【2026年最新】レクサス新型「LS」一部改良の変更点を徹底解説!価格・新装備まとめ

レクサス
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本記事の内容について

2026年9月10日、レクサスはフラッグシップセダンである「LS」の一部改良モデルを発表し、同日より全国のレクサス店にて発売を開始しました

1989年のブランド創設時よりレクサスの礎を築いてきたフラッグシップモデルであるLSは、今回の2027年モデル(2026年9月改良)において、自動車の本質である「走りの質感」と「快適な移動空間」の向上に大きくメスを入れています。最大のトピックは、新技術「REDS(Response-Enhancing Damping Structure:レスポンス向上減衰構造)」の採用とボディの体幹強化による、操縦安定性と乗り心地の劇的な進化です。また、従来のガソリンエンジン搭載車(LS500)が廃止されて全車がハイブリッドモデル(LS500h)へと集約されたほか、新たな快適装備としてパノラマルーフが設定されるなど、ラインナップと装備体系の大幅な再編が行われました

この記事では、メーカー公式発表の詳細なデータを基に、新型LSのグレード構成や車両価格、従来モデルからの変更点、そして購入検討者が知っておくべき注目ポイントまでを網羅的に解説します。

この記事でわかること

  • 今回の一部改良における主な変更点
  • 新型LS(2027年モデル)のグレード構成と最新の車両価格
  • パワートレーンの特徴(ガソリン車廃止とハイブリッド一本化の背景)
  • 乗り心地を劇的に進化させた新技術「REDS」の詳細
  • 新しく設定されたパノラマルーフや内装オプション
  • 従来モデル(前型)との価格・装備の詳細な違い
  • 購入検討時に注目したいポイントとおすすめグレード

今回の発表内容・変更点

今回発表されたレクサス新型LSの一部改良は、フラッグシップセダンに求められる「上質な乗り心地」と「ドライバーの意のままに操れる走行性能」を高い次元で両立させるためのアップデートが中心となっています

項目内容
発表日2026年9月10日
発売日2026年9月10日
主な変更点・新技術「REDS」の採用およびセンタートンネル補強
・パノラマルーフを全車にメーカーオプション設定
・3.5Lガソリンターボ車(LS500)の廃止
・リヤエンブレムを「LEXUS」バラ文字ロゴへ変更
価格帯14,140,000円 〜 18,050,000円(税込)
注目装備パノラマルーフ、前後方記録ドライブレコーダーの標準化、デジタルインナーミラーの標準化

今回特に注目すべきポイントは以下の3点に集約されます。

第一に、ボディ剛性とサスペンション制御の抜本的な見直しです。従来のフロントおよびリヤエンドの補強に加え、新たにフロア中央の「センタートンネル」に補強を追加することで、車両の体幹を大幅に強化しました。さらに、微細な振動を熱硬化樹脂によって吸収する新技術「REDS」をサスペンションブレース等に採用し、大径ホイール装着車特有の不快な高周波振動をシャットアウトしています。これにより、後席のVIPが快適にくつろげるフラットな乗り心地を実現しました。

第二に、ラインナップの整理と電動化へのシフトです。これまで設定されていた3.5L V6ツインターボエンジンを搭載する純ガソリンモデル(LS500)が廃止され、全車が3.5L V6マルチステージハイブリッド(LS500h)に一本化されました。また、装備を簡略化したエントリーグレード「I package」も廃止され、上位3グレードのみの展開へと集約されています

第三に、快適装備と先進意匠のアップデートです。これまで一部の海外市場などで展開されていた開放感あふれる「パノラマルーフ」が、全グレードで選択可能となりました。外観では、リヤトランク中央に配置されていた従来のL字エンブレムが廃止され、近年のレクサスSUVモデルなどに共通する横文字の「LEXUS」ロゴへと変更され、よりモダンで洗練された後ろ姿へと生まれ変わっています

グレード構成と車両価格

新型LSは、パワートレーンがハイブリッド(LS500h)に統一され、スポーティな「F SPORT」、充実装備の「version L」、最上級後席空間を備える「EXECUTIVE」の3グレード構成となりました。すべてのグレードにおいて、後輪駆動の2WD(FR)と、全天候型のAWD(四輪駆動)が選択可能です

