【自動車レビュー】 GRスープラ納車4年目 オーナーが感じる満足点5個不満点10個紹介

スープラ
関連広告

本記事の内容について

今回の記事では、先日投稿した維持費の動画に続いて、2月27日で納車4年を迎える私のGRスープラに対する満足点と不満点を紹介します。不満点に関して事前にスープラオーナーにヒアリングをさせていただいたものも一部取り上げており、様々な方の参考となるかと思います。

ただ、スープラには不満点を払しょくするいい点がたくさんありますし、動画内で不満点に対する対策もあわせて紹介していきます。

未来のスポーツカーオ―ナーの方たちの参考となれば幸いです。

満足点1つ目:見た目がかっこいい

まずは満足点からになります。

満足点の一つ目は何より見た目がかっこいいことですね。これに関しては3年目になっても飽きることなく、変わっていないですね。

最近、CUSCOの牽引フックを取り付けたことでレッドの差し色が追加され、また一味違う表情となり、
その変化を楽しんでいます。

元々の切れ長のヘッドランプやシャープに突き出たノーズのフロントフェイスが他に似た車がなく、オンリーワンの存在感を放っています。空力特性に寄与するフロントリップが標準で装備されていることでフロントに関しては純正のままであっても特に手を加える必要性を感じないほどの仕上がりとなっています。

サイドに回り込んで、FR車らしいプロポーションが昨今珍しい形となっていますが、2人乗りでしか実現できなかったであろうこのフォルムに関しては今でもかっこいいなと思います。

ちなみに純正から追加したパーツに関しては、これらの過去動画で紹介しておりますので、そちらもあわせてご覧いただきたいです。

ホイールや車高ダウンなど自身が当初から手を加えたいと考えていたカスタムは一通りやり切った感があり、あとは丁寧に乗っていこうとぼんやり考えています。

斜め後ろからのシルエットが一番のお気に入りであり、リアフェンダーの盛り上がりなど実用性でなく、走りを追求した故のフォルムが所有満足度を満たしてくれます。

満足点2つ目:直6エンジンのサウンド・ふけ上がりが気持ちいい

満足点二つ目は直6エンジンのふけ上がりとサウンドのよさですね。
このように鋭くエンジンがふけ上がり、純正のマフラーのままではありますが、非常に気持ちの良い音を出してくれます。公道では限られた場面でしか聞くことはできませんが、非常に気持ちいいですし、
ついスポーツモードにしがちとなってしまいます。
TOM’sのパワーボックスを取り付けたことでさらなるパワーアップを果たしており、ますます公道では持て余すスペックとなってしまいましたが、サーキットなどで楽しめればと思います。

回転数を高めに維持して走っても、不快な振動などなく、気持ちのいい部分のみをドライバーに届けてくれるエンジンです。さらに現時点では自身でよりこのエンジンをダイレクトに操ることができるMT仕様も追加されたことでこの魅力はさらに高まっていることと思います。

満足点3つ目:燃費が思ったよりいい

満足点3つ目はこのような回転数上げがちなエンジンですが、燃費が思った以上によいことです。
先日の維持費の動画でお伝えした通り、納車4年目時点での平均燃費は11.5km/Lとなっています。
いつもスポーツモードで走っているわけではありませんが燃費走行を意識しているわけでもありませんので、300馬力オーバーの車という観点でみるとかなり燃費がいい方だと思います。
ガソリン代を気にして乗る車ではありませんが、思わぬメリットです。

満足点4つ目:運転支援装備が充実

満足点4つ目は運転支援系の装備が充実していることです。
スープラには前の車との距離を一定に保ちつつ、定速走行を行うことができるレーダークルーズコントロールの機能がAT仕様の場合、標準装備されています。
この機能があることで、目的地に到着するまでのドライバーの疲労がかなり軽減されます。私自身これまで北海道旅行など、かなりの長距離ドライブを経験したことがありますが、この機能と直進安定性の高さから目的地に着いたらくたくたになってしまっていたということはこれまでありません。実際、たとえスポーツカーに乗っていても単調な高速道路の走行は退屈ですし、峠やサーキットなど目的地に着いてからが本番ということがほとんどだと思いますので、この快適装備にはいつも助けられています。

MT仕様の場合、残念ながら一定車速で走行するのみで前走車との車間を調整できないクルーズコントロールのみとなっており、不満に挙げられているオーナーの方がおられましたね。

