本記事の内容について
今回の記事はGRスープラ関連のDIY動画であり、
最近かなり本数が多くなってきましたが、
BIMMERCODEを用いたコーディングの内容となっており、
スープラに本来存在しないECOモードを追加する方法を紹介し、
実際に燃費なども測定してみましたのでその結果などもあわせて紹介します。
ECOモード有効化
まずはBIMMERCODEを用いたコーディングを行っていきます。
詳しいコーディングの方法はこちらの動画をご覧いただき、
さらにマニアックな内容についてはこちらの動画を
そしてコーディングからの復元方法に関しては
こちらの動画をご覧いただけるとありがたいです。
今回のコーディングの内容もかなりマニアックであり、
エキスパートモードを多用するため、
自己責任のもと、作業をお願いいたします。
まずは接続先をスープラで実施し、
ヘッドユニットの項目から下部のエキスパートを選択し、
ご覧の項目を操作していきます。
注意点としてデフォルトで有効化されているものと
そうでないものが混在していたため、
復旧のためにもスクショなどを残しながら作業されることをお勧めします。
ヘッドユニットでのコーディング作業を終了すると
一度接続を解除し、今度は接続先をZ4へと変更し、作業を行っていきます。
このあたりが兄弟車ならではですね。
今度はボディドメインコントロールの項目の中で
デフォルトドライビングモードをECO PRO individualに設定することと、
下部のエキスパートモードからご覧の項目をコーディングしていきます。
デフォルトモードをECO PROにする理由としては
当然ですが、本来スープラにはECOモードが存在しないため、
任意のタイミングでECOモードに切り替えることができず、
エンジン始動時に無理やりECOモードから始動するようにしないといけないためです。
ちなみにノーマルモードやスポーツモードへの変更は
もちろん可能であり、ドライビングモードの切り替えスイッチで行います。
コーディングが成功すると車両設定のスポーツモードスイッチの中に
見慣れぬECO INDIVIDUAL設定の項目があり、
ECOモード有効化の際にどの機能に制約を設けるかのオンオフなどが設定できます。
ECOヒントの表示速度を操作してみましたが、上手く機能しなかったですね。
有効化に関してはこれで成功であり、
このあと、このECOモードでの走りの感触や、
燃費走行をしてみた際の効果のほどを確認していきます。
乗り心地検証
まずは高速道路合流時の加速を試してみました。
加速時の感触としては明確に抑えられている感覚がありましたね。
約50km/hからの中間加速のような状況でありましたが、
アクセルを踏み込んでからのエンジンの応答や
シフトダウンまでの感覚がノーマルモードと比較しても
ワンテンポ遅れる感覚でありました。
またおそらくですがECOモード中はおそらくサウンドジェネレータも無効になっていますね。
高揚感としてもいまいちに感じてしまったのはそれが要因なような気がします。
続いてワインディングロードである
伊勢志摩スカイラインを走ってみました。
ここでもさきほどの加速と同じように
アクセル操作に対するレスポンスの悪さを顕著に感じてしまいました。
当たり前ですが(笑)。
燃費をよくするためなるべくシフトアップ使用する車側と
加速させたいドライバー側のちぐはぐ感が如実に現れて
笑ってしまうくらいワインディングが楽しくなかったです。
これはサウンドジェネレータが無効になっている分もあるかと思います。
やっぱりサウンドも重要ですね。
あとはエアコンの効きがめちゃくちゃ悪くなります(笑)。
これもはっきり分かった部分でしたね。
車両設定の項目で登場していましたので
エアコンの出力を絞っているものと思われます。
分かり切っていたことではありますが
ECOモードは単なる画面表示としてあらわれるだけでなく
しっかり動作していることを実感することができました。
燃費検証
つづいてECOモードの真価である燃費について検証を行っていきます。
検証方法としてはこちらの過去動画で紹介した方法と同条件である
満タン法で検証し、ノーマルモードの結果と比較してみます。
まずは刈谷ハイウェイオアシスにて
燃料を満タンにしておき、オドメータをゼロにリセットし、
前回の検証と同じガソリンスタンドを目指して走行を開始します。
燃費走行の条件としては
前回と同様、レーダークルーズコントロールを用いて
90km/hの定常走行をできる限り継続し、
エアコンオフ、窓閉め状態でずっと走行していきました。
ご覧の通り、かなり天気のいい日であったため、
秋ではありましたが、車内がかなり熱がこもり、
外気よりも車内の方が暑い状態での長時間ドライブだったので相変わらず辛かったですね(笑)。
目的のガソリンスタンドに近づいてきましたが、
撮影日が平日であったこともあり、高速道路上にトラックが多くあったり、
また車線規制の工事にともなう渋滞に巻き込まれたりしてしまい、
完璧な検証とならなかったことをさきにお伝えしておきます。
さて目的のガソリンスタンドに到着しました。
早速給油していきます。
給油量は7.5Lジャストとなっており、
ここまでの走行距離が149.2kmでした。
その結果、今回の燃費検証結果は約19.9km/Lでした。
残念ながら20km/Lには到達しませんでしたが、
前回記録から約1km+であり、申し上げた通り、若干渋滞にも巻き込まれてしまったので
若干悪くなってしまったことを考えると十分20km/Lもありえたかと思います。
またシフトアップの積極的な活用などを考えると
市街地走行の方がより効果としては出るかもしれません。
何はともあれ、正直なところ、スープラのキャラクター性を考えると
不要な機能かと思いますが、面白ネタとして楽しんでいただければ幸いです。
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