GR Supra パワーチェック カタログ馬力を上回っているのか?

スープラ
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本記事の内容について

今回の記事は検証記事となっています。
検証の内容としましては私が乗っている
スープラRZグレードのパワーチェックを行うといったものになっております。
目的は2つあり、1つはカタログスペックの340馬力がきちんと出ているのかの確認、一つはそもそもあ2つ目は今後パワーアップアイテムを取り付けた際にどのくらいパワーが上がったかを検証するためのベースデータどりとなっています。

実施店舗

今回のパワーチェックは岐阜県にある
ラッシュモータスポーツさんで実施いただきました。
電話で予約させていただいたところ、過去、GRスープラのパワーチェックの実施経験もあるとのことで安心してお任せすることができました。

今回の測定方式について

下図が今回の搭載状態となっています

パワーチェックの方法としては大きく分けて2つあり、
ローラータイプとダイナパックに代表されるハブ装着タイプがあります。
上図が今回実施いただく2ローラータイプとなっており、
この方法のメリットとしてはタイヤを外す必要がありませんので、
素早くパワーチェックが行えることにあり、
今回お世話になった際も作業時間がトータルで1時間半くらいで計測を行っていただけました。
デメリットとしては、ローラーを回す必要があるため、ローラーを回す分の損失を考慮して
出力の計算を行う必要があります。

もう一つが下図に示しているようなハブ装着タイプのダイナパックで代表される測定方法があります。こちらはタイヤを外し、ハブに直接測定器を取り付けるため、
損失がかからず正確な測定が可能なことがメリットとして挙げられます。
ただこの方式はより多くの作業時間を要するため、
気軽に実施できないことがデメリットとして挙げられます。

測定前の注意点×2

測定前に2つほど注意点があります。
1つはスープラ関連でパワーチェックを実施する場合、一つはスプラ関連でえスプラでパワ
診断モードに入れておかないとパワーチェックが実施できないということです。
こちらのやり方は詳細不明であり、スタッフの方にお任せで実施いただきました。

もう1つは全般的に当てはまることですが、リミッターの問題となります。
車の車速は下図の数式で計算することができます。

スープラの場合、エンジンの最高出力回転数が5800rpmで、
6速が変速比が1となり、最終減速比が3.15、スープラのタイヤの円周が
RZグレードの19インチの場合、2121mmとなっており、これらの値を代入して、
最高出力回転数時の車速を計算すると234km/hに到達します。

この234km/hがリミッターである180km/hを大きくオーバーしているため、
先ほど注意点に挙げた診断モードに入れておかないとこの車速に到達することができません。
スープラの場合は診断モードに入れておくと180km/hのリミッターを超えることができますが、
その他の車両の場合、リミッターに当たることで上手く測定ができない可能性があるため、注意が必要です。

測定開始

測定時の様子はページ下部のyoutube動画をご覧ください。
(※音量注意です)

測定結果

下図のグラフが今回の測定結果となっています。
横軸が回転数で縦軸が馬力およびトルクの値を示しています。
青色の線が損失修正後のトルク、緑色の線が損失修正後の馬力、赤色は計測時の馬力、
紫色が損失の馬力となっています。

今回着目いただきたいのが緑色の線となります。
こちらは計測した馬力にローラーを回すために使ってしまった損失分の馬力を足し合わせた馬力となっており、今回測定時の本来のスープラの馬力ということになります。
この緑線の最高出力回転数(5800rpm)の結果とカタログスペックを比較してみると
カタログスペックの340PSに対して、計測馬力が391PSとなっており、
カタログ値を51PS上回っていました。これは驚きましたね。

カタログスペックの340PSは最悪値を見積もっているということかもしれません。
この値を以降のチューンアップのベースとして設定し、
パワーアップアイテムを追加した時にどれぐらい上がったのかの検証のために用いたいと思います。
何はともあれ、結果として340PSを大きく上回る結果を得られましたので、
個人的にはかなりうれしかったです。

youtube動画

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