レクサス
関連広告

本記事の内容について

こんにちは、ムラクモです。

今回は2026年6月に発売された新型レクサスESをご紹介します。

この記事では新しく追加された電気自動車モデルを含む魅力的なグレード構成や価格、徹底的に鍛え上げられたパワートレーン、空力と美しさを融合した外観、圧倒的なトランク容量、そして先進技術でおもてなしを体現した極上の内装について解説します 。
グレードごとの装備の違いや見積シミュレーションも実施していますので、購入検討の参考となれば幸いです。それではご覧ください。

1. グレード構成と価格について

まずはグレード構成についてです。
新型レクサスESはハイブリッドモデルと電気自動車モデルを同一車種内で選択できる革新的なマルチパスウェイ戦略を採用して全面刷新されました。

ハイブリッドモデルはES350hという名称で、前輪駆動モデルと四輪駆動モデルが用意されています。車両価格は前輪駆動モデルが7900000円、電気式四輪駆動システムを搭載した四輪駆動モデルが8100000円です 。ハイブリッドモデルはベースグレードのみとなっており、この後に紹介するversionL用の装備などは装備できない状態となっている点は注意です。

一方、電気自動車モデルは前輪駆動のES350eと、四輪駆動のES500eが設定されています。ES350eの価格はベースグレードが7900000円、快適性を高めたversionLが8800000円、後席の極上なおもてなしを追求した新設定のRr Comfort packageが9200000円となっています 。
四輪駆動の電気自動車モデルであるES500eは標準仕様が8300000円、versionLが9200000円に設定されています 。この価格設定における最大の強みは電気自動車のエントリーモデルであるES350eの標準仕様が、ハイブリッドモデルの前輪駆動と同じ7900000円という同一価格からスタートする点です。これは従来の電気自動車にありがちであった価格的なハードルを完全に取り除く非常に魅力的な戦略となっています。

【一覧表】新型レクサスES グレード・価格構成

パワートレーングレード駆動方式車両本体価格(税込)
ハイブリッド(ES350h)ベースグレードFWD(前輪駆動)7,900,000円
ベースグレードAWD(四輪駆動)8,100,000円
電気自動車(ES350e)標準仕様(ベース)FWD(前輪駆動)7,900,000円
versionLFWD(前輪駆動)8,800,000円
Rr Comfort packageFWD(前輪駆動)9,200,000円
電気自動車(ES500e)標準仕様AWD(四輪駆動)8,300,000円
versionLAWD(四輪駆動)9,200,000円

2. パワートレーンと走行性能について

続いてパワートレーンについてです。

新型ESは多様な選択肢を提供するマルチパスウェイにより、進化したハイブリッドシステムと大容量バッテリーを搭載した電気自動車システムの二つのパワートレーンを用意しています。

ハイブリッドモデル(ES350h)のスペック

まずハイブリッドモデルのES350hには、高い燃焼効率を誇る2.5リッター直列4気筒エンジンが搭載されています。エンジンのカタログスペックは最高出力が189ps、最大トルクは235Nmを発揮します。フロントモーターには最高出力162ps、最大トルク273Nmを発揮し、四輪駆動モデルにはさらにリアに最高出力56ps、123Nmを発揮するモータを搭載したE-Fourシステムが採用されています 。

燃費性能は非常に優秀で、WLTCモードにおいて19インチタイヤ装着時、前輪駆動モデルが25.4km/L、四輪駆動モデルが24.8km/Lという圧倒的な低燃費を実現しています 。
また、蓄積されたドライバーの運転履歴から減速地点を予測してエンジンブレーキ力を高める先読み減速支援や、渋滞や長い下り坂を予測して電池残量を賢く管理する先読みSOC制御、自宅周辺で自動的に電気自動車走行に切り替える先読みEVドライブ機能など、効率を高める先読みエコドライブ機能が標準装備されています。

電気自動車モデル(ES350e / ES500e)のスペック

電気自動車モデルにはモーターとトランスアクスル、インバーターを一体化したコンパクトなeAxleが採用されており、オイルの撹拌損失低減や低粘度オイルの採用により、大幅な電力損失の低減を実現しています 。

