本記事の内容について
今回の記事では、名古屋モビリティショーで一般に初公開されたレクサスの新型ESを内外装紹介を実車を交えながら紹介いたします。ハイブリッドと電気自動車の両方を用意し、デザインも一新されたレクサス次世代セダンとなっています。記事では、グレード構成やパワートレーンの特徴から、フロントフェイスやリアのデザイン、さらにトランク容量や先進的なインテリアの仕上がりまで、詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。


グレード構成/パワートレーンについて
まず、グレード構成と予想車両価格からご説明いたします。
レクサス新型ESは2025年4月23日に上海モーターショーで初披露され、日本での発売は2026年春頃が予定されています。グローバル基幹モデルであるESが全面刷新された今回、注目すべきはそのグレード構成です。
新型ESでは、多様な電動パワートレーンのラインアップが用意されました。
HEVモデルとして「ES300h」と「ES350h」が設定され、さらにESシリーズで初となるBEVモデルとして「ES350e」と「ES500e」が加わっています。

従来のESはガソリンエンジンやハイブリッドのみでしたが、新型ではBEV仕様が投入されたことで、
環境性能と動力性能の選択肢が大きく広がったと言えます。
車両価格に関しては、現時点では公式には発表されておりません。日本市場向けの詳細なグレード別価格は発売時に明らかになる見込みです。参考までに先代モデルの日本国内における新車価格帯は、おおよそ600万円台前半から700万円台後半でした。新型ESも車格や装備の充実ぶりから推測すると、同程度ないしそれ以上の価格帯で展開される可能性があります。正式な価格発表を楽しみに待ちたいところです。
続いて、パワートレーンについてご紹介いたします。新型ESではパワートレーンが刷新され、
HEVとBEV仕様の双方が選べるようになりました。
まずハイブリッドモデルについてですが、2種類のエンジン仕様が採用されています。
ES300hには、ESとして初めて2L直列4気筒エンジンを搭載したHEVシステムが採用されました。
ただ、こちらの仕様は中国仕向けのみではないかと予想します。
一方のES350hには、新開発の2.5L直列4気筒ハイブリッドシステムが搭載されています。
こちらは従来からの2.5リッターハイブリッドを大幅に改良し、動力性能にさらに磨きをかけたモデルとなっているそうです。

またES350hでは駆動方式として、前輪駆動の2WDモデルに加えて4WDモデルも用意されました。これにより雪道や雨天時の走行安定性も向上しています。新しいハイブリッドシステムの効果で、アクセルを踏み込んだ際のレスポンスや加速力も向上しているものと思われます。参考までに発表値では、ES350hは0-100km/h加速を約7.8〜8.0秒でこなし、よりコンパクトな2.0リッターハイブリッドの
ES300hでも同加速が約9.4秒とされています。日常域から高速域まで余裕のある走りを実現しており、
静粛性と低燃費というハイブリッド車ならではの長所も引き続き備えています。
一方、BEVモデルについては2グレードが用意されています。
前輪駆動のシングルモーター仕様である「ES350e」と、前後二つのモーターによる4WD仕様の「ES500e」です。

電気自動車ならではの力強いトルクと静粛な走行フィールが魅力で、特に上位モデルのES500eは高出力のデュアルモーターにより卓越したパフォーマンスを発揮します。システム総合出力は約342psに達し、0-100km/h加速は5.9秒と発表されています。この数値はトヨタブランドのスポーツカーである
GR86を上回る加速性能であり、大型ラグジュアリーセダンでありながら俊敏な走りを楽しめることがわかります。ES350eも出力は十分高く、発進からスムーズかつ力強い加速を提供します。
バッテリー容量は現時点で公表されていませんが、航続距離は中国の基準テストでES350eが約685km、ES500eが約610kmとされています。一充電あたりおよそ600km以上走行できる計算になり、実用上も長距離ドライブを安心してこなせる性能と言えるかと思います。
いずれにせよ、新型ESはハイブリッドでの高効率走行からEVでのゼロエミッション走行まで、多様なパワートレーンでドライバーのニーズに応えてくれるモデルとなっています。
外観紹介
次に、外観の紹介になります。
ボディカラーに関しては現在のレクサスブランドに設定されているボディカラーと同じカラーリングの設定が公式から発表されており、メタリックカラーによる高級感を際立たせるカラーリングの設定が
主になっていることがわかります。

注目の新色「蒼 (SOU)」は、クリーンな電動車のイメージを表現したブルー系のソリッド調カラーで、
光の当たり具合によって青い輝きがハイライトに現れる特徴的な色味となっています。このほかホワイト系やブラック、シルバー、レッド系などビジネスからプライベートまで様々なシーンに映えるカラーバリエーションが揃い、自分の好みに合った一台を選ぶことができるでしょう。
デザインコンセプトは「Experience Elegance and Electrified Sedan(エレガンスと電動化の体験)」と掲げられており、レクサスの次世代BEVコンセプトカーである「LF-ZC」から着想を得た新デザインが取り入れられました。エレガントなデザインをより深化させつつ、クリーンで心地よい独自の世界観を創造することを目指しているそうです。


