本動画の内容について
今回の記事では、遂に発売・抽選が開始されたGRスープラの改良版RZとFINAL EDITIONの詳細情報と
抽選の方法などを紹介していきます。現行のGRスープラにとっては、最後のビッグニュースとなりますので、ぜひともご覧ください。
Final Editionについて
まずは、FINAL EDITIONについてです。
こちらの仕様に関しては、こちらの過去動画にて、内外装の様子含めて詳細説明しておりますので、
そちらと合わせてご覧いただければと思います。
FINAL EDITIONは、現行スープラの集大成として、スープラのレーシング仕様である
GT4の公道仕様といって差し支えのない装備が与えられています。
具体的には、カーボン製のフロントスポイラー、カナード、センターフラップ、
GT4仕様を彷彿とさせるリアウィングの採用による空力性能の向上、各種ブレースの採用や
ラゲージクロスバーを装着、リアサブフレームのアルミリジットマウント化などによる
ボディ・シャシー剛性の強化、10mm拡幅した専用ハイグリップタイヤ、専用鍛造ホイールの採用、
KW製サスペンション、アクティブディファレンシャル制御最適化、専用レッド内装にRECARO製カーボンフルバケットシートの採用が挙げられ、マットブラックボディカラーの採用もあいまって、
只者でない存在感を放っています。





そして、今回の発表にて更新された情報として、エンジンスペックの向上があります。
ワールドプレミア時点では、ノーマル仕様より約50psアップの435psと発表されていましたが、
さらにその性能が高められ、最高出力が441ps、最大トルクが571Nmとなっています。
ワールドプレミアから約4か月のうちにもパワーアップが行われており、有終の美を飾るにふさわしい、
こだわりを感じさせてくれる仕様となっています。

この驚愕のスペックに、ある意味ふさわしく、今回の発表にて判明した車両本体価格が1,500万円という、私の予想していた1,200万円をはるかに超える衝撃の価格でしたが、この装備の内容を考えると、
決して高くはないという受け止め方をされている声が、SNSなどでも多く見受けられました。

こちらは、限定150台の抽選となることもこの発表のタイミングで明らかになりました。
当初200台という情報が入ってきていましたが、少し調整が入ったようです。
ただ、この価格帯の車両が国内150台、全世界で300台という数は、結構多めかなと思います。
かなりの高額ですが、おそらくメーカーにとっての利益もほぼないかと思いますので、この車両を多くのファンに届けて、スープラ界隈を盛り上げる配慮を感じます。

抽選期間としては、3月21日から4月13日までとなっており、当選発表が5月9日となっています。
GRガレージの店頭でのみ受付となっている点と、当選した場合はその店舗での商談、店頭納車となるそうなので、その2点だけが注意となっています。
すでにXでは投稿しましたが、私自身も、この車両のスペックに惚れ込み、すでに抽選申し込みを終えていますので、結果を楽しみに待ちたいと思います。
ちなみに、X、YouTubeのコミュニティ欄にてアンケートを収集中です。
現在あわせて50票近く投稿いただいていますが、おおよそ25%近くの方が抽選に申し込まれるようです。ガンガン走行される方に当たってほしいところですね。

改良版RZについて
続いて、こちらも発表タイミングで詳細が発表された改良版RZについてです。
外観周りに関しては、大きな変更は加えられていませんが、切れ長のヘッドランプや、
シャープに突き出たノーズのフロントフェイス、FR車らしいロングノーズ、ショートデッキのプロポーション、リアフェンダーの盛り上がりなど、オーナー贔屓が入っていますが、デビューから5年経っても
非常にかっこいいデザインとなっています。


改良内容の一つ目は、ホイールアーチフラップの追加です。
こちらはご覧の追加のエアロパーツとなっており、フロントタイヤに当たる空気の流れを調整することで、ダウンフォースの最適化、ハンドリング性能が向上するそうです。

また、こちらも空力パーツの追加となりますが、マットブラック仕様のカーボンリアスポイラーが装着され、これら二つの空力パーツの追加により、前後の空力バランスが取られていることと思います。

また、足回りにも改良が加えられており、ブレンボ製のブレーキが、348mmから374mmへと大型化されたことで、ブレーキ能力の強化が図られています。

加えて、ホイールカラーがマットブラックとなり、より精悍な印象の足回りとなっています。
さらに、走りの素性を向上する改良が随所に加えられており、アンダーステアを抑制するための
アクティブディファレンシャル制御の最適化、電子制御ダンパー特性の見直し、リア床下ブレースの強化によるボディ剛性のアップ、前後キャンバー角の見直しによるコーナリング時のグリップの向上など、徹底的な改良が行われており、路面からの入力をよりダイレクトにドライバーへと伝達し、コントロール性が向上しているそうです。

また、内装に関しては、アルカンターラと本革のコンビシートであることに変更はありませんが、元々のRZグレードで標準であったレッドとブラックの組み合わせではなく、ブラック基調のシートに
GRのロゴの刺繍、レッドカラーのシートベルトを組み合わせたもので、より走りの雰囲気を盛り上げてくれます。また、MT仕様のみ、シフトノブにレッドのリング、レッドステッチが新たに施されるそうです。


今回の発表で改めて判明しましたが、予想していた通り、これまでに設定されていたオプション装備であった本革のブラックおよびタン内装は、今回の改良のタイミングで設定が廃止されてしまったようです。特にタン内装に関しては、大人な雰囲気をより強調する人気の仕立てであったように思いますので、廃止となってしまった点は残念です。

こちらの改良版の価格も、同時に発表され、トランクスポイラーの追加やブレーキの大型化などがありましたので、予想通り価格がアップしており、AT・MTともに約70万円アップの800万円となっています。ただ、こちらの改良内容も、最後の改良にふさわしく、スープラの完成度を高めるこだわりの装備内容となっており、その価格アップに見合った装備内容であると思います。

こちらが見積シミュレーションの様子となっており、本革シートのオプションがなくなった結果、選択できるオプションがほぼなく、素の状態の装備内容が充実している点がスープラの魅力かと思います。
基本的なディーラーオプションを選択し、合計金額が込み込みで約850万円となりました。決して安くはありませんが、直6エンジン搭載のFRスポーツカーという、今後新車で購入できなくなるであろう
貴重な車であることは間違いなく、オーナーとして買って後悔することはないと言える車両ですので、
スポーツカー好きの方の購入検討の参考となれば幸いです。

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