前輪駆動のES350eはフロントに最高出力227ps、268Nmを発揮するモータを搭載し、四輪駆動のES500eはリアに最高出力120ps、最大トルク169Nmを発揮するモータを搭載します。非常に強力なツインモーター仕様となっており、システム全体の最高出力は338psに達し、静粛でありながらシームレスで力強い加速性能を発揮します。
電気自動車モデルの駆動用主電池には、総電力量が74.69kWhの大容量リチウムイオンバッテリーが採用され、床下に配置することで圧倒的な低重心化を達成しています。一充電走行距離はWLTCモードにおいて19インチタイヤ装着時、ES350eが670km、ES500eが636kmという長距離でも安心してこなせる航続可能距離を確保しています。メーカーオプションの21インチタイヤを装着した場合は、一充電走行距離がES350eで618km、ES500eで583kmとなります。

先進の走行テクノロジー(DIRECT4 / インタラクティブマニュアルドライブ)

走行性能を支える技術として、ES500eには電動四輪駆動力システムであるDIRECT4が標準装備されています 。DIRECT4は車速や舵角から最適な前後駆動力配分をリアルタイムに制御し、発進時や加速時にはピッチングを抑え、コーナリング進入時にはフロント寄りの駆動力に配分してスッと曲がり、立ち上がり時には各輪の接地荷重に応じたトルク配分で狙い通りのラインをトレースできます 。さらに、ES500eにのみ搭載される非常にユニークな装備として、インタラクティブマニュアルドライブが搭載されています。これは仮想のパワーソースと、8速の仮想トランスミッションを搭載し、ステアリング裏のパドルシフトを操作することで、まるでマニュアル車を操っているかのような、ダイナミックな変速フィールと臨場感のあるサウンドをスピーカーから出力する機能です 。タコメーターとパワーメーターを併せもったシフトガイドメーターが連動し、電気自動車でありながら走りのワクワク感を楽しむことができます。減速時には5段階から選べる減速度セレクターや、加速の意図に応じた伸び感を演出する動的G制御も標準装備されています 。

充電性能と快適機能

充電性能についてですが、150kWの急速充電器を使用した場合、外気温が25℃の状況で、容量10パーセントから80パーセントまでを約28分で急速充電可能です 。50kW急速充電では約60分、90kWでは約40分となります。冬場などの低温時において充電性能を維持するため、ナビゲーションで急速充電器を設定すると、到着までに駆動用電池を最適な温度に調整するナビ連携プレコンディショニング機能や、出発時刻に合わせて温めるバッテリープレコンディショニング機能、そして空調の熱を効率よくバッテリーへ伝達する電池急速昇温システムが標準装備されています。さらに、普通充電中や急速充電中に外部電源によって車内のエアコンやオーディオを使用できるマイルームモードも備わっており、充電中の快適性も確保されています。

【一覧表】パワートレーン・主要スペック比較

項目ハイブリッド(ES350h)電気自動車(ES350e)電気自動車(ES500e)
駆動方式FWD / AWD(E-Four)FWD(前輪駆動)AWD(DIRECT4)
最高出力(システム計)エンジン: 189ps / 前モータ: 162ps / 後モータ: 56psモーター: 227ps(119kW)システム最大: 338ps(リヤモータ: 120ps)
最大トルクエンジン: 235Nm / 前モータ: 273Nm / 後モータ: 123Nmモーター: 268Nmリヤモーター: 169Nm
主電池 総電力量–74.69 kWh74.69 kWh
燃費 / 航続距離(19インチ)FWD: 25.4km/L
AWD: 24.8km/L
670 km636 km
航続距離(21インチオプション)–618 km583 km
急速充電時間(10%→80%)–150kW:約28分
90kW:約40分
50kW:約60分
150kW:約28分
90kW:約40分
50kW:約60分

3. 外観(エクステリア)紹介について

外観紹介、まずはボディカラーについてです。

ボディカラーバリエーション

新型ESには電気自動車のクリーンなイメージを新解釈した新規開発カラーであるソウが全車に設定されています 。これは光が当たるハイライト部分に美しいブルーエフェクトが現れる非常に深く透明感のあるソリッドライクなカラーです。

