【新型車紹介】 LEXUS GX550 OVERTRAIL+実車内外装紹介 レクサス本格オフロードSUV ランドクルーザー250との差別化ポイント・装備内容注意点7個紹介

レクサス
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本記事の内容について

今回の記事では先日、レクサスより抽選販売が開始されたGXの特別仕様車である550 OVERTRAIL+の内外装紹介を兄弟車であるランクル250などと比較しながら紹介します。
限定車でありますので、申し込むかどうか迷っている方の参考となれば幸いです。

限定車仕様について

今回のGX限定車の仕様はオフロード走行性能を通常仕様からより高めたOVERTRAIL+となっており、車両本体価格はご覧の通りとなっており、抽選申し込み期間は5/12までとなっています。

兄弟車であるランクル250の最上級グレードと比較しても2倍近い価格となっており、その価格に見合う差分があるのかに着目しながらご覧いただければと思います。

ちなみに北米仕様のGXを参照すると、GXにはベースグレードであるPREMIUMと高級仕様であるLUXUARYが設定されています。
今回販売されるOVERTRAIL+とベ―スグレードの差額は約200万円となっているため、秋ごろに予定されている一般販売時においてはもう少し手ごろな価格での販売が予想されますのでそちらを検討してもいいかもしれません。

外観紹介

外観紹介になります。

今回の展示車両のボディカラーはムーンデザート×ブラックのツートンカラーとなっており、抽選の仕様としてはその他にグリーン系のテレーンカーキ×ブラックのツートンカラーが設定されています。

どちらも魅力的なカラーリングかと思いますが、その2パターンしか選択肢が設定されていない点は注意です。

フロントフェイスはこのようになっており、水平基調をベースとしたデザインはランクル250と共通したものとなっていますが、GXにはレクサスお馴染みのスピンドルグリルが採用されており、一目でレクサスと分かるデザインが採用されている点が特徴となっています。

オーバーフェンダーによる力強さを感じさせるシルエットはランクル250と同じとなっていますが、GXの場合、スピンドルグリルを中心にボンネットのラインがつながていることでデザインのまとまりが演出されていたり、切れ長のヘッドライトが先進感を演出していたりと、レクサスのもつ高級感とオフロード車としての無骨さが見事に融合しており、デザインの完成度としてはGXの方が高いように感じました。

ちなみにスピンドルグリルがマット仕上げとなっていたり、アルミプレートなどが装着されているところはOVERTRAIL特有の装備と予想します。

そしてこのボンネットの中にはV型6気筒3.5Lターボエンジンが搭載されています。

最大出力が355ps、最大トルクが650Nmと非常に強力なパワートレーンとなっており、オフロードでの走破性はもちろん、一般道などでも余裕の加速をもたらしてくれることで快適性も担保してくれることが予想できます。
このパワートレーンがランクル250との最も大きな差別化ポイントであり、海外仕様においてもランクル250にはこのパワートレーンが装備されないため、将来的にも設定されないことが予想されますので
要チェックポイントかと思います。

ちなみに北米に目を向けてみると直列4気筒2.4Lターボエンジンにモータを組み合わせたランクル250の最上級グレードとGXのベースグレードの差額は約35万円程度しかなく、今回の日本仕様における価格の大幅なギャップは日本仕様におけるランクル250とGXに搭載されているパワートレーンの性能ギャップの大きさがかなりの割合を占めることが予想できますので、繰り返しとなりますがこちらのパワートレーンに魅力を感じるかどうかが今回のGXの抽選応募判断に大きく影響するかと思います。

サイドのデザインはこのようになっており、GXのボディサイズは全長4970mm、全幅2000mm、全高1925mm、ホイールベース2850mmとなっています。

この数値をランクル250と比較すると全長+45mm、全幅+20mm、全高とホイールベースは同じとなっており、サイズ感としてはほぼ同等となっています。

デザインに関してはフロント同様、水平基調のデザインが踏襲されており、ヘッドライトから伸びるラインがボディ後端まで一直線に伸びていることで水平基調のデザインを強調しており、タイヤの踏ん張り感を強調するオーバーフェンダーやスクエアのウィンドウや分厚いCピラーデザインなど、無骨なシルエットを強調する要素が多く盛り込まれている点はランクル250のデザインと共通するところとなっており、前後オーバーハングが短く切り詰められていることで悪路走破性も担保されている機能性にも
裏打ちされたデザインとなっている点も特徴です。また、この車両にはルーフレールが装備されており、おそらくOVERTRAIL特有の装備かと思われます。

