【新型車紹介】 トヨタ GRスープラGT4EVO2進化ポイント紹介+GRMN装備内容予想

スープラ
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本記事の内容について

こんにちは、ムラクモです。

今回の記事では、久々のスープラの新型車情報ということでスープラのレーシング仕様であるGT4仕様の改良型、GT4 EVO2の紹介と、おそらくそちらと密接に関係するであろうGRMNスープラの装備内容を予測していきます。久々のスープラニュースのアップデートであり、要注目です。

GT4カテゴリについて

まずはそもそものGT4カテゴリについてです。

GT4カテゴリというのはカスターマーレーシング向けに設定されたカテゴリとなっており、GT3カテゴリの下位に位置するカテゴリとなっています。

特徴としてはベースとなる市販車からの改造範囲が限定的なため、車両価格がGT3車両より廉価で、メンテナンスにかかる費用やランニングコストも低いこと、また、自動車メーカーやその関連会社等が製造、販売するため安全性も高く、ベース車両の性能に差があってもBoPとよばれる性能均衡化が図られるため、レースでは拮抗した争いが期待できることが挙げられ、高性能化や高コスト化が進んでしまっているGT3カテゴリに対して、アマチュアドライバーや耐久レースでのステップアップを目指す若手にとって参入障壁の比較的低いカテゴリが魅力となっています。

例として、アウディのR8をベースにしたR8のGT4仕様ではその構成部品の60%以上が市販車と同じ構成部品となっているそうで、私がスープラのGT4車両がGRMNと密接に関わっていると予想する根拠でもあります。

世界各国のレースにて適応されるカテゴリとなっており、日本ではスーパー耐久シリーズなどへ対応したカテゴリとなっています。

そのGT4カテゴリに対応したスープラが今回紹介するスープラ GT4 EVO2となっています。

スープラGT4 EVO2について

ご覧いただいてわかる通り、改造範囲が限定されているGT4のため、ベースとなっているスープラからシルエットの変更はほぼなく、フロントエアロやウィングの装備など、最小限の装備の追加に留まっている印象であり、見た目であれば自分の車でも再現できそうにも思えるため、冒頭に述べたGT4カテゴリと市販車のつながりを色濃く感じるとともに、空力特性など、ベースとなっている車両の素性の良さがいかに大事かがよくわかります。

ちなみにスープラのマットブラック、よく似合いますね。これは盲点でした。
もしMT仕様のスープラを購入するなら黒の車両を買って、マットのフィルムでマット化するのもアリかもと思いました。

細かい装備をみていくとフロントにカーボン製のスポイラーとカナードが装着されていることで空力特性の改善がなされており、あわせてカーボン製のリアウィングが追加されています。
また、マフラーは一本だしとなっており、アクラポヴィッチ製の排気システムが搭載されています。

今回の進化ポイントは見た目の進化というよりもパフォーマンス、信頼性、操作性に重きが置かれているそうです。

具体的にはこちら足回りになりますが、GT4にはOZ製の18インチホイールが装着されており、タイヤは305/660 18インチのピレリ製のタイヤが装着されています。ベースと異なり、前後同サイズなところも特徴ですね。加えて、フロント6ポッド、リア4ポッドのブレンボ製ブレーキが装着されています。今回の進化ではタイヤの種類、摩耗状況やコースコンディションに応じて、ABSの再チューニングが行われているそうです。

また、こちらは22年のスープラオフ会にて展示されていた進化前のGT4の車両のボンネット内の様子ですが、ベース車両と同じ3L直列6気筒エンジンであるB58エンジンを搭載しているということもありますが、ほとんどベース車両からの変化が見られず、ベース車両のエンジンカバーを外した状態とほぼ変わらない状態となっている点が驚きです。

EVO2の場合、最大トルクが660Nmということでベース車両の500Nmからかなりのパワーアップとなっているため、その排熱もかなりのものであると予想され、今回の進化のタイミングで冷却性能などにも手が入っているそうです。

