運転に集中できる内装の雰囲気となっています。

助手席まわりも囲まれる形状をしており、運転席と対称でなく、全席で特等席を目指したというクロスオーバーと同様のコンセプトとなっています。

ナビの下部にはエアコン操作系のスイッチやシートヒーターなどのボタンがシンプルかつ物理スイッチとしてまとめられているので、非常に操作性は良さそうでした。

センタートンネルには少し珍しい縦置き型の置くだけ充電器が標準装備となっています。典型的な横置き充電とは違い走行時に滑り落ちる心配がないため、いい装備ではないかと思います。ただ横置きと異なり、差し込めるスマホのサイズに制約があることだけが注意ですね。

その後ろにはこれまでと同様の加飾が施された小ぶりの電子シフトノブがあり、非常にスマートな印象です。

その後ろにはドライブモードセレクトスイッチなどが配置されており、その横にはドリンクホルダーが縦に2つ、USBポートが二つ備え付けられています。

このセンタートンネルに関してもウィンドウパネルと同様の素材が使われていますが、ピアノブラックのパーツが用いられていることで非常に高級感を感じさせるものとなっています。取り扱いのみ注意ですね。

アームレスト内の収納も十分あり、USBポートなどが備え付けられていました。

シート形状としてはご覧の通りであり、サイドの張り出しもしっかりしており、包み込んでくれる形のシートであったため、長距離移動においても快適性は高そうであり、シートヒーター、ベンチレーションが標準装備となっています。

ただこちらに関してもステアリングデザイン同様、HEV仕様の場合、クロスオーバーと同じ形状のシートとなっています。立体感のあるシートのため、スポーツ走行にも対応できることと思いますが、PHEV仕様で採用されるスポーツシートをHEV仕様にも与えてほしかったところです。

続いて後席についてです。

後席のドア内張はこのようになっており、こちらもブラック基調のものにピアノブラックのパーツにブロンズの加飾が組み合わされ、前席同等の質感が担保されています。

乗り込みの際は開口幅が少し狭めですが、頭スペースは十分確保されている印象です。

足元スペースは身長170cmの私の場合で手の平一枚分となっており、窮屈感を感じることはありませんが、手の平一枚以上のスペースの余裕があったクロスオーバーと比較すると狭くはなってしまっており、ホイールベース短縮の影響があります。

運転席アームレスト後方にはエアコン吹き出し口とUSBポートが備え付けられており、その付近にもピアノブラックのパーツとブロンズ加飾があることで質感が担保されています。

センタートンネルの張り出しはそれなりにありましたので、後ろに3人乗りの際は譲り合いが必要そうです。

アームレストはペットボトルホルダー付きのオーソドックスなものが備え付けられています。

シート形状はこのようになっており、サイドの張り出しが少しある立体的なシートではありますが、前席ほどのサポート性はなく、後席に人が乗っている状態でのスポーツ走行には向かなそうです。

また快適装備に関しても後席に関してはシートヒータやベンチレーションは装備不可となっている点が少し残念です。

この車両にはパノラマルーフがオプション装着されています。装備なし状態でもスポーツSUVにありがちな圧迫感などは感じませんが、こちら装備することでより開放感がアップするかと思いますので、装着の検討の余地ありかと思います。

見積シミュレーション

クラウンスポーツの購入するならという妄想で見積もりシミュレーションを行ってみました。

グレードは一択なのでsports Z、外板色は好みのアッシュ×ブラックのバイトーン、インテリアはブラックカラーを選択し、メーカーオプションのパノラマルーフを選択し、ディーラーオプションを少し選択しました。

上級グレードのみの設定ということでオプションの選択肢はほぼなく、これだけのオプションで総額が630万弱となっています。非常に魅力的な車両ではありますが、かなりの高額車両となっていますね。

まとめ

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