本記事の内容について
今回の記事では、先日、マイナーチェンジの実施された日産のノートオーラの内外装紹介、および改良ポイントをまとめて紹介します。
グレード構成について
まずはグレード体系についてです。
ノートオーラには大きく分けて4つのグレードが設定されており、2WD仕様であるG、G leather edition、4WD仕様であるG FOUR、G FOUR leather editionとなっており、車両本体価格は
ご覧の通りとなっています。昨今の物価高を考慮すると、10万円弱の値上がり幅に抑えられている点は非常にありがたいですね。
パワートレーンに関しては大きな変更は加えられていませんが、ノートの代名詞ともいえるエンジンを発電機として用い、モータにて100%電動ドライブを実現しているe-POWERが採用されており、300Nmというコンパクトカー離れした大トルクのパワーユニットとなっていることで、あらゆる状況下においてもスムーズな加速ができることに加えて、ロードノイズが大きい路面を検知し、そのタイミングでエンジンを始動することでエンジンノイズを隠す制御が入っているなど、上質な乗り心地へのこだわりを感じるものとなっています。
外観紹介
外観紹介、まずはフロントフェイスからになります。
ノートオーラにはツートンカラー含めて全13色のバリエーションが設定されており、今回の改良のタイミングで新色のフォレストグリーンが設定されました。ボディカラーを選択する際の注意点としては今回の改良で変更されたグリル周りのアクセントがボディ同色となる場合とグレーアクセントとなる場合がボディカラーによって異なります。フロントフェイスの印象を変える要素となりますので要チェックとなっています。
フロントフェイスまわりのデザインが今回の改良で大きく変更された部分となっており、これまで採用されていたVモーショングリルがより大きなものとなっており、それに加えて、デイライト下に前述したアクセントが加わることでより個性的なフロントフェイスとなっています。グリルの装飾もブロック形状のものが採用されていることでより高級感仕立てへと変わっていることがよくわかります。
ヘッドライトには全グレードにて対向車などを検知し、防眩を実施しつつハイビームを行うアダプティブハイビームが採用されており、機能装備も充実している印象です。
サイドのデザインはこのようになっており、ノートオーラのボディサイズは全長4045mm、全幅1735mm、全高1525mm、ホイールベース2580mmとなっています。コンパクトカーの部類ではありますが、全幅が大きめとなっており、その幅広感がより迫力のあるシルエットへと寄与していることがわかります。
ただ、最小回転半径は2WD、4WD仕様ともに5.2mと小さめとなっていることで取り回しに関しては問題ないことと思います。
サイドのデザインとしては非常にシンプルなものとなっていますが、ベースのノートから拡張されたフェンダーが力強さを主張しており、その力強さが高級感を後押ししているものと思われます。
また、ルーフがブラックとなるツートンカラーでは高級感に加えて、全高が低く見え、軽快感もより強調されるため、個人的にはツートンカラーがおすすめです。
ホイールデザインはこのようになっており、タイヤサイズは205/50R 17インチとなっています。
ホイールデザインも新意匠となっており、空力特性に優れた機能性を担保しつつ、見る角度によって
光と影のコントラストが変わるデザインとなっていることで質感にも妥協はありません。
ちなみにディーラーオプションにてオーソドックスなデザインのホイールも用意されています。
リアデザインに関しては今回の改良によってバンパー形状が変更され、より空力特性がよいものに変更となっています。
特徴としては横一文字に発光するテールライトが幅広感を強調している点となります。
また、質感に関しても未塗装樹脂のパーツがなく、高級感の演出に抜かりはありません。
内装紹介
内装紹介、まずはトランクルームからになります。
トランク容量はご覧の通りとなっており、左右のえぐりはそこまで大きく確保されていませんが、必要十分な容量が確保されていることに加えてご覧のように6:4でシートを倒すことができ、容量を拡大することができます。
注意点としては2WDと4WDでトランクの床の高さが異なるため、気になる方は実車をチェックしてみることをおすすめします。
続いて運転席周りになります。
ノートオーラには4色の内装色が設定されています。
この内、Leather editionかそうでないかによって2色づつ内装色を選択でき、グレード名にもあるように内装の素材がファブリックか本革と異なるため注意です。
ステアリングデザインはこのようになっており、本革巻の高級感のあるものが備えられています。快適装備としてはステアリングヒーターが設定されていますが、こちらは4WD仕様に標準装備、2WD仕様にはオプションとなっています。
メータデザインはこのようになっており、12.3インチのフル液晶メータが全グレードで標準装備されていることで様々な情報表示が可能となっており、運転に集中できる環境が整えられています。
運転支援装備として衝突被害軽減ブレーキなどは全グレードで標準装備となっていますが、高速道路などで車間を保ちつつ一定車速で走行可能なプロパイロットの機能が全グレードでオプションとなっている点は残念です。他車のコンパクトカーには標準装備となっているかと思いますのでプレミアムコンパクトとしては物足りない部分かと思います。
ナビ画面はこのようになっており、9インチナビがメーカーオプションとして設定されています。apple carplayやandroido autoにも対応しているため、操作性に関して不満に感じることはないかと思います。
センターアームレスト周辺はこのようになっており、ファブリック調の素材がふんだんに使用された質感の高い仕立てとなっています。
また、上段には電子シフトやブレーキホールドボタンがまとめられており、その周辺にも木目調パネルが使用されているなど質感に抜かりはなく、下段にも収納スペースが設けられていることで利便性も担保されています。
ちなみにオプションで置くだけ充電機能も備え付けることができます。
シート形状はこのようになっており、サイドの張り出しが大きく、包み込むように体を支えてくれるものとなっています。ファブリックシートとレザーシートでシートの模様も異なり、ファブリックシートに関してはファブリック模様にオーラのAをモチーフにした柄が採用されており、本革シートでは水平基調の模様となっており、どちらもこだわりが感じられるものとなっています。
今回の改良によってシートの可動域が拡張され、より様々な体格にフィットするドライビングポジションが取れるようになったとのことです。快適装備であるシートヒーターに関しては4WD仕様で標準装備、2WD仕様でオプションとなっています。
また、BOSEのサウンドシステムもオプション設定されていますので要チェックポイントとなっています。
後席はこのようになっており、後席装備としては助手席のシートバックポケットやセンターアームレスト後ろにもUSBタイプcのポートなどが設けられています。
後席シート形状はこのようになっており、こちらも前席同様、シートの模様にもこだわりが詰まったシートとなっており、後席の質感に関しても抜かりはなく、リクライニングも可能なようですので快適性も担保されています。
AUTECH仕様
今回の改良のタイミングで同時により上質なスポーティ仕様であるAUTECHも発表されました。
AUTECHの専用装備としては代名詞ともいえる専用のブルーカラーや、そのブルーカラーに合わせたシルバーアクセントのエアロパーツ、グリルにシルバーメッキ加飾が加えられており、専用の17インチホイールも設定されています。
また、内装にもブラックを基調としつつ、ブルーステッチが与えられていることで高い質感を担保しつつ、通常グレードとは雰囲気が異なるスポーティな仕立てであることが一目でわかる仕様となっており、ノートオーラの走行性能とマッチしたものとなっています。
7月に登場予定のNISMO仕様ほどではないかと思いますが、大人なスポーティ感をノートオーラに求める方にはおすすめのグレードとなっています。
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