ホイールデザインはこのようになっており、OVERTRAILということでエアボリュームの大きいオフロードタイヤが装着されていることで、その外観からもオフロード仕様であることを主張しています。

また足回りにもオフロードを走行するための特別装備が装備されており、前後スタビライザーを独立制御することが可能とするなど見た目にそぐわないオフロード走行性能が担保されています。

リアデザインはこのようになっており、こちらも水平基調を基本としたスタンスとリアフェンダーの盛り上がりによってワイド感が強調されており、非常に安定感のあるフォルムとなっています。

ランクル250との最大の違いは一文字のテールライトのデザインであり、フロントのスピンドルグリル同様、レクサスであることを主張する装備が与えられている点が挙げられます。
またこの車両にはオプションとなっていますが、トーイングヒッチがオプション装着されていました。

内装紹介

内装紹介、まずはトランク容量からになります。

トランク容量はご覧の通りとなっており、スクエアなボディ形状そのままに非常に広大な荷室空間となっています。

今回の仕様の場合はですが、5人乗り仕様の設定のみの設定となっているため、フラットな床面となっている点もポイントです。
床下収納はそこまで大きくありませんでしたが、特に不満に感じることはないかと思います。

また、AC100Vのアクセサリーコンセントが装備されていましたので、多彩なアウトドア趣味に対応できることと思います。

加えて、シートアレンジのバリエーションとして、2列目シートをご覧のように跳ね上げることも可能となっており、こうすることでより広大な荷室空間となり、車中泊などにも対応可能かと思います。

またご覧のようにリアガラス部分も開閉し、荷物を出し入れすることが可能となっているため、狭い駐車スペースでの荷物の出し入れなどに重宝することになるかと思います。

運転席まわりはこのようになっており、この展示車両はブラックの内装にブラックのオーナメントが配された仕様となっていますが、この他にご覧のシャトー×ブラックの内装カラーが設定されています。テレーンカーキのボディカラーと非常にマッチしているかと思いますので要チェックとなっています。

運転席ドア内張はこのようになっており、大部分がソフトパッドで覆われたドア内張となっています。
手で触れるところの触感も心地よく、高級感を感じさせてくれるものとなっていました。また、幾何学模様のテクスチャーもしつらえられており、オフロード車らしい雰囲気づくりの工夫もなされています。この車両には通常仕様ではおそらくオプションとなるマークレビンソンのオーディオシステムが装着されている点もポイントです。

気になった点としては二つあり、一つ目はオーナメントについてです。

先行してOVERTRAILが設定されていたNXではジオレイヤーと呼ばれるオーナメントが設定されており、オフロード仕様らしく非常に好印象でした。GXのブラックオーナメントも質感としては申し分ないのですが、OVERTRAIL仕様ということもあり、もう少しオフロード指向に振ってもよかったかなと思います。

二つ目はe-ラッチの非採用です。

最近のレクサス車にはスイッチでのドア開閉が可能となるe-ラッチが採用されていましたが、GXには非採用となっています。信頼性や耐久性の観点から非採用になったのかと推測しますが、ランクル250との大きな差別化ポイントかと思いましたので少し残念です。

乗り込みに関しては車高の高い車ではありますが、ステップのグリップを活用することで問題なく乗り込みことが可能でした。

ステアリングデザインはこのようになっており、オーディオ操作系や予防安全系のスイッチが集約されたシンプルなものとなっています。

こちらも昨今のレクサス車に採用されているヘッドアップディスプレイと連動したタッチトレーサーシステムが非採用な点が少し残念でした。オフロード走行中の操作に適していないという判断かもしれませんが、ランクル250との差別化ポイントが少ない印象です。

メータデザインはこのようになっており、こちらには最新式のフル液晶メータが採用されたことで非常に多くの情報量が表示可能となっており、ヘッドアップディスプレイも装備されていましたので情報表示量として不満に感じることはないかと思います。