グレードパワートレーン駆動方式価格(税込)主な特徴
F SPORT3.5L V6 HEV2WD (FR)14,140,000円専用サスペンション・スポーティ仕様
F SPORT3.5L V6 HEVAWD14,620,000円専用サスペンション・スポーティ仕様
version L3.5L V6 HEV2WD (FR)16,040,000円快適・先進装備が充実したラグジュアリー仕様
version L3.5L V6 HEVAWD16,520,000円快適・先進装備が充実したラグジュアリー仕様
EXECUTIVE3.5L V6 HEV2WD (FR)17,570,000円後席の極上のくつろぎを追求した最上級仕様
EXECUTIVE3.5L V6 HEVAWD18,050,000円後席の極上のくつろぎを追求した最上級仕様

※価格は消費税10%込み。リサイクル料金は含まれません

従来モデルとの価格比較と変動の背景

今回の商品改良に伴い、各グレードの車両本体価格は従来モデル(2025年9月改良モデル)と比較して上昇しています

グレード(2WD)旧価格(前型)新価格(新型)差額
F SPORT13,790,000円14,140,000円+ 350,000円
version L15,570,000円16,040,000円+ 470,000円
EXECUTIVE17,250,000円17,570,000円+ 320,000円

この価格上昇は、単なる材料費の高騰や値上げによるものではありません。従来モデルではオプション扱い、あるいは一部グレードにしか設定されていなかった「デジタルインナーミラー(カメラの映像をルームミラーに映し出す装備)」や「前後方記録ドライブレコーダー」、「ムーンルーフ(パノラマルーフ非装着時)」などが全車標準装備化されたことによる実質的な装備充実が反映されています。購入後にこれらのオプションを追加する手間や費用を考慮すれば、実質的な価格差は見た目の数字よりも小さく、納得感の高い価格設定といえそうです。

各グレードの特徴

新型LSはグレードが3つに厳選されたことで、それぞれのキャラクターがより明確になりました。用途やライフスタイルに合わせて、最適な一台を選択することが可能です

F SPORT(自らステアリングを握る歓びを追求)

ドライバーが自身で運転を楽しむ「オーナードリブン」を前提としたスポーティグレードです。 外観には、精緻なメッシュパターンを持つ専用のスピンドルグリルや、スーパーグロスブラックメタリック塗装が施された20インチアルミホイールが採用され、アグレッシブな存在感を放ちます。今回の改良において、従来はフロントとリヤで異なるサイズのタイヤ(フロント245/45R20、リヤ275/40R20)を装着していましたが、新型では前後共通の「245/45R20」サイズへと統一されました。これにより、近年の厳しい騒音規制に対応しつつ、フラッグシップにふさわしい乗り心地と運動性能の最適なバランスが再構築されています。 内装にはホールド性の高い専用スポーツシートや専用メーターが備わり、走りへの期待感を高める仕立てとなっています

version L(快適性と静粛性を極めた中核モデル)

LSの本質である「上質な移動空間」を最もバランス良く体現するラグジュアリーグレードです。 外観の足元には、タイヤ内部の空気共鳴音を打ち消す「中空レゾネーター構造」を採用したノイズリダクションアルミホイールが標準装着され、走行中のロードノイズを極限まで低減しています。後席にはマッサージ機能(リラクゼーション機能)や電動リクライニングなど、乗員をもてなす快適装備が充実しており、自ら運転する用途はもちろん、ご家族やゲストを後席に乗せる機会が多い方にとっても高い満足度が得られるグレードです

EXECUTIVE(極上の後席空間を備える最上級仕様)

フラッグシップセダンの頂点に立つ、ショーファードリブン(お抱え運転手による送迎用)に最適な最上級グレードです。 VIPの送迎など、後席の快適性を何よりも優先するユーザーに向けて設計されています。助手席を前方に大きくスライドさせて広大な足元空間を作り出す機能や、後席専用のエンターテインメントシステム、専用のオーディオシステムが標準装備されます。さらに、日本の伝統工芸を用いた「切子調カットガラス」や「プラチナ箔&西陣織」など、100万円を超える超高額な専用インテリアオプションを選択できるのは、このEXECUTIVEグレードのみに許された特権です

パワートレーン

今回の商品改良により、ガソリンターボモデル(LS500)が廃止されたため、新型LSのパワートレーンは「マルチステージハイブリッドシステム(LS500h)」の1種類のみとなりました