ちなみにこちらがGT4車両のトランクスペースとなっており、タワーバーが組まれていたりとボディ剛性アップの処理が施されていたり、当然のごとくスピーカーの装備はなくなっていたりしますが、ベース車両とほぼ同等のトランクスペースが確保されていることから元々の車両の持つボディ剛性もかなり高いものであることがわかります。

また、こちらが改良前となりますが、GT4車両の内装となっています。
ドア内張がカーボンとなっていたり、ロールゲージの追加、6点式シートベルトに対応したレーシングバケットシートの採用など、内装に関してはほとんどベース車両の原型を残していませんが、ダッシュボードの形状などはほぼそのままな印象ですので、視界の広さなどに関してはベース車両の素性が重要となってくるかと思います。

ちなみに今回の改良では各部品の冷却性能などをはかったことでコックピット内温度の最適化も図られており、快適性という観点でもアマチュアドライバーが運転しやすい車両となっているそうです。

こちらの車両のデビューは25年1月のレースとなっているそうで、これまでも500回以上の表彰台獲得や、クラス別シリーズチャンピオンを獲得している車両でもあるので、ベース車両のオーナーとして活躍が楽しみですね。

スープラGRMN予想

つづいてこちらの車両と密接に関わってくるであろうGRMN車両の装備内容を予想していこうと思います。

まずは最も注目であるパワートレーンについてですが、私の予想ではB58エンジンのパワーアップ版が
採用されることと予想します。

個人的にはBMWのMシリーズに搭載されているS58エンジンが搭載されてほしいところですが、さすがにその技術が提供されないであろう点と、レーシングカーをベースに市販車へその技術をフィードバックするというコンセプトを掲げているGRの考え方からするとGT4車両と全く関係のないS58エンジンを搭載した場合、コンセプトに反することになり、おそらくGT4車両が蓄積しているこれまでのレースから得られた知見がGRMN車両へと引き継がれないこととなるため、これら2つの理由からB58エンジンの採用が有力かと思います。もちろんパワーアップは実施されると思われ、個人的にはZ NISMOのパワー、トルクは上回ってほしいところですね。

続いて外観についてです。

こちらは春ごろにニュルにて目撃されたスープラの開発車両ですが、フロントフェイスまわりを中心に偽装されており、またウィングが搭載されている点がGT4車両と酷似しています。

カモフラージュされていますが、エアロおよびカナードの形状がかなりGT4車両と似ており、フロント回りの見た目はかなりGT4に近い形になるのではと思われます。

また、ボンネットフードにもカモフラージュがされており、こちらはさきほど言及したエンジンのパワーアップに対応した冷却能力アップのボンネットフードになっていると思われ、GT4のようなクーリングボンネットが採用されるものと思われます。

足回りに関してはこちらも大型化されたブレーキディスクや、ドリルドローターのブレーキシステムが採用されているなど、ブレーキ性能のアップもしっかり行われています。ただ、ホイールデザインに関してはベース車両とも、GT4車両とも異なる見た目となっており、ホイールデザインがGRMN車両と
それ以外を見分けるポイントになりそうです。

最後にウィングについてです。

こちらもGT4車両と同様、フロントの空力特性アップに合わせてリアウィングが搭載されていますが、
GT4車両と同じスワンネック形状となっており、雰囲気はGT4車両にかなり近くなっていますが
端部の形状が異なり、細部に関してはGT4車両と異なるものとなっています。

内装に関してはおそらくそこまでベース車両からの変更はないかと思いますが、GRMNヤリスやGRカローラのモリゾウエディションの例を考えるとタワーバーなどの追加はあるのかなと思います。パワーアップしたエンジンとより剛性の上がったGRMN仕様は非常に楽しみですね。

個人的な車両本体価格の予想として、限定車のため、現行のM2より高く、さすがにM4よりも高くなることはないかと思うので、1200万円くらいの価格に落ち着くのかなと思います。皆さんの予想もぜひコメント欄にお願いします。

おそらく現行スープラの最後の花火を打ち上げることとなるGRMN仕様ですが、カー雑誌の予想的に来年春の発表となると来年のオートサロンあたりが非常に楽しみになってきますね。楽しみに待ちたいと思います。

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