【検証動画】中古車個人間売買サービス「カババ」改悪? お得でなくなったのか? スープラの中古車価格で比較・検証してみた

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本記事の内容について

今回の記事は中古車価格に関する記事であり、個人間の車両売買サービスであるカババのサービスが改悪されてしまったと話題になっており、これまでお得といわれていたカババがそうではなくなってしまったのか、売却するつもりはまだありませんがスープラの中古車価格を参考に検証していきます。

カババについて

まずはカババの概要についてです。

カババは、中古車の個人間売買を実施するオンラインプラットフォームです。従来の中古車販売とは異なり、カババはユーザー同士が直接取引できる仕組みを提供しています。これにより、中間マージンを削減し、よりお得に車を売買することができます。

手順としては出品依頼を行うとカババのスタッフが自宅近くの駅や駐車場などで自車の車の傷有無のチェックや査定・撮影などを実施し、サイトへ掲載する情報をそろえたうえで出品を行います。
出品後は購入者が見つかるまで自車をそのまま乗り続けることができることもメリットのひとつとなっています。
出品後に購入希望者とマッチングすると出品後に自車の状態に変化がないかなどの最終確認を実施し、問題ないことを確認してもらうことで取引成立となります。
その後、名義変更などに必要な書類などがカババから送付され、印鑑証明などを同封して返信することで手続きが代行され、その後に車両が陸送され、売却代金が振り込まれることで取引完了となります。

このように非常にシンプルな手続きとなっていることが特徴です。

メリットとしては4つが挙げられ、鑑定結果と相場情報を照らし合わせ、「最も高く売れる」出品価格を提案されることでリーズナブルな価格設定ができること、出品作業をお任せできること、売りたい時期までに売れなければ一括査定に切り替えられること、出品中にも使用可能であることが挙げられます。

このようにメリットの多いサービスであるカババですが、10月1日以降の出品の場合、システム利用料が200万円未満であれば55000円、200万円以上であれば110000円とこれまでの無料でなくなってしまっており、この改悪が多くの利用者のなかで話題となっていました。この変更によってカババの売り手側が得できなくなってしまったのか、スープラの売却価格を例に紹介していきます。

検証方法

検証方法についてです。

検証方法としては比較対象としてカーセンサーとカババに掲載されている私が所有している
スープラのRZグレードの販売価格を比較し、価格のトレンド曲線を算出、1万km走行後の
販売価格、買取価格を予測、比較することでカババがお得なのかどうかを検証していきます。

具体的にみていきますと、こちらのプロットがカーセンサーに掲載されているスープラRZグレードの
支払総額を横軸を走行距離にとってプロットしたものとなっており、このプロットをもとに近似曲線を引き、近似曲線の数式から1万km走行後の支払総額を算出すると約706万円が買い手側の支払総額となります。

ただしこの額そのままを売り手が受け取ることはできず、売却価格は支払総額の7割程度といわれているため、支払総額に7掛けを行い、売却額を算出すると、こちらのグラフとなり、1万km走行後の売却額は約495万円となります。推測ではありますが、支払総額と売却額の間にはかなりの乖離があることがわかります。

そちらに対し、こちらがカババに出品されているスープラRZグレードの販売価格となっており、1万km走行後の販売価格は約620万円となっています。このことから買い手側にとってはカババでの購入の方がお買い得となっています。

従来はこの価格ほぼそのままを出品者も受け取ることができていたのですが、システム利用料11万円を差し引いた場合がこちらのグラフとなり、1万km走行後の売却額は約610万円となります。

まとめるとこのようになり、確かにシステム利用料が加算されたことにより、売り手側の利益が少なくなってしまいましたが、それでも通常の売却方法よりもカババがお得であることが改めて確認することができました。また、買い手側にとってもカババでの購入がお得であることが確認できたのが大きかったかなと思います。

まだまだサービス開始からの期間が短く、掲載車両が少ないことがデメリットにはなりますが、買い手売り手双方にメリットがあるサービスかと思いますので、しばらく売るつもりはありませんが、スープラ売却の際にはぜひ利用してみようかと思います。

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