【新型車紹介】HONDA「フリード」一部改良 内外装見積紹介 改良ポイント装備内容注意点解説 価格アップと安全装備の見直し実施【ミニバン】【HEV】

ホンダ
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本動画の内容について

今回の記事では、先日、ホンダより発表されたフリードの一部改良内容についてその詳細を解説していきます。価格の改定や装備内容の変更など行われていますので、これからフリードを購入されようとしている方、どのグレードを購入するかを迷われている方はぜひご覧ください。

基本情報

まずはグレード構成についてです。

フリードにはご覧のグレードが設定されており、親しみやすいシンプルなフロントフェイスである
AIRとAIRの上位グレードであるAIR EX、SUV風にアレンジされたCROSSTARの3グレード構成となっています。

注意点として、グレードごとに乗車人数が異なり、特に家族が多い方にとっては重宝されるであろう
7人乗り仕様がAIR EXにのみ設定となっています。

また今回の改良のタイミングで原材料の高騰などの理由からHEV仕様に関して20万円弱の価格アップとなっており、ご覧の車両価格となっています。

パワートレーンとして、ガソリン仕様に加えて、最新世代のハイブリッドシステムである、e:HEV仕様の設定されており、それぞれにFFと4WDの仕様が設定されるため、グレードごとにパワートレーンの仕様で差別化ポイントはありません。

外観紹介

外観紹介、まずはボディカラーについてです。

ボディカラーはAIR系グレードにはご覧の9色のバリエーションが設定されており、そちらに対して、
クロスターにはご覧の8色のバリエーションが設定されています。

今回の改良のタイミングでバリエーションに変更はありませんが、新たな外装塗料を採用し、塗料に使用されるクリア材において、従来のアクリルメラミンクリア素材から、より機能が向上したクリア素材へ変更されているそうで、ボディーの艶感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上向上しているそうです

ただ、AIR系、クロスターで選択できるボディカラーが異なるとともに、AIR系でもEXでなければ、
選択できるボディカラーが6色バリエーションになってしまうなど、選択できるボディカラーが
グレードによって異なるため、注意です。

今回紹介する展示車両はAIR EXの車両となります。

フロントフェイスはこのようになっており、グリル開口部が最小限に抑えられ、メッキパーツによる加飾なども最小限になっていたり、ヘッドライトとバンパーがフラットとなっていることで、凹凸感のない丸みを帯びたフォルムとなっており、AIRのグレードにふさわしい素のデザインの完成度が高められた洗練されたデザインとなっている点が特徴です。非常に親しみやすいデザインであり、どなたにも似合うデザインかと思います。

そちらに対し、こちらがクロスターのデザインとなっており、スクエアに開口されたフロントグリルや、AIR系グレードにはないフォグランプが装備されていたり、樹脂バンパー部分の拡大、アルミプレートの追加など、グレードのコンセプト通り、非常に力強いフロントフェイスとなっており、同じ車種であっても見事にデザインの住み分けができています。

グレードごとの装備の差分としてはAIR系とクロスターのデザインの違いに加えて、こちらのライトユニット内の機能である対向車などを検知してハイビームの遮光範囲を切り替えるアダプティブドライビングビームの機能が、改良前はAIR EX、クロスターの6人乗り仕様のみ、オプション装備可能でしたが、今回の改良のタイミングでAIR EX、CROSSTARのすべてのタイプでオプション選択可能となりました。

サイドに回り込んできました。

新型フリードのボディサイズは全長4310mm、全幅1695mm、全高1755mmとなっており、全幅は変わらずですが、先代と比較すると一回り大きくなっている点がポイントです。

サイドのデザインはこのようになっており、こちらも余計な加飾を極力廃したフラットな面構成となっている点が特徴であり、飽きの来ないシンプルなデザインとなっています。

クロスターに関してはホイールアーチやサイドモールに樹脂パーツが備え付けられることで、フロント同様、力強い印象が与えられています。

この結果としてクロスターの全幅は1720mmへと拡大される点がポイントです。取り回しにそこまで大きな影響はないかと思いますが、5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへと拡大されるため、要チェックポイントとなっています。

ホイールのデザインはグレードごとに異なり、クロスター専用のホイールデザインと、AIRグレードではスチールホイールが与えられるなど、グレードごとで異なるデザインが採用されているため、注意です。

リアのデザインはこのようになっており、こちらもフロント同様、シンプルな面構成に余分の加飾のないデザインとなっており、ドット型のテールライトデザインがポップな印象を与えることで親しみやすい印象を強調しています。

こちらがクロスターのリアデザインとなっており、こちらもグレードのコンセプト通り、ボディを囲うように一周した樹脂パーツがリアにも与えられているとともに、アルミバンパーが装備されていることで力強さが演出されています。

内装紹介

内装紹介、まずはトランクルームからになります。

こちらの車両は6人乗り仕様となっていたため、3列シート仕様となっています。

3列目シートはご覧のようにサイドに跳ね上げる仕様となっており、スマホ片手に持ちながらでも
何とか操作できましたので、慣れれば特にストレスなく操作できることと思います。