項目スペック
エンジン型式8GR-FXS(3.5L V型6気筒 自然吸気)
排気量3,456 cc
エンジン最高出力220 kW (299 PS) / 6,600 rpm
エンジン最大トルク356 N・m (36.3 kgf・m) / 5,100 rpm
モーター最高出力132 kW (180 PS)
モーター最大トルク300 N・m (30.6 kgf・m)
システム最高出力264 kW (359 PS)
トランスミッションマルチステージハイブリッドトランスミッション(10段変速制御)
駆動方式2WD (FR) / AWD

レクサス独自の「マルチステージハイブリッドシステム」は、2つのモーターを内蔵するハイブリッドトランスミッションに、有段ギアの自動変速機構を組み合わせた革新的なシステムです。従来のハイブリッド車が抱えがちであった「アクセルを踏み込むとエンジン回転数だけが先に上がり、車速が後からついてくる(ラバーバンドフィール)」という違和感を解消するため、10段の模擬変速制御を取り入れています。 これにより、ドライバーのアクセル操作に対してダイレクトでリズミカルな加速感を提供します。最高出力299PSを発揮する3.5L V6エンジンに、180PSの強力な駆動用モーターを掛け合わせることで、システム全体で359PSの出力を発生。2.2トンを超える重量級のボディを軽々と、そして極めて静かに押し出す様は、フラッグシップセダンにふさわしい動力性能といえます。

燃費・航続距離

大排気量エンジンを搭載する大型セダンでありながら、ハイブリッドシステムによる卓越した環境性能を備えているのも新型LSの大きな魅力です

モード2WD (FR)AWD
WLTCモード燃費13.8 km/L12.2 km/L
市街地モード10.5 km/L9.5 km/L
郊外モード13.9 km/L11.9 km/L
高速道路モード15.8 km/L14.1 km/L

※2WDモデルの数値は標準的なホイール装着時のものです。F SPORTなどの特定条件ではコンマ数km/Lの変動があります

車重2,200kg〜2,370kgクラスのラグジュアリーセダンが、実用燃費に近いWLTCモードで13.8km/Lをマークするのは驚異的といえます。ハイブリッドシステムはストップ&ゴーの多い市街地(10.5km/L)において、減速時の回生ブレーキ(エネルギーを電気として回収する仕組み)によってバッテリーを充電し、モーター単独での走行時間を増やすことで燃費の落ち込みを防ぎます。また、高速道路を利用した長距離移動がメインであれば15km/Lを超える燃費も期待でき、給油回数を減らして快適なロングドライブを楽しむことが可能です

外観デザイン

新型LSの外観は、日本の美意識と最新テクノロジーを融合させたレクサスのデザインフィロソフィー「L-finesse(エル・フィネス)」を基調としています。今回の一部改良では、全体のエレガントなプロポーションを維持しつつ、細部の意匠が洗練されました

フロントデザイン

フロントマスクには、精密に作り込まれたダークメタリック塗装のスピンドルグリルが鎮座しています。数千もの面で構成された複雑なメッシュパターンは、コンピューターによる設計の後に、熟練の職人(TAKUMI)が手作業で一つひとつのラインや面を微調整することで、フラッグシップにふさわしい圧倒的な質感と凄みを生み出しています。ヘッドランプには小型の3眼フルLEDが採用され、シャープな眼差しを形作っています

サイドデザイン

サイドビューにおいて特徴的なのが、ドアガラスと窓枠の段差を極限までなくした「フラッシュサーフェイスウインドゥ」です。フロントドアからリヤクォーターガラスに至るまでが連続した滑らかな面となっており、流れるような美しいシルエットを際立たせると同時に、高速走行時の不快な風切り音の低減に大きく貢献しています

リアデザイン

今回の改良で最も明確な外観の変更点がリアデザインです。 従来モデルではトランク中央に「L」字のエンブレムが配置されていましたが、新型では近年のレクサスNXやRXなどの新型モデルに共通して採用されている、バラ文字の「LEXUS」ロゴへと変更されました。さらに、ハイブリッド車であることを示していたブルーのアクセントバッジや「AWD」エンブレムなども整理され、よりソリッドで現代的な、すっきりとした後ろ姿へと進化しています

ボディカラー

新型LSには、日本の伝統的な情景や金属の質感を表現した特別なカラーが用意されています

【画像挿入:ボディカラー一覧】

  • 銀影ラスター(メーカーオプション 330,000円)
  • ソニックイリジウム
  • ソニックチタニウム
  • マンガンラスター(メーカーオプション 165,000円)
  • グラファイトブラックガラスフレーク
  • ソニックアゲート
  • ディープブルーマイカ
  • ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT専用色などから展開拡大)