そのほかにも、シャープな光沢感を放つ以下のカラーが設定されています。

  • ソニックチタニウム
  • ソニックイリジウム
  • ソニッククロム
  • グラファイトブラックガラスフレーク
  • ホワイトノーヴァガラスフレーク

さらに、息を呑むような深く鮮やかな輝きをもたらすソニックカッパーがメーカーオプションとして全車に用意されています。

フロントフェイス

フロントフェイスまわりを詳しくみると新型ESのフロントマスクは、コンセプトカーであるLF-ZCのデザイン思想に沿った先進的かつ独創的な表情となりました。レクサスの象徴であるスピンドル形状をフロントグリルだけでなくボディ全体の造形に融合させています。

具体的には、ボンネットの先端からバンパーのコーナーまでエッジを効かせたラインを通し、一体感のあるスピンドル形状を描き出しています。低いノーズから連続するスピンドルボディと、セダンらしい水平基調のフェンダー部との高低差によって表現されたフロントフェイスは、大胆で低く構えた独創的な印象を与えてくれます。従来型よりもシャープで堂々とした顔つきとなり、一目で新世代のレクサスと分かるデザインです。

ライトユニットと先進防眩システム

ライトユニットにも新しいシグネチャーが導入されています。ヘッドランプのデイタイムランニングライトにはL字型のライトガイドが内側に向かって配され、ウインカーの点灯部分は外側に向かうL字型に配置されました。

これら二つのL字が並ぶ「ツインL」形状のフロントライトは、次世代のレクサスを象徴する新デザインアイコンとなっています。精悍さと先進性を感じさせるとともに、夜間でも遠目からすぐレクサス車だと認識できる独自の光のサインとなっています。

versionLおよびRr Comfort packageには、極細のマイクロLEDを使用し、0.1°という非常に細かい上下左右の角度で照射範囲を緻密にコントロールする高精細式アダプティブハイビームシステムが標準装備されています。

対向車や歩行者の眩惑を自動で減光して回避しながら夜間の広範な視界を確保するこの遮光レベルは、くっきりからぼんやりまでの5段階でカスタマイズすることができます。ベースグレード仕様にはオートマチックハイビームが標準装備されています。

ボディサイズ

次にボディサイズについてです。
新型ESのボディサイズは全長5140mm、全幅1920mm、ホイールベースは2950mmとなっています 。全高は電気自動車モデルが1560mm、ハイブリッドモデルが1555mmに設定されています 。最小回転半径は前輪駆動モデルが5.6m、四輪駆動モデルが6.0mとなっています。

新型ES ボディサイズまとめ

項目ハイブリッドモデル(ES350h)電気自動車モデル(ES350e / ES500e)
全長5,140 mm5,140 mm
全幅1,920 mm1,920 mm
全高1,555 mm1,560 mm
ホイールベース2,950 mm2,950 mm
最小回転半径FWD:5.6 m / AWD:6.0 mFWD:5.6 m / AWD:6.0 m

サイドシルエット

サイドのシルエットはボディ側面の各パネルを滑らかにつなぎ、余計なキャラクターラインを抑えることで、引き締まった面構成とし、実際の寸法以上に低く伸びやかに見せるデザインとなっています。

ルーフは前後に滑らかに繋がるワンモーションのシルエットを描いており、一見するとトランクの張り出しがないクーペのような流麗さを備えています。セダンでありながら後端に向けて絞り込まれたフォルムにより躍動感が生まれ、力強いスタンスの安定感のある姿勢が強調されています。フェンダーを大きく張り出させ、フロントからリアにかけてのボディに抑揚を与えています。この張り出したショルダーはデザイン上の迫力を増すだけでなく、気流を整える形状でもあり、空力性能にも貢献しているそうです。タイヤとホイールの配置にも工夫があり、セダンにおいて重要な車輪位置を1mm単位で最適化することで、理想的な前後オーバーハングとスタンスを追求しています。事実、タイヤが車体の四隅にぴったり収まったような安定感のある姿は、走行時の安定性だけでなくデザイン面でも堂々とした印象を与えています。