先進安全装備に関しても最新のものが装備されており、右左折時にも対応したプリクラッシュセーフティや前走車と一定間隔を保ちながら走行するレーントレーシングアシスト、渋滞時運転支援機能などが完備されています。

運転視界はこのようになっており、ドアミラーがスクエアな形状となっていることでAピラーとの間の死角がかなり軽減されており、左後ろの視界も確保されてるなど、車体は大きいですが視界はかなり良好となっている印象です。

ナビ画面はこのようになっており、14インチの大画面ナビが装備されています。ランクル250のナビサイズを上回るものとなっています。また、メータ―フードから連続性のあるデザインとなっていることで囲まれ感の演出にも寄与しているように思います。

この画面は車両周辺の状況を映し出すマルチテレインモニターの機能も兼ねており、オフロード走行時の安心感にも寄与するものとなっています。

その下にはエアコン操作系のスイッチなどが配置されていますが、一部タッチパネルでの操作となる点が気になりました。走行中の操作性が悪化することはもちろん、特にオフロード走行中の操作は困難になると思われ、ランクル250のように物理スイッチとして残してほしかったところであり、レクサス内装の装備とオフロード専用設計の両立の難しさを感じます。

その後ろにはUSBポートやシガーソケットなどが備え付けられており、その横には各種ドライブモード切替スイッチやシフトノブ、路面状況に合わせて走行支援モードを選択できるマルチテレインセレクトボタンやダウンヒルアシスト、クロールコントロールのボタンがまとめて配置されており、操作性は良さそうに思います。

その横にはドリンクホルダーが二つ縦に並んで配置されています。
このセンタートンネル周辺にもブラックのオーナメントやソフトパッドなどが採用されており、質感の高さを感じさせてくれます。

センターアームレスト内の収納はこのようになっており、収納が十分確保されているとともにこの車両には冷蔵機能も備え付けられていました。地味なポイントですが、ランクル250との差別化ポイントとなっています。

シート形状はこのようになっており、肩口まで支えてくれるサポート性に優れたシートとなっていることでオフロード走行中にも身体をしっかりホールドしてくれるものと思います。
また、一部グリーンの差し色が入っているなどデザインにもこだわりを感じるシートとなっています。

快適装備としてシートヒータ・ベンチレーションの機能に加えて、フロントシートにはマッサージ機能も備えており、長距離ドライブでの快適性はランクル250よりも高いものと思われます。

続いて後席周りになります。

後席ドア内張はこのようになっており、ガラスが非常に大きく開放感が高そうでした。
前席同様の質感が担保されていることに加えて、リアサンシェードも備わっており、高級車然とした仕立てとなっている点が特徴です。また、後席ドア内張にもマークレビンソンのスピーカーが内蔵されており、インテリアのアクセントにもなっていました。

足元スペースとしては身長170cmの私がギリギリ足を組めない程度であり、ホイールベースも同じのため、居住スペースとしてはランクル250と同等の印象です。

センタートンネルの張り出しがそれなりにありましたので後席に3人乗りは少し融通しあいが必要そうです。

センタートンネル後ろには後席エアコン用の操作パネルとシートヒータスイッチ、USBポートなどが集約されています。

センターアームレストはドリンクホルダーを備えたオーソドックスなものとなっています。

シート形状はこのようになっており、前席ほどではありませんが立体的な形状となっていることで身体を支えてくれる形状となっており、シートヒーターなどの快適装備も備えられていることから長距離走行中などの快適性も非常に高いものと思われます。

結論

結論です。

特にランクル250との差別化ポイントについてです。

外装や内装に関してひとめでレクサスと分かるデザインや品質の高さを感じることができました。

ただ、機能性という観点ではオフロード走行性能や予防安全系の装備などでランクル250との大きな差別化ポイントを見つけることができず、パワートレーンが大きな差別化ポイントとなっています。

前述したようにパワートレーンだけの差分でこれだけの値段の差がついていることに納得できるかがポイントであり、結論としてはGXという車両自体やGXのパワートレーンに魅力を感じている方以外には今回の限定モデルは少し割高な価格設定となっており、GXとランクル250のどちらかで迷われている方にはどれだけパワートレーンのスペックを購入検討の比重として高く置くかで判断をされることをおすすめします。購入・抽選応募検討の参考となれば幸いです。

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