特に「銀影ラスター」は、「月の道(満月の前後数日間だけ海面に浮かび上がる光の道)」をテーマに開発された究極のシルバー塗装です。独自のソニック工法により、アルミ蒸着層をわずか1ミクロンという極限の薄さに凝縮し、粒子感を全く感じさせない鏡面のような滑らかな金属質感を実現しています

ボディサイズ

フラッグシップセダンゆえに、ボディサイズは非常に大柄で堂々としたプロポーションを持っています

項目サイズ
全長5,235 mm
全幅1,900 mm
全高1,450 mm(AWDは1,460 mm)
ホイールベース3,125 mm
最低地上高140 mm
最小回転半径5.6 m(AWDは5.9 m)

全幅1,900mm、全長5.2mを超えるサイズは、日本の狭い市街地や古い立体駐車場(幅1,850mm制限など)では取り回しに気を使う場面があります。しかし、2WDモデルには後輪の操舵角を車速に応じて自動制御する「DRS(ダイナミックリアステアリング)」が搭載されており、低速時には後輪を前輪と逆方向(逆位相)に切ることで、最小回転半径を5.6mに抑えています。このクラスの大型セダンとしては非常に小回りが利きやすく、Uターンや車庫入れ時の負担が大幅に軽減されるよう配慮されています

内装

内装は、最高級の素材と職人の技が惜しみなく注がれた、まさに「走る伝統工芸品」と呼ぶにふさわしい空間です

インテリアカラーと伝統工芸の拡充

最上級グレード「EXECUTIVE」では、インテリアの質感を決定づけるオーナメントパネルの選択肢が拡充されました。 オプションとして、職人の手によって精緻に彫り込まれた「切子調カットガラス」や、金沢の伝統技術である極薄の「プラチナ箔」、京都の老舗織屋との協業による「西陣織」など、日本の美意識を凝縮した加飾パネルが用意されています。特にプラチナ箔と西陣織の組み合わせは、外装色の「銀影ラスター」と同様に「月の道」をモチーフとしており、揺らめく水面を西陣織の引き箔糸で、月明かりをプラチナ箔で表現しています。 今回の改良により、これらの工芸品オプションを組み合わせられる内装カラーのバリエーションが増え、より自分好みの特注空間を作り出せるようになりました

新設定「パノラマルーフ」

これまで海外仕様のみの設定であった「パノラマルーフ」が、全グレードにメーカーオプション(154,000円)として新たに設定されました。 前席から後席にかけて広大なガラスエリアが広がり、キャビン全体に圧倒的な開放感をもたらします。単にガラス面積が大きいだけでなく、チルト&アウタースライド機構や、日差しを遮るIR・UVカット機能、前後分割式の電動サンシェードを完備しています。さらに、前方にメッシュディフレクターを配置することで、ルーフを開けて走行した際の不快な風切り音を最小限に抑える工夫が施されています

快適装備とインフォテインメントの標準化

今回の改良に合わせて、日常の使い勝手や安心感を高める以下の装備が全車標準化されています

  • デジタルインナーミラー: 後部座席の乗員や荷物に視界を遮られることなく、カメラの映像でクリアな後方視界を確保します。
  • 前後方記録ドライブレコーダー: 車両のカメラを利用した録画システムが標準化され、後付けの煩わしさが解消されました。
  • 12.3インチフル液晶メーター: より多彩な情報をグラフィカルに表示可能となりました。
  • ムーンルーフ: パノラマルーフを選択しない場合でも、通常のチルト&スライド式ムーンルーフが全車標準で装着されます。

荷室・実用性

フラッグシップセダンとして、ゴルフバッグや出張用のスーツケースを十分に積載できるラゲッジスペースが確保されています

  • 荷室容量(VDA方式): 400L 〜 430L

ハイブリッドモデルであるため、リアシート後方に駆動用の大型バッテリーを搭載する関係上、純ガソリン車時代の広大なトランク容量と比較すると若干の制限はあります。しかし、日常の買い物やVIPの空港送迎、接待ゴルフなどにおいて実用上の問題となることは少ない容量が確保されています

安全装備・運転支援

新型LSには、レクサス最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が全車標準装備されています。世界トップクラスの安全性能で乗員を守ります。