ホイールデザイン

続いてホイールデザインをご紹介します。

新型ESはミディアムグレーメタリック塗装の19インチアルミホイールにブラック塗装のエアロホイールカバーを装着した235/55R19サイズが全車に標準装備されています。このエアロホイールカバーはセダンにふさわしい美しいマルチスポークを表現しながら、独自のフィン形状によってブレーキを冷却する機能をもつ非常に合理的な装備です 。

またメーカーオプションとして、21インチタイヤおよびホイールセットを選択することができます。四輪駆動の電気自動車モデルであるES500eには235/45R21サイズの専用タイヤに、ミディアムグレーメタリック塗装のアルミホイールと、マットブラックおよびブラック塗装のエアロホイールカバーが組み合わされています。
前輪駆動のES350eには、同じく21インチタイヤに、ダークグレーメタリック塗装に美しい切削光輝を施した超軽量な薄板鋳造アルミホイールが設定されています。これらの21インチ仕様にはトレッドゴムにツインコンパウンド技術を採用したES専用タイヤが装着され、ロードノイズを極限まで抑えて静粛性を高めながら、非常に軽快なハンドリングを実現します。
ES350hには21インチ仕様のオプションホイールの設定がない点は注意です。

リアデザイン

次にリアデザインについてです。

リアビューはフロント以上に大胆な造形で、優雅さと力強さを両立した印象です。後輪付近からトランクエンドに向けてボディを絞り込むような面の動きによって、ESらしい流麗さが表現されています。特に後部キャビンを後方に向けて大きく絞り込んだシルエットと、下方に構えた安定感のある車体姿勢が組み合わさり、見た目の重心をぐっと低く見せています。

これにより、どっしりと地に足が着いたスタンスとスポーティな雰囲気が醸し出されています。また、ボディ後方の傾斜角度やバンパー形状は風の流れを考慮して最適化されており、高速走行時の安定性向上や空気抵抗の低減にも貢献しています。

リアコンビネーションランプ周りにも新しい取り組みが見られます。新型ESでは「リアLシグネチャーランプ」と 称する新デザインのテールランプが採用されました。 中央部には“LEXUS”の文字エンブレムが発光式で配置され、その左右に一本の細長いライトバーが横方向へ一直線に伸びるような意匠になっています。

いわゆる一文字に光るテールランプで、これ自体がブレーキランプを兼ねています。ウインカーやバックランプといった他の機能灯は、そのライトバーの外側両端に分離して配置されました。ランプ類を低い位置かつ左右端寄りにレイアウトすることで、後ろ姿におけるボディの絞り込み形状がより強調されるとともに、横方向の広がりも感じさせます。点灯時には左右に張り出したライトが視覚的な安定感を与え、非点灯時にはシンプルでクリーンな横一文字のデザインとして機能します。
また、メーカーオプションとしてリアスポイラーが設定されています 。ハイブリッドモデルでは、車体上部を流れる空気をより遠方まで流し、空気抵抗を低減させる重要な役割を果たします 。電気自動車モデルはスポイラーが非装着であっても、床下を完全にフラット化するアンダーカバーや、微小な渦を発生させて接地感を高めるディンプル加工、そしてリヤサスペンションメンバー下に採用された、極低周波振動を抑えるフィンにより、完璧な直進安定性と上質な乗り心地が確保されています。

4. 内装(インテリア)紹介について

内装紹介、まずはトランク容量についてです。

トランク容量と利便性

新型ESのトランク容量は最大で9.5インチのゴルフバッグを4個積み込むことができる非常に広大なスペースを確保しています 。床下収納スペースも確保されており、電気自動車モデルではここに充電ケーブルや、非常時に電力を外部に取り出すための、ヴィークルパワーコネクターを収納することができます。

