本記事の内容について
今回の記事では先日、取り扱いが開始されたKINTOによるクラウンクロスオーバー内装アップデートキットの内容を紹介します。
KINTOファクトリーについて
まずはKINTOファクトリーの概要についてです。
こちらは、すでに購入済みのトヨタ、レクサス、GRの車両に対して、本来、車両製造時にしか取り付けできないような機能を後付けにて追加することで、最新車両と遜色のない機能へとアップデートすることを可能とするサービスとなっており、後付けのブラインドスポットモニターによる安全性能の強化や
GRヤリス限定ですが、ドライバーの好みに応じた車両特性のチューニングなど、すでに多くの車両に対応したサービスとなっており、最近ですと新型アルファード、ヴェルファイアの液晶メーターデザインのアップグレードなどが挙げられます。
KINTOサブスク以外の車両も対象となっているため、気になる方はチェックしてみることをおすすめします。
クラウンクロスオーバーについて
続いて、今回ピックアップするクラウンクロスオーバーについてです。
このクロスオーバーはクーペのようなスタイリッシュさと乗り降りのしやすさといった相反する要素を両立させるために導き出されたシルエットとなっているそうで、まずはこのクロスオーバーが生み出され、そこからクラウンの群戦略が始まったそうです。
確かにその他の車系は個性的でありつつも、従来の車の形をクラウンの質感で実現したものとなっており、これまでにない革新的なシルエットの車系という意味ではこのクロスオーバーが最も個性的であり、これまでのクラウンの常識を打ち破ったものといえます。
結果としてユーザー層の若返りに寄与しており、20代のクラウンユーザがこれまでのシリーズの2.5倍に増えたそうで、これからのクラウンのコンセプトを決定づけるものになったモデルといえそうです。
内装に関しては前述した通り、20代のユーザが増えていることからも、これまでのクラウンユーザが求めていたフォーマルさよりもスタイリッシュさを優先したような配色や素材が選択されている印象となっており、個人的には質感が低いように感じませんでしたが、その他のクラウン車系と比較すると劣ってしまっていると感じる方はおられるかもしれません。
そこで、今回のアップデートではその内装の質感を中心に改善が行われています。
内装アップデートについて
アップデート内容についてです。
アップデートが行われる箇所は全部で5箇所となっています。
まずは運転席、助手席のドア内張となっており、元々のウィンドウスイッチの台座はこのようになっていますが、こちらがご覧のようにクラウンスポーツに与えられたものと同様、ピアノブラックの加飾が与えられたものへと変更されます。こうすることによって元々のブロンズの加飾とのコントラストも際立ち、より高級感のあるものへと置き換わっています。
また、ドアハンドルの色もシルバー塗装のものからブロンズ塗装へと変更されることによって、内装のブロンズ加飾との統一感あるものへと変更されます。
続いての変更点が最も大きな面積を占めるものとなっており、センターアームレストのシフトパネルおよびカップホルダー周辺樹脂パーツの変更となります。
元々のクロスオーバーのセンターアームレストのパネルは実車を見ると細かなラメが入っており、決して質感の低いものではないと思われますが、かなりの大部分を占めるパーツであり、目につきやすいものでもあるため、質感が気にある方が多い印象です。
こちらのパネルがご覧のように、今回のアップデートでピアノブラックのパーツへと置き換えられ、高級感ある見た目が担保されたことで質感に対する不満点はかなり解消されたことと思います。
注意点としては、置くだけ充電を装備されている車両の場合、ご覧の通り、その周辺パーツに関しては今回のアップデートでの交換対象とはならないそうです。
最後に後席周りの装備となりますが、センタートンネル上部のエアコン吹き出し口周りパーツのアップデートになります。こちらは元々の状態では特に加飾など与えられておらず、後席の乗員からはよく目につく部分でもあり、こちらに関しては個人的にも質感をもう少し頑張ってほしい印象のものとなっていました。
その部分が今回のアップデートではピアノブラックのパーツにブロンズの加飾があしらわれたものとなり、非常に質感が向上しています。これはかなり印象が変わる効果があるものになっていると思います。
以上が、今回のアップデート内容となっています。
スポーツやセダンなど、その他のクラウン車系が発売開始されていく中で、唯一、デュアルブーストハイブリッドが採用されていたり、個性的なシルエットの上で、後席の快適性を両立されていたりとクロスオーバーの評価が見直されつつある中で、今回のアップデートにより、質感の弱点も克服されたとなるとクロスオーバーの評価もよりアップすること間違いないかと思いますので、既存のオーナーの方、購入検討をされている方、要注目となっています。
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