後席を跳ね上げれば非常に広大なトランク容量が確保されており、日常使いにおいて特に不満に感じることはないかと思います。

特にクロスターの場合、5人乗り仕様が設定されていることもあり、利便性がより強化されており、ご覧のように3列目シートがないことにより、フラットなトランクが確保されていることに加えて、サイドパネルが装備されていたり、AIRよりもトランク開口幅が拡張、5人乗り仕様にはトランク内に12V電源が装備されているなど、よりアクティブな趣味へと対応可能な仕立てとなっています。AIR系グレードには5人乗り仕様の設定がないのが残念ですね。

続いて運転席周りの紹介になります。

こちらの展示車両の内装色はグレージュとなっており、その他にブラック内装やブラックカーキの内装色が用意されていますが、AIRグレードではグレージュ一択、クロスターではブラックカーキ一択など、グレードごとで選択肢が異なるため注意です。

運転席ドア内張はこのようになっており、大部分はハードプラとなっていましたが、手で触れる部分にはソフトパッドが使用されているなど、工夫が施されていました。

ハンドルデザインはこのようになっており、本革巻のステアリングホイールとなっており、2本スポークの珍しい形状となっていました。快適装備であるステアリングヒーターなどはどのグレードでも装備されていないようです。

メータには7インチの液晶メータが採用されていることで各種情報表示が可能となっていますが、ヘッドアップディスプレイなど装備されていないようですので情報表示量としては必要最低限となる印象です。

運転支援系装備に関しては先代から大幅な進化を遂げており、衝突被害軽減ブレーキなどに加えて、電子式パーキングが採用されたことで全車速に対応したアダプティブクルーズコントロールが採用され、長距離運転時の快適性が格段に向上したものと思われます。

注意点として運転支援装備であり、後方車両の存在を知らせてくれるブラインドスポットインフォーメーションの機能がAIRに装着不可となっています。ただ、車両周囲をカメラにて確認できるマルチビューカメラシステム、後退出庫サポート機能に関してはAIR EXの6人乗りにのみ装備可能となっていましたが、今回の改良のタイミングでAIR EX、CROSSTARのすべてのタイプでオプション選択可能となりました。これはうれしいところであり、グレード選択の幅が広がったことと思います。

運転視界はこのようになっており、スクエアなシルエットをしていることで車両感覚がつかみやすく、
フロントガラス面積も大きいため、視界は良好な印象です。

ナビ画面はこのようになっており、スクエア形状のナビとなっているため、少し視界の稜線と被りそうな点が気になりましたが、大画面のものが装備されていることで情報表示量としては多そうです。

その付近にはシフトノブやパーキングブレーキ、エアコン操作系のボタンが一つのパネル状に集約されていることで非常に操作性がよくなっていることに加えて、センタートンネル付近が非常に開けていることで開放感のアップにもつながっています。

また、ダッシュボード付近などにトレーが複数用意されていることで利便性も非常に高そうです。

シート形状はこのようになっており、ファブリックと合皮のコンビシートとなっており、加えて、撥水加工も施されているとのことで、日常使いのちょっとしたトラブルにも対応可能である点がうれしいところです。

快適装備としてシートヒーターが装備されていますが、AIRグレードのFF仕様のみ装備不可となっている点が注意です。

続いて後席まわりについてです。

新型フリードは両側パワースライドドアとなっています。

後席足元空間としては後席を最も前にスライドした状態でも窮屈感を感じない空間が確保されており、
最大までスライドした場合は余裕で足を組めるほどの空間が確保されていましたので快適性は非常に高かったです。

また、センタートンネルの張り出しも最小限となっていることで足元空間に余裕がある点も快適性の向上に寄与している印象です。

ちなみに5人乗り仕様ではご覧の通り、2列目がベンチシートとなりますが、センタートンネルの張り出しが少ないため、3人乗りをしてもそこまで窮屈感がないものと思われます。

機能装備として前席のシートバックにUSBポートが備え付けられていますが、こちらはAIR EXとクロスターの6人乗り仕様のみの装備であるため、注意です。

また、快適装備として後席用のリアクーラーがこの車両には装備されていましたが、こちらもAIR EXとクロスターの6人乗り仕様のみの装備であるため、注意です。

この展示車両は6人乗り仕様であったため、シート間を抜けて、3列目シートに座ってみました。

3列目シートの足元空間はご覧の通りとなっており、2列目シートと融通しあうことでもう少し広げることは可能かと思いますが、シートのクッション性も跳ね上げ式を採用していることでそこまで高くないため、大人にとっては快適とは言い難い印象であり、主に緊急用であり、常に6名乗車以上を想定している場合には適した車両ではないかもしれません。

見積シミュレーション

最後に見積シミュレーションを実施しました。

公式HPの見積シミュレーションは価格改定、改良反映前でしたので最も装備を選択できる
AIR EXの6人乗り仕様で見積を行いました。

メーカーオプションとしてこの仕様で選択できる安全サポート系装備を選択し、ディーラーオプションとしてフロアマットやナンバーフレーム、11.4インチのナビを選択したところ、合計金額としては
約400万円となりました。こちらに価格改定分が加わるため、新しい価格としてはこれら装備で410万円ほどとなるかと思います。

ワンランク上のミニバンであるステップワゴンの最上級グレードが車両本体価格のみで400万円程度であることを考えると価格帯だけではそちらも選択肢と入ってきますので、今回の価格改定でフリードとしては悩ましい価格帯になったといえそうです。購入検討の参考となれば幸いです。

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