エレガントなクーペ風シルエットを採用しつつも、非常に奥行きが広く、セダンとしての実用性をしっかり確保していることがよくわかります。セダンタイプであるため、高さのある荷物の対応は難しいかもしれませんが、日常のお買い物の荷物はもちろん、旅行用の大型スーツケースやゴルフバッグを複数載せても十分対応できるかと思われます。加えて後席真ん中を開口してトランクスルーも可能ですので、より荷室を拡張することができることもわかります。加えて、こちらは電気自動車モデルでありますが、バッテリーを床下に配置する新プラットフォーム設計により、モーターやバッテリーを搭載しながらもガソリンモデルと遜色ない荷室容量を実現していることもポイントかと思います。
電動車であるため、外部給電用のソケットも設けられており、家電など様々な用途に活用することも可能となっています。トランク内には、災害時やアウトドアに役立つ、最大1500ワットまでの電気製品が使用可能な、非常時給電システム付きのアクセサリーコンセントが標準装備されています 。

Rr Comfort packageには両手がふさがっている状態でも、リアバンパーの下に足を出し入れするだけでトランクが自動で開閉するハンズフリーパワートランクリッドが標準装備されており、その他のグレードには、通常のパワートランクリッドが標準装備となっています。

運転席周りのインテリアカラーとオーナメント加飾

続いて運転席周りになります。

まず、インテリアカラーとオーナメント加飾についてです。内装色は非常に上品なホワイト、ブラック、ヘーゼルの3色からお好みに合わせて選択可能です。

versionLおよびRr Comfort packageには、しっとりとした極上の肌触りを誇るセミアニリン本革シートが標準装備されます 。さらにドアトリムには昼は温かみのある竹の表情を、夜は新規開発された面発光技術により、揺らぐ美しい光で空間に奥行きを出すバンブーレイヤリング加飾が採用されます。
標準仕様のグレードには本革に近い滑らかな手触りを追求した、合成皮革であるL-texシートが採用され、ドアトリムには緻密でシャープなエンボスパターンが特徴のシンセティックレザーエンボッシングが奢られます。

室内の造形や素材を美しく魅せるインテリアイルミパッケージは、気分に合わせて変更できる14色のテーマカラーや、50色のカスタムカラーに加え、奏や移ろい、鼓動といった時間の経過とともに光が変化する6つの世界観をもつ、ダイナミックカラーが設定されており、自由自在に切り替えられます。

このイルミパッケージは、versionLおよびRr Comfort packageに標準装備され、メーターサイドや運転席レジスター、ドアスピーカー、センターコンソール後部など、より多くの部位に美しく配置されます。標準仕様のグレードでは、インストルメントパネルやフロントおよびリアのドアトリム、スマートフォン用のトレイなどを中心とした、部分的な間接照明が標準装備されます。

運転席ドア内張と乗り込み性

運転席ドア内張はこのようになっており、こちらの車両は350eのversionLになります。

ふんだんにあしらわれたブラックのソフトパッドに加えて、レクサスの内装のトピックとして用いられている竹をモチーフとした立体印刷が採用されていることで質感の高さに加えて、他車にはない独自の内装の世界観も主張されており、まさに次世代の内装となっています。

加えてスピーカー内にもアンビエントライトが仕込まれており、光の演出にも抜かりはなさそうです。そしてレクサスで多くの車種に採用されている電子式の開閉システムであるeラッチの装備が与えられています。

乗り込みに関しては床下にバッテリーが敷き詰められていることで少し床面が高いように感じましたが車高もあわせてアップしているため、クラウンクロスオーバーに近い感覚となっており、乗り込みに関しても苦も無く乗り込めるように配慮されています。

ステアリングとメーターデザイン

ステアリングデザインはこのようになっており、ステアリングにはあらゆる走行シーンでクルマと対話できるような優れたグリップ形状を追求したレクサスの次世代型小径ステアリングホイールが採用されています。

LEXUSのアイコンでなく、ロゴ文字が印字された新世代デザインとなっています。本革巻きのステアリングホイールは手に馴染む太さで、長時間のドライブでも疲れにくい形状です。ステアリングには各種スイッチが集約され、運転姿勢を崩さずにオーディオやディスプレイの操作が行えるよう工夫されています。これまでレクサス車で採用が進んでいたHUDと連動したタッチトレーサーシステムの採用は見送られているようです。操作性に不満の声もあったようですので、市場の声を反映した結果かもしれませんね。タッチトレーサーシステムが採用されていないといってもHUD(ヘッドアップディスプレイ)は採用されており、走行中に様々な情報を目線をそらさずに取得することができるようになっています。快適装備としてステアリングヒーターが全グレードに標準装備されています。