満足点5つ目:街乗りもスポーツカーとしては快適

満足点5つ目は街乗り走行も普通の乗用車のように扱えることです。
スポーツカーに乗っていると足回りの固さなどで街乗りでは不快な振動などが発生して、乗り心地が悪いといった印象を持たれがちですが、スープラの場合はSZ-R、RZに搭載されている電子制御サスペンションが上手く働いているのか、街乗りでも不快な振動もなく、同乗者からのクレームもこれまで特にありません。静粛性に関してもタイヤをミシュランのパイロットスーパースポーツからスポーツ5に変更するとタイヤからのノイズがかなり軽減され、より快適性に磨きがかかりました。

また、車高を下げた状態でもこのようなきつめの傾斜であっても気を付けはしますが、スポーツカーにありがちのあご下を擦るといったこともほぼなく、車両感覚さえつかめてしまえば、普通の乗用車ライクに乗ることができます。


運転初心者におすすめとまではいきませんが、クリアランスソナーなども装備されているので、スポーツカーの中では運転しやすい部類ではないかと思います。

満足点まとめ

こちら満足点のまとめとなります。
満足点に関しては納車されてからの振り返るシリーズで挙げたものと正直なところほぼ変わっていないです。納車されてから3年経っても変わらずの魅力があるということかと思いますので、4年目も大事に乗っていきたいと思います。

続いて不満点についてですが、あくまでも個人的見解であり、ここまでに挙げた満足点で十分おつりがくるレベルであることを先に申し上げておきます。

不満点1つ目:クラクションの音がカッコ悪い

不満点1つ目はクラクションの音がカッコ悪いことです。

なんというか高級感を感じない音となっており、Z4の音はこのような音ではないようで、スープラはなぜこのような音となってしまったのかといった感じです。
こちらDIYで何とかしたい感じですが、正直なところ、納車されてからの4年間においてクラクションを鳴らした回数が片手で数えられるレベルでありますのでわざわざカスタムするほどかなという感覚になってしまい、結局手を付けられていないですね。

不満点2つ目:ETCユニットの取ってつけた感

不満点2つ目はETCユニットの取って付けた感です。
これはtwitterからのコメントでも結構多く挙げられていましたね。
こちらに関しては2年目の不満点にも挙げていますが、いまだに気になってしまっています。
こちらに関してもZ4はルームミラーと一体構造となっており、非常にすっきりしているので、うらやましい限りです。

こちらもDIYで対処できるかもですが、少し難易度高そうですので、尻込みしているところです。
今、納車待ちのオーナーの方で気になる方がいれば、一度ディーラーに相談してみてもよいかもしれません。

不満点3つ目:点検・異常のリマインドがうっとうしい

不満点3つ目は点検・異状のリマインドがわずらわしいことです。

まずは点検リマインドに関してです。
スープラはオイルの交換時期などを車両が記録しており、走行距離などが交換タイミングを過ぎるとエンジンをかける度に点検時期超過のリマインドを発します。

リマインドしてくれるのはありがたいのですが、エンジンかける度に警告されるのは正直うっとおしいです。こちらに関しては過去動画で紹介している方法でリセットすることが可能となっています。

つづいて異常のリマインドについてです。

HKSのハイパーマックスツーリングに交換してから走行するたびに、ご覧の警告が表示されるようになりました。

毎度のことであり、特に問題が発生していないため、毎回メッセージを閉じ、無視しているのですが、
メーターの警告は残り続け、燃費表示などに切り替えても一定時間経つとまた異状リマインドが割り込んできてうっとうしいです。

ドライバーに警告してくれることはありがたいのですが、ナビ画面に一度表示するだけで十分でないかと思ってしまいます。

不満点4つ目:点検費用が高く、点検時間もかかりがち

不満点4つ目は3つ目と関連し、メンテナンス費用が高いこと、またディーラーでの作業時間が長くかかりがちであることです。

こちら承知のうえで購入していますので、不満点にいれるべきではないかもしれませんが、1年点検などの定期点検をを実施した際、オイル交換も含めて、3万円以上のメンテナンス費用となりました。やはりBMWの部品を使っているということかもしれませんが、通常のトヨタ車のメンテナンス費用と比較すると高額となってしまっているため、入れさせていただきました。
また、BMW社製のメンテナンス設備を使用する必要があるためなのか、ディーラーの整備の時間もかかりがちとなっており、車検の際は一日預かりとなっていました。

リコール対応の際もメンテナンスキットが配備されておらず、対応まで少し時間がかかってしまった
経験もあったりしましたので、今後も無いに越したことはありませんが、不具合対応時に少し不安がありますね。

不満点5つ目:メンテナンスに特殊な道具・技術が必要

不満点5つ目はtwitterコメントからですが、メンテナンスに関連してトルクスボルトなどの専用工具・専用技術が必要となることが挙げられます。

こちらエンジンルーム内の様子となりますが、基本的に大部分のボルトがトルクスとなっており、これまでDIYで使用していた工具が使えず、新規に購入する必要が発生します。