主な機能は以下の通りです。

  • プリクラッシュセーフティ: ミリ波レーダーと単眼カメラを使用し、車両や歩行者、自転車を検知。さらに、交差点右左折時の対向車や横断歩行者も検知し、衝突の危険があれば自動ブレーキやステアリングの操舵支援(緊急時操舵支援)を行って衝突回避をサポートします。
  • プロアクティブドライビングアシスト (PDA): 歩行者の横断やカーブなどを先読みし、危険に近づきすぎないようにステアリングやブレーキを日常的に優しくアシストする機能です。運転中のヒヤリハットを未然に防ぎます。
  • レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付): 高速道路で先行車との車間距離を保ちながら自動で追従走行を行います。カーブを認識して事前に減速する機能や、ウインカー操作と連動して追い越し加速を支援する機能も備えています。

究極の運転支援「Lexus Teammate」

先進の高度運転支援技術「Lexus Teammate」も搭載可能です

  • Advanced Drive(渋滞時支援): 高速道路や自動車専用道路での渋滞時(一定速度以下)に、ドライバーモニターによる監視のもと、システムが認知・判断・操作を支援します。ドライバーはステアリングから手を離すことが可能となり、渋滞時の疲労を大幅に軽減します。
  • Advanced Park: 駐車スペースの横に停車しスイッチを押すだけで、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト操作をシステムが全自動で行い、安全かつスムーズな駐車をサポートします。さらに、車外からスマートフォンで遠隔操作できるリモート機能も備わっています。

今回注目の新装備・新技術

乗り心地を劇的に変える「REDS」とセンタートンネル補強

今回の改良における最大のハイライトは、カタログのスペック表には表れない「ボディの体幹」と「サスペンション周辺」への徹底的なチューニングです。レクサスが掲げる「すっきりと奥深い走りの味(Lexus Driving Signature)」をさらに高い次元へ引き上げるため、目に見えない部分に多大なコストが掛けられています

まず、従来から行われてきたフロントとリヤのボディ剛性強化に加え、新たにフロア中央の「センタートンネル」に補強が追加されました。これにより車体全体のねじれ剛性が高まり、ステアリングを操作した際に車体が遅れることなく、ドライバーと車が一体となって動くレスポンスを獲得しています

さらに、リヤサスペンションブレースとラゲッジブレースには、「REDS(Response-Enhancing Damping Structure:レスポンス向上減衰構造)」と呼ばれる世界初のアプローチとなる新技術が投入されました。 近年の高級車は、ボディ剛性の強化や大径ホイールの採用によって操縦安定性が高まる反面、路面からの微細なザラザラ・ビリビリとした「高周波振動」がキャビンに伝わりやすくなるというジレンマを抱えていました。REDSは、金属製のブレース(補強部品)に特殊な熱硬化樹脂を塗布・焼き付ける技術です。金属による「車体を支える硬さ」を維持したまま、樹脂が持つ「微細な振動を吸収する性質」を組み合わせることで、剛性と振動吸収という相反する要素を見事に両立させています

これに合わせて、電子制御サスペンション(AVS)や電動パワーステアリング(EPS)の制御プログラムも最適化されました。結果として、コーナーでの無駄なロール(横揺れ)やブレーキ時のピッチング(縦揺れ)が極限まで抑えられ、後席のVIPが快適に眠れるほどのフラットな乗り心地と、ドライバーが意のままに操れる高い操縦安定性が高次元でバランスされています

従来モデルとの違い

今回発表された新型(2026年9月改良モデル)と、直近の従来モデル(前型)の違いを比較表としてまとめました

項目従来モデル(前型)今回のモデル(新型)
パワートレーン3.5L V6ツインターボ (LS500)
3.5L V6 HEV (LS500h)
3.5L V6 HEV (LS500h) のみ
※ガソリン車廃止
グレード展開I package、F SPORT、
version L、EXECUTIVE
F SPORT、version L、
EXECUTIVE
※I package廃止
リアエンブレムL字ロゴ + ブルーHEVバッジ「LEXUS」文字ロゴ + HEVバッジ廃止
ルーフムーンルーフ(一部オプション)ムーンルーフ標準装備
パノラマルーフ(全車オプション)
ボディ・足回り従来構造センタートンネル補強追加
減衰構造「REDS」新採用
安全・快適装備一部オプション設定デジタルインナーミラー標準化
前後ドラレコ標準化
ベース価格(2WD)1,257万円〜(I package)1,414万円〜(F SPORT)

今回の商品改良は、単なる機能追加にとどまらず、「走りの土台」を大きく刷新した点が特徴です。ドライブレコーダー等の標準化により実質的な商品価値が高まりつつ、新技術REDSによって乗り心地が明確に進化しているため、購入後の満足度は従来モデル以上に高まるはずです