続いてメーターデザインについてです。

運転席正面には12.3インチTFT液晶式メーターが標準装備されています 。このフラットデザインを採用した異型液晶メーターは非常に視認性が高く、2ダイヤル、1ダイヤル、ダイヤルなし表示に加え、ECOや運転支援、ナビゲーションのフル地図描画など、全6種類のレイアウトから自由に選択できます。

ステアリング左右のスイッチ操作と連動し、メーター内の表示を直感的に切り替えることが可能です。

5. 予防安全機能と運転支援システムについて

続いて、予防安全機能についてです。

新型ESは進化を続ける先進予防安全パッケージである、Lexus Safety System +を全車に標準装備しています 。 これには昼夜の歩行者や自転車、 昼の自動二輪車を検知し、 交差点での右左折時の出会い頭事故も防ぐ、 高性能なプリクラッシュセーフティや、高速道路での追従走行を支援する全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールや、車線中央のキープを支援するレーントレーシングアシスト、自動で車線変更をアシストするレーンチェンジアシストも標準装備となっています。さらに、先行車や前方のカーブ、右左折時の信号交差点に対して、アクセルオフ時に車両が穏やかに自動減速を行って運転をサポートするプロアクティブドライビングアシストが搭載されている点も、非常に心強い安心材料です。また、高速道路の渋滞時において、時速40キロメートル以下での手放し運転を可能とするLexus Teammate Advanced Driveも標準装備されています。さらにブラインドスポットモニターのセンサーを活用し、後方からの車両や自転車の接近を検知して、衝突の危険がある場合にはドアのアンラッチ操作をキャンセルする、安心降車アシスト機能など隙のない安全装備が満載されています。

また、ESは新型のRAV4と同じく、ソフトウェアデファインドヴィークルの先駆けとして、Arene OSが採用されていることで、安全性能の随時アップデートが織り込まれていることが予想されるので、安全性能の進化の動向も要注目となっています。

見切り性能と視界支援

次に、見切り性能についてです。

新型ESはフード先端の位置を低く抑え、フェンダーからベルトラインへのつながりを美しくデザインしています 。これにより運転席から右側の白線や障害物を非常に確認しやすくなっており、ボディの大きさを感じさせないよう配慮されている印象です。

さらに車両の周囲を透かして、自由な視点から3Dビューで確認できるパノラミックビューモニターや、後席の乗員やヘッドレストに遮られることなく、夜間でも後方視界をクリアに映し出すデジタルインナーミラーも、安全な見切り性能を強力にサポートします。

6. ナビ・オーディオ・操作系について

続いて、ナビ周辺のご紹介です。

インパネ中央には圧倒的な存在感と視認性を誇る14インチの高精細ディスプレイオーディオPlusが全グレードに据え付けられています 。

これは好みの情報をカスタマイズして配置できる、ホーム画面ウィジェット機能や、どの画面からでも一瞬で呼び出せるクイックコントロールを採用しており、スマートフォンのように快適に操作できます 。ワイヤレスのApple CarPlayおよびAndroid Autoに対応しています 。スマートセンターから最新の地図や交通情報を取得する、コネクティッドナビ対応となっています。実際に操作してみましたが、タッチ操作に対して非常にサクサクと動作し、ユーザインターフェースも一新されていることで情報が整理されていることに加えて、レイアウトも非常にかっこよくなっているように思います。このあたりのビジュアルのかっこよさはトヨタ・レクサスがどちらかというと苦手とする部分だったかと思いますので、この進化も待ち望んでいた方が多いものと思います。

オーディオシステム

オーディオシステムは、標準仕様では10スピーカーの、レクサスESプレミアムサウンドシステムが標準装備です 。versionL、Rr Comfort package、およびハイブリッドモデルには、最高峰の音質を誇る17スピーカー仕様の、マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステムが標準装備されています 。