また、出自が特殊な車であるため、社外のカスタムパーツの取付などを専門店に依頼する場合にスープラの取り扱いに慣れているショップが少ないという点が挙げられます。こちらtwitterコメントから挙げられていた声になります。
確かにトヨタ車を専門に扱っているショップでは手に余る可能性があり、不満点であり、不安に感じる場面も多いかもしれません。

不満点6つ目:スマートキーの反応が悪い

不満点6つ目はキーの反応が悪い、キーの電池の消耗が激しいです。こちらはtwitterコメントにも挙げられていました。

ご覧の通り、プッシュスタートボタンを押してもエンジンがかからず、何度か試すと反応するという状態になっています。おそらくキーの電池が消耗していることが原因と考えられますが、これまでに2、3度交換を実施しており、3年間使用期間であることを考慮しても少しキーの電池の消耗が激しいように思えます。

不満点7つ目:洗車時ボディ内への水入り

不満点7つ目は洗車時のトランク内部への水入りです。

こちらは昨年から解消できていない不満点となっています。ご覧の通り、車内が水浸しになってしまっているということはありませんが、ボディの内側には確実に水入りしており、シール部がへたってくると雨漏りの懸念もありますので、何か対策を講じる必要があり、何より汚れもたまりやすい箇所となっているため、こちら不満点に挙げています。

不満点8つ目:トランクオープナーがトランク付近にない

不満点8つ目はトランク関連の不満点となっており、トランクオープナーがリア側にないこと、運転席ドア開閉時、トランク再ロック問題です。この不満点もtwitterで挙げられている方が多かったです。

スープラはおそらくデザイン要件かと思いますがリア側にはトランクのオープナーが設置されておらず、運転席ドア横のスイッチ、もしくはキーのスイッチを押すことでのみ、トランクを開閉できます。こちらに関してどうしてもひと手間増えることになり、そのことにわずらわしさを感じてしまいます。

また再ロック問題に関してはトランクを一度開けた後に、ドアを閉めるとその衝撃でトランクにロックがかかってしまい、再びロック解除ボタンを押さなければいけない問題です。これが起きるとかなり面倒くさいです。

こちらも対策を見つけましたので、紹介いたします。

トランクを開けると、この二つの突起があることがお分かりになるかと思います。この部品は納車当初は埋まっている状態かと思いますが、こちらは反時計回りに回すことで、中の歯車上の形状のものが合わせて回転し、徐々にせりあがってきます。この突起内の歯車部分が樹脂パーツと同じ面くらいまで上がってくるように左右両方の突起を回転させます。こうすることで、多少粗くドアを閉めてもトランクが再ロックされる頻度が減りました。水入りに関しても、突起を緩める前後で特に変わりはないですので、一度オーナーの方はトライしてみて下さい。

不満点9つ目:ドアガラスのビビり音発生

不満点9つ目はウィンドウガラス開閉時のビビり音です。こちらは不満点というよりも経年劣化に関することかもしれません。

最近、スープラのウィンドウを開閉する際、この動画のようなビビり音が発生するようになりました。窓を開けてから閉める際に毎回、この音が鳴るのは少し我慢できないですね。

こちらも対策を調べました。

どうやら窓ガラスが開閉時に接しているゴムモールが硬化することによって発生するビビり音だそうで、スープラの場合、サッシュレスであるため、ピラー付近のゴムモールに対策を打てばいいことになります。

対策としてはゴムモール部分にこちらのシリコンスプレーを塗布するとなり、このようにシリコンスプレーを塗布すると、ビビり音が消えてくれました。

同様の不満点を抱えている方はトライしてみてください。

不満点10つ目:BIMMERCODEを用いないと変更できない車両設定が多数ある

不満点10つ目はtwitterからのコメントで多くあったBIMMERCODEなどでコーディングを行わないと設定できない項目が多いです。

代表的なところとしてはアイドリングストップのメモリー機能やスポーツ+モードの追加、バック時のサイドミラーの角度調整などが挙げられますが、これらの項目はこちらの動画でまとめているBIMMERCODEのようなコーディングアイテムを用いないと変更が不可となっています。

私も元々不満点に挙げていた項目であり、通常の車両設定では変更不可の項目であるため、不満に思っている方は多い印象です。

不満点まとめ

改めて不満点のまとめです。
納車4年目を振り返り、気になるところを挙げさせていただきましたが、承知の上のものであったり、対策を講じられているものもあります。繰り返しとなりますが、個人的な見解かつスープラの魅力を損なうほどのものではないことを改めてお伝えさせていただきます。将来、スポーツカーの購入を検討されている方の参考となれば幸いです。

youtube動画

コメント

タイトルとURLをコピーしました