本記事の内容について
今回の記事では、先日、ホンダから発表されたヴェゼルの改良モデルの内容について紹介していきます。新パッケージの追加や純正アクセサリーの拡大などヴェゼルの世界観を大きくする魅力的な装備が満載となっています。
改良内容について
グレード構成に関してはご覧の通りとなっており、1.5L直列4気筒ガソリン仕様のGグレード、1.5L直列気筒ガソリンエンジンにモータを組み合わせたe:HEV仕様にX、Zグレードが設定され、そのZグレードにパッケージとして、PLAYとアウトドアテイストをより強調したHuNTが今回の改良にて設定されています。
今回の改良のタイミングでPLAYパッケージにてAWDの選択が可能となったり、パノラマルーフの選択が可能となったりとカスタマイズの選択肢が広がっていることもポイントです。
パワートレーンに関しては現時点にて不明ですが、e:HEV仕様にてエネルギーマネジメント制御のアップデートがなされており、街乗り走行中のエンジン音の低減、ドライバー操作に対する応答性の向上が行われているそうです。
つづいて外観についてです。
まずはフロントフェイスまわりになります。左側が改良前となっており、右側が改良後のモデルとなっています。
ぱっと見では気づきにくい小変更となっていますが、特にグリル周りに変更が加えられており、改良前が六角形かつ下端が絞り込まれているような形状に対し、改良後に関してはよりスクエア感が強くなった形状に変更されています。また、ヘッドライト間もボディー色と異なる色で縁取りがされていることでグリル変更の形状とあわせてより水平基調を強調するデザインとなっています。
また、フロントフェイス下端に関しても面構成が変更されており、改良前と比較して改良後は末広がりを強調する面構成となっており、フロントグリルの変更と相まって今回の改良ではより力強さを感じさせてくれるシルエットへの変更となっています。
グレードごとの違いとして現在分かっていることとしてはZグレードに追加されたPLAYパッケージでは
オーナメント付きのフロントグリルがアクセントとなっており、バンパーロアがブラック塗装となっています。
また、今回の改良で追加されるe:HEV XグレードをベースにしたアウトドアテイストのHuNTパッケージではカッパーのアクセントがフォグライト周辺及び、バンパーロアに採用され、アクティブ感が強調されています。
機能面に関してはヘッドライトに対向車などを検知して自動的に防眩を行うアダプティブドライビングビームの機能が追加されることがポイントです。
つづいてサイドのデザインです。
ヴェゼルのボディサイズは改良前後で変更なければ、全長4330mm、全幅1790mm、全高1590mm、ホイールベースが2610mmとなっています。
全幅が1800mmを切っており、全長も短めであるため、非常に取り回しのしやすい車両であることがよくわかります。
サイドのデザインに関しては今回の年次改良において大きな変更はくわえられていなさそうですが、プレスラインなどを極力排したシンプルのデザインとなっているため、流行にとらわれない普遍的なシルエットであり、また、ルーフがなだらかに傾斜するクーペSUVシルエットとなっているため、非常にスタイリッシュなデザインとなっています。
グレードごとの違いとして現在分かっていることとしてはZグレードに追加されたPLAYパッケージでは
ライトブルーの加飾がアクセントになっているドアロアガーニッシュが装着されており、Huntパッケージではルーフレールが装着されています。
また、ホイールデザインに関してもグレード、パッケージごとに異なるようですので要注目です。
続いてリアデザインに関してです。
リアデザインに関しては左が改良前、右が改良後となっており、変更点としてはテールライトユニットのデザインとなっています。
こちらも改良前後でより水平基調を強調するものとなっており、幅広感が演出され、より迫力のあるシルエットとなるような変更が加えられています。
グレードごとの違いとして現在分かっていることとしてはZグレードに追加されたPLAYパッケージでは
フロント同様、ロアガーニッシュがブラック塗装となっており、Huntパッケージではグレー塗装となっています。
外板色に関してはモノトーンが7色展開、ツートンが5色展開となっています。
新規設定色としてはフィットRSにも採用されているスレートグレーや、HuNTパッケージのイメージカラーであるボタニカルグリーン、シーペッドブルーなどが挙げられます。
それぞれのパッケージの個性にあった外板色が設定されているため、ツートン仕様はPLAYパッケージしか選択できないなどの差別化が行われているため注意です。ちなみにツートンのルーフカラーとフロントグリルの縁取りのカラーが連動しているみたいです。
内装に関してはご覧の通りとなっており、視界の確保のためにレイアウトされたメータやディスプレイオーディオが印象的であり、スイッチ類に関しても着座姿勢を崩さずに手が届くよう配慮がなされています。
また、先代から+35mm拡大された足元空間によってコンパクトSUVの部類でありながら後席快適性も非常に高いレベルで担保されています。
今回の年次改良によってインパネ中央に上下2段トレーが採用されることでより実用性が高まっており、元々、センタータンクレイアウトをいかした広大な荷室空間の実現やダイブダウン、チップアップ機能による使い勝手の良さなどが魅力のヴェゼルのよさをより底上げするものとなっています。
内装のグレードごとの違いとしては現時点で判明するところとしてはZグレードがブラック基調の内装に対し、PLAYパッケージではホワイトとグレーのツートン基調の内装となっており、そちらにライトブルー塗装のインパネガーニッシュやドアライニングの追加がアクセントとして行われ、質感が向上しており、HuNTパッケージではカーキのアクセントカラーとなっていることで色合いでもアウトドアの世界観を強調しています。また、シートに関してもZグレードがブラック基調のファブリックシートに対し、
HuNTパッケージではファブリックではありますが撥水仕様となっており、そのコンセプトに適した使用に対応するものとなっています。
さらに安全機能に関してもHONDA SENSINGにアップデートが加えられており、前走車と間隔を保って走行するアダプティブクルーズコントロール機能や衝突軽減ブレーキなどの機能に加えて、渋滞運転支援機能であるトラフィックジャムアシストや、急アクセル抑制機能が追加されたことでより安全性能が底上げされています。
さらに純正アクセサリーも種類が豊富に用意されており、改良前から設定されていたさりげないおしゃれを演出するカジュアルスタイルと上質感を高めるアーバンスタイルに加えて、スポーツイメージをより向上させるため、空力特性にもこだわったスポーツスタイル、自然の風景に溶け込むエクステリアを採用したアクティブスタイルが追加されています。
それぞれの世界観にマッチした形状のエアロが装着されており、純正アクセサリーのため、非常にマッチングもよく、ヴェゼルを購入したいけど、他の人と被ってしまうのは嫌だという方には非常におすすめであり、要注目です。
個人的にはヴェゼルのボディ同色のグリルはまだ違和感がぬぐえないため、純正アクセサリーでメッシュ構造かつブラックアウトされたグリルが設定されていることはうれしいポイントであり、様々な人への間口を広げようとするメーカーの意図を読み取れます。
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