これはキャビンを囲むように配置されたUnityスピーカーや、トレイに搭載されたサブウーファーにより、どの席に座っても目の前でライブが行われているかのような、ピュアで臨場感のあるサウンドを提供します。

世界初採用「レスポンシブ・ヒドゥン・スイッチ」とシフト周り

注目すべきポイントは、物理スイッチ類の処理です。

新型ESでは「レスポンシブ・ヒドゥン・スイッチ」という世界初採用の技術が導入されました。必要な時以外にはスイッチが目立たず、インテリアに同化しているのが特徴です。

例えばエアコンの温度調整やオーディオのボリューム等の操作パネルは、普段は周囲の内装と一体化して存在を主張しません。ドライバーや乗員が手を近づけるとセンサーが感知して初めてスイッチのアイコンが浮かび上がり、触れると確かなクリック感とともに操作ができるようになっていました。何もない所に手をかざすと必要なスイッチが現れるというブラインド操作にはかなりの慣れが必要かと思われるので実用性という観点では疑問が残りますが、非常に先進的な仕立てとなっています。これらレスポンシブ・ヒドゥン・スイッチにより、インパネ周りは非常にシンプルでクリーンな外観となっています。

アームレスト周辺には最近のトヨタ車で採用が進んでいる横並びの置くだけ充電のポートが二つ配置されています。ちなみに1台分は全グレードに標準装備となっていますが、2台分の充電スペースはversionLとRr Comfort packageのみ設定されているオプション装備です。

その後ろには新世代のシフトノブが採用されており、トグル状の小ぶりなものが採用されており、シンプルな内装の仕立てと非常にマッチしているように感じました。その周辺には電子パーキング関連のスイッチとスライドするふた付きのペットボトルホルダー、十分な収納スペースが与えられたアームレスが備え付けられています。

また、スペースを有効活用できるようにフローティング構造となっていることで下側には小物入れスペースも設けられています。アームレスト内の収納もあわせて実用性も先代から大きく高められているように思われます。

フロントシートの設計

シートデザインはこのようになっており、前席のフロントシートは、骨盤を支持して脊椎のS字カーブを支え、頭部や目の動き、操舵時の肩の負担を軽減する、人間工学に基づいた分割構造シートが採用されています 。

標準仕様は、運転席が8ウェイ、助手席が8ウェイのパワーシートで、運転席に2ウェイのランバーサポートが備わります。L versionおよびRr Comfort packageでは、電動クッション長可変機構、助手席のポジションメモリーが備わります。加えて快適装備として全車にシートヒーターと、シートベンチレーションが前席に標準装備されています。さらに、運転席ステアリングコラム下と、助手席インパネ下部には、無風無音の遠赤外線ヒーターである輻射ヒーターが標準装備されており、冬場にひざ元をこたつのようにわずか1分で温めてくれます。

【一覧表】グレード別 シート装備・快適装備比較

グレードシート素材パワーシート調整(前席)前席快適装備
標準仕様L-tex(合成皮革)運転席8ウェイ / 助手席8ウェイ
(運転席2ウェイランバーサポート)
シートヒーター、シートベンチレーション、輻射ヒーター、ステアリングヒーター
versionL
Rr Comfort package
セミアニリン本革運転席8ウェイ / 助手席8ウェイ
+電動クッション長可変、助手席ポジションメモリー
シートヒーター、シートベンチレーション、輻射ヒーター、ステアリングヒーター

7. 後席(リヤシート)空間とおもてなし装備について

続いて後席周りについてです。

後席ドア内張はこのようになっており、後席も前席同様、ブラックのソフトパッドと竹モチーフのオーナメントが備え付けられており、こちらにもイルミネーションが備え付けられていることがお分かりになるかと思います。前席同等のスキなしの質感に加えて、サンシェードも装備されていました。

乗り込みに関してもドアの開口幅が大きく、セダン形状のため、多少頭をかがめる必要はありますが、そこまで窮屈感なく乗り込むことが可能となっています。

後席足元スペースはこのようになっており、2950mmというロングホイールベースの恩恵により、後席は足をゆったりと伸ばして脚を組むことができるクラストップレベルの広大な空間が確保されています。