メーカーオプション・主要装備

新型LSの魅力をさらに引き出す、主なメーカーオプションは以下の通りです。

  • パノラマルーフ(154,000円): 後席まで広がるガラスルーフ。EXECUTIVEグレードでの選択時は一部制約あり。
  • 銀影ラスター(330,000円): 1ミクロンのアルミ蒸着層が生み出す、究極の金属質感を持つボディカラー。
  • プラチナ箔&西陣織 ドアトリム加飾(660,000円): 金沢のプラチナ箔と京都の西陣織を用いた最高級内装。EXECUTIVE専用。
  • 切子調カットガラス ドアトリム加飾(1,540,000円): 職人が手作業でカッティングを施したガラスオーナメント。EXECUTIVE専用。

おすすめグレード

新型LSのラインナップのなかで、どのような基準で選ぶべきかを解説します。

  • 快適性やコストパフォーマンスを総合的に重視するなら「version L」 価格と装備のバランスが最も優れている中核グレードです。ノイズリダクションアルミホイールによる極めて高い静粛性や、後席のリラクゼーション機能など、LSに求められる「ラグジュアリーな移動体験」を十二分に満喫できます。自身で運転するオーナードリブンとしても、ご家族を乗せるファミリーカーとしても最もおすすめできる鉄板グレードです。
  • 走りの楽しさとスポーティな外観を求めるなら「F SPORT」 専用のサスペンションチューニングや20インチブラックホイール、スポーツシートなどが与えられており、ドライバーズカーとしての魅力に溢れています。新型ではフロント・リヤのタイヤサイズが統一されたことで、ランニングコストや乗り心地の面でも扱いやすさが向上しています。
  • 究極のおもてなし空間を求めるなら「EXECUTIVE」 主に法人用途や、運転手付きのショーファードリブンとして利用される方に最適です。専用の切子調カットガラスなど、価格を度外視してでも日本の最高の工芸品と最新技術を味わいたいエグゼクティブに向けた唯一無二のグレードです。

購入検討時の注意点

  • 純ガソリンターボ車の廃止 これまでラインナップされていた純ガソリンモデル(LS500)が完全に廃止されました。純粋な内燃機関特有のエモーショナルなフィーリングや、ターボの爆発的な加速力を求めていた方は、中古車市場で従来モデルを探すか、モーターのトルクを活かしたシームレスな加速を持つハイブリッドのLS500hへ移行することになります。
  • エントリー価格の実質的な上昇 装備を簡素化して価格を抑えていた「I package」が廃止されたことと、ベース価格の引き上げにより、最も安価なモデルでも1,400万円を超える価格設定となりました。ただし前述の通り、以前はオプションだったデジタルミラーやドラレコなどが標準装備化されているため、実質的な装備価値を考慮すれば納得感のある設定です。
  • パノラマルーフ選択時の制約 新たに設定されたパノラマルーフ(154,000円)は非常に魅力的な装備ですが、最上級の「EXECUTIVE」グレードでこれを選択した場合、ルーフ構造の制約により「リヤエアコン(左右ルーフレジスター/天井のエアコン吹き出し口)」が非装着となります。後席の完璧な空調環境にこだわる場合は注意が必要です。

まとめ

今回のレクサス新型「LS」一部改良(2027年モデル)における重要なポイントは以下の通りです。

  • 新技術「REDS」とセンタートンネル補強により、乗り心地・操縦安定性が劇的に進化
  • ガソリンターボ車が廃止され、全車3.5L V6ハイブリッド(LS500h)に一本化
  • 開放感あふれるパノラマルーフが全車にメーカーオプション設定
  • 前後方ドライブレコーダーやデジタルインナーミラー、ムーンルーフを全車標準装備化
  • リヤエンブレムが「LEXUS」バラ文字ロゴへ変更され、洗練された外観へ進化

今回の発表によって、レクサスLSはフラッグシップセダンとしての「乗り味」の奥深さと、移動空間としての快適性にさらなる磨きをかけました。価格帯は底上げされたものの、ガソリン車やエントリーグレードを整理し、最新の安全装備や快適装備を標準化したことで、どのグレードを選んでも一切妥協のない最高峰の体験が手に入る設定となっています。購入検討者にとって、新技術REDSがもたらす進化した静粛性とフラットな乗り心地は、実際にディーラーで試乗して確かめる価値が十分にある最大の魅力といえそうです。

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