航続295km!ホンダ新型軽EV「N-ONE e:」発売開始
ホンダは9月12日、新型軽EV「N-ONE e:」を発売しました。WLTCモードで航続距離295kmを実現し、日常の移動から週末ドライブまで安心して使える性能です。ホンダの軽自動車で初めてワンペダル制御を採用し、アクセルペダルだけで加減速から停止まで操作可能としました。価格は約270万円からと、軽EVとしては高めの設定です。


世界のEV販売、8月は前年比15%増と伸び悩み
世界の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の8月世界販売台数は前年同月比15%増の約170万台となり、伸び率は今年1月以来の低水準に鈍化しました。最大市場の中国が+6%増と大幅減速した一方、欧州は48%増と堅調を維持し、北米も13%増で8月として過去最高を記録しています。

ミュンヘン車ショー、新型続々も欧州メーカーは危機感
ドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティー2025」では華やかな新型車が多数披露されましたが、その舞台裏で欧州メーカー幹部らは業界の先行きに厳しい見方を示しました。背景には主要市場の中国での値下げ競争や収益減、欧州での需要低迷、米国の関税措置による逆風があり、各社はコスト削減を迫られています。フォルクスワーゲン(VW)兼ポルシェCEOのオリバー・ブルーメ氏は「自動車業界のパーティーは終わった。今は方向転換の時だ」と述べ、危機感をあらわにしました。各社は守りに入り、IAAでは手頃な価格のEVモデルを相次ぎ投入しています。

中国自動車メーカーが欧州市場で攻勢-BYDは現地モデル倍増
中国の自動車大手BYD(比亜迪)などが欧州市場で販売攻勢を強めています。BYDは欧州向け車種ラインナップを2年前の6車種から現在13車種に倍増し、欧州32か国で年内に1000店超の販売網を整備する計画です。中国国内のEV価格競争激化を背景に、BYDや小鵬汽車、零跑汽車(リープモーター)といった各社はミュンヘンのモーターショーでも新モデルを披露し、欧州勢から市場シェアを奪おうとしています。EUによる関税が課せられているものの中国メーカーの勢いは衰えず、ハイブリッド車投入や現地生産表明など欧州大手への脅威となっています。

ウェイモ、サンノゼ空港で自動運転タクシー営業許可取得
米グーグル子会社のウェイモは9月4日、カリフォルニア州サンノゼ・ミネタ国際空港で完全自動運転タクシーの営業許可を取得しました。同州の空港で自動運転車による商用サービス許可が下りたのは初めてで、社員による試験走行を開始し、2025年内に一般向けサービスを始める予定です。空港到着後に専用アプリで無人タクシーを呼び出し、そのまま目的地まで移動できる未来が現実になりつつあります。

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