センタートンネルに関してはEVであることを考慮すると張り出しが大きく、3人掛けはしづらそうな点が少し残念でした。

センターアームレストはこのようになっており、小物入れスペースが備え付けられているものとなっています。

後席シートのデザインはラグジュアリーサルーンそのものです。

左右独立式のリアシートは包み込むような形状の背もたれと十分な厚みの座面クッションを持ち、ふかふかとした座り心地となっていました。

新設定「Rr Comfort package」の極上空間

Andそしてこちらが後席の快適性をより重視したRr Comfort packageの車両となります。

Rr Comfort packageの車両のセンターアームレストにはタッチパネルが備え付けられ、各種快適装備の操作が可能なものとなっており、ご覧のように助手席を前にスライドして足元スペースを極限まで広げたショーファーモードも実現可能であり、電動のリクライニング機能やオットマン、 後席用のシートヒーターやベンチレーション、 さらにはマッサージ機能までも装備されており、リビングのソファでくつろいでいるかのような、極上の空間を提供しています。

またさらなる快適装備として、開口面積を可能な限り大きくとったパノラミックルーフが驚くことに全グレードに標準装備となっており、後席の快適性は随一となると思われます。

8. 見積シミュレーション

最後に見積シミュレーションを実施しました。

① ハイブリッドモデル:ES350h(ベースグレード)

まずはおそらく最も購入希望が多いと思われる

350hで見積もってみました。

  • ボディカラー: ソウ
  • インテリアカラー: ブラック
  • メーカーオプション: トランクスポイラーのみ
  • ディーラーオプション: フロアマット、ナンバーフレーム、トランクマット
  • 合計金額: 約826万円

② 電気自動車モデル:ES350e versionL

続いてこちらも人気があるであろう

350eのversionLで見積もってみました。

  • ボディカラー: ソウ
  • インテリアカラー: ブラック
  • メーカーオプション: リアスポイラー、21インチホイール、置くだけ充電機能の増設
  • ディーラーオプション: ナンバーフレーム、フロアマット、トランクマット
  • 合計金額: 約929万円

見積もり比較と補助金のインパクト

350hと比較し、充実装備があるversionLということもあり、約100万円高となりましたが、350eの場合はこちらに補助金130万円を充てることができるので実質価格差は350hとほぼないということとなり、versionLにのみ与えられる装備が魅力的なものが多いため、高価格帯であることに変わりはありませんが、EVモデルが非常に戦力的な価格がとられていることがわかります。

【一覧表】見積シミュレーション結果まとめ

項目① ES350h(ハイブリッド)② ES350e versionL(電気自動車)
グレードベースグレードversionL
ボディカラーソウソウ
インテリアカラーブラックブラック
メーカーオプショントランクスポイラーリアスポイラー、21インチホイール、置くだけ充電機能増設
ディーラーオプションフロアマット、ナンバーフレーム、トランクマットナンバーフレーム、フロアマット、トランクマット
車両+オプション合計約826万円約929万円
補助金(想定)–▲130万円
実質的な金額感約826万円実質約799万円(350hと同等以下)

まとめ

2026年6月に全面刷新された新型レクサスESは、ハイブリッドと電気自動車を同一車種内で選択できるマルチパスウェイ戦略を採用した革新的なセダンです。外観はクーペのように流麗なシルエットと新世代の「ツインL」フロントライトで独創的な美しさを放ち、実用的な大容量トランクも確保されています。内装はまさに移動するプライベートサロンで、先進的な「レスポンシブ・ヒドゥン・スイッチ」や、「Arene OS」による最先端の安全性能が満載です。見積シミュレーションでは、電気自動車モデルに補助金を組み合わせることで、豪華装備の「versionL」がハイブリッドモデルとほぼ変わらない実質価格で手に入るという、非常に戦略的で魅力的な価格設定であることも判明しました。この記事の内容が購入検討の参考となれば幸いです。

youtube動画

コメント

タイトルとURLをコピーしました