トヨタ、新型「ハイラックス」をタイで世界初公開へ – 10年ぶりのフルモデルチェンジ
トヨタは2025年11月10日、ピックアップトラック「ハイラックス」の新型モデルをタイで世界初公開します。現行型(8代目)が2015年に登場して以来約10年ぶりのフルモデルチェンジで、次期モデルは9代目となります。ティザー映像ではフロントグリルに「TOYOTA」ロゴ、前後ライトに最新LED技術を採用した力強いデザインが確認されています。現地報道によればEV(電気自動車)仕様もラインナップに加わる見込みで、競合他社の電動ピックアップモデルに対抗するとみられています。詳細な仕様やパワートレインはワールドプレミア当日に発表予定です。


フォード、EV版F-150の生産中止を検討か – EV需要減速で戦略見直し
米フォードは主力ピックアップトラック「F-150」のEV版(ライトニング)について、生産中止を検討していることが報じられました。生産拠点での火災やEV需要の鈍化を受け、現在EVモデルの生産を一時停止し、ガソリン車やハイブリッド車の生産に注力しています。フォードは「F-150の在庫は十分」としており、適切な時期にEV生産を再開する方針ですが、具体的な再開時期は未定です。米ビッグスリー各社ではEV戦略の見直しが相次ぎ、内燃機関車への回帰傾向が強まっています。

フェラーリ、WEC世界耐久選手権で二冠達成 – 53年ぶりの王座奪還
フェラーリが2025年のWEC(世界耐久選手権)において、マニュファクチャラーズ(メーカー)タイトルとドライバーズタイトルの二冠を獲得しました。11月8日にバーレーンで開催された最終戦で、フェラーリのハイパーカー『499P』がライバルのトヨタやポルシェとの接戦を制し、フェラーリにとって53年ぶりの世界選手権制覇を達成しています。51号車のフェラーリAFコルセ(ドライバー:アントニオ・ジョヴィナッツィ/ジェームズ・カラド/アレッサンドロ・ピエールグイディ)が最終戦4位でドライバーズ王座を確定させ、フェラーリ勢は今季WECで圧倒的な強さを見せました。

北米自動車業界、USMCA延長を米政権に要請 – 生産効率と投資確保へ現行維持求む
トヨタ、GM、フォード、テスラなど日米の自動車大手各社は、2026年の見直しを控えた米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の延長をトランプ米政権に要請しました。各社は米通商代表部に提出した意見書で、USMCAが域内の無関税取引を可能にし、生産効率の向上や年間数百億ドル規模のコスト削減に不可欠だと強調しています。現代自動車は、協定延長が早期に確定すれば北米に直ちに2,000億ドル超の新規投資が可能になると指摘し、自動車業界は現行協定の維持による投資環境の安定を強く訴えました。

テスラの自動運転「FSD」、中国で来年初めにも全面認可か – マスクCEOが見通し
米テスラのイーロン・マスクCEOは、同社の自動運転支援システム「FSD(フル・セルフドライビング)」が中国で来年初めにも全面的な認可を得られるとの見通しを示しました。テスラのFSDは中国で今年2月に一部機能の認可を取得しましたが、現状では駐車スペースから車両を自動移動させる「サモン」など一部機能が制限されるなど、米国版と比べ利用できない機能があります。マスク氏は年次株主総会で「中国では2~3月頃に全面認可を期待している」と発言しており、中国当局による規制緩和に自信を示しました。



コメント