ご覧いただいている展示車はEV仕様であるES350eとなっていました。
フロントフェイスまわりを詳しくみると新型ESのフロントマスクは、先述のLF-ZCのデザイン思想に沿った先進的かつ独創的な表情となりました。レクサスの象徴であるスピンドル形状をフロントグリルだけでなくボディ全体の造形に融合させています。具体的には、ボンネットの先端からバンパーのコーナーまでエッジを効かせたラインを通し、一体感のあるスピンドル形状を描き出しています。低いノーズから連続するスピンドルボディと、セダンらしい水平基調のフェンダー部との高低差によって表現されたフロントフェイスは、大胆で低く構えた独創的な印象を与えてくれます。従来型よりもシャープで堂々とした顔つきとなり、一目で新世代のレクサスと分かるデザインです。


ライトユニットにも新しいシグネチャーが導入されています。
ヘッドランプのデイタイムランニングライトにはL字型のライトガイドが内側に向かって配され、ウインカーの点灯部分は外側に向かうL字型に配置されました。これら二つのL字が並ぶ「ツインL」形状のフロントライトは、次世代のレクサスを象徴する新デザインアイコンとなっています。精悍さと先進性を感じさせるとともに、夜間でも遠目からすぐレクサス車だと認識できる独自の光のサインとなっています。


ちなみにハイブリッドモデルのフロントにはエンジン冷却のための薄型の開口部がアッパーグリル位置に設けられており、ほぼクローズドフェイスに近いEVモデルとの差別化も図られています。機能的な必要性をデザインに巧みに溶け込ませ、全体としてクリーンで洗練されたフロントビューを実現しています。

続いてサイドデザインについてです。
サイドビューでは、まず車高の高さを視覚的に感じさせない工夫が凝らされています。
新型ESのボディサイズは全長は約5,140mmと先代比で165mm延長され、全幅は約1,920mmに拡大、全高は約1,555〜1,560mm程度(先代比+約110mm)と高くなり、ホイールベース(前後車軸間の距離)は2,950mmと80mm延長されています。

ボディ側面の各パネルを滑らかにつなぎ、余計なキャラクターラインを抑えることで、引き締まった面構成とし、実際の寸法以上に低く伸びやかに見せるデザインとなっています。ルーフは前後に滑らかに繋がるワンモーションのシルエットを描いており、一見するとトランクの張り出しがないクーペのような流麗さを備えています。セダンでありながら後端に向けて絞り込まれたフォルムにより躍動感が生まれ、力強いスタンスの安定感のある姿勢が強調されています。フェンダーを大きく張り出させ、フロントからリアにかけてのボディに抑揚を与えています。この張り出したショルダーはデザイン上の迫力を増すだけでなく、気流を整える形状でもあり、空力性能にも貢献しているそうです。タイヤとホイールの配置にも工夫があり、セダンにおいて重要な車輪位置を1mm単位で最適化することで、理想的な前後オーバーハングとスタンスを追求しています。事実、タイヤが車体の四隅にぴったり収まったような安定感のある姿は、走行時の安定性だけでなくデザイン面でも堂々とした印象を与えています。

ホイールデザインはこのようになっており、新型ESでは標準で18インチ径程度のアルミホイールが装着され、上級モデルでは19インチや21インチといった大径ホイールが採用される予定です。

タイヤサイズでいうと235/60R18から、235/55R19、さらに235/45R21と段階的に大きくなり、
接地面積の拡大により安定した走行とブレーキ性能の向上にも寄与します。大きなホイールと低扁平率タイヤの組み合わせは、車体のワイド&ローなスタンスを一層際立たせています。ホイールの意匠も高級セダンに相応しい凝ったデザインが施され、見る角度によって陰影が美しく変化する造形となっています。足元から漂う存在感がボディ全体の高級感とスポーティさを引き立て、走行中も停車中もオーナーの所有満足度を満たしてくれるかと思います。
次にリアデザインについてです。
リアビューはフロント以上に大胆な造形で、優雅さと力強さを両立した印象です。後輪付近からトランクエンドに向けてボディを絞り込むような面の動きによって、ESらしい流麗さが表現されています。

特に後部キャビンを後方に向けて大きく絞り込んだシルエットと、下方に構えた安定感のある車体姿勢が組み合わさり、見た目の重心をぐっと低く見せています。これにより、どっしりと地に足が着いたスタンスとスポーティな雰囲気が醸し出されています。また、ボディ後方の傾斜角度やバンパー形状は風の流れを考慮して最適化されており、高速走行時の安定性向上や空気抵抗の低減にも貢献しています。
リアコンビネーションランプ周りにも新しい取り組みが見られます。新型ESでは「リアLシグネチャーランプ」と称する新デザインのテールランプが採用されました。

中央部には“LEXUS”の文字エンブレムが発光式で配置され、その左右に一本の細長いライトバーが横方向へ一直線に伸びるような意匠になっています。いわゆる一文字に光るテールランプで、これ自体がブレーキランプを兼ねています。ウインカーやバックランプといった他の機能灯は、そのライトバーの外側両端に分離して配置されました。ランプ類を低い位置かつ左右端寄りにレイアウトすることで、後ろ姿におけるボディの絞り込み形状がより強調されるとともに、横方向の広がりも感じさせます。点灯時には左右に張り出したライトが視覚的な安定感を与え、非点灯時にはシンプルでクリーンな横一文字のデザインとして機能します。ただ、ウィンカーランプ位置が低めに設置されているため、トヨタブランドのハリアーのように視認性という観点では少し心配ではあります。
内装紹介
内装紹介、まずはトランク容量についてです。
トランク容量はこのようになっており、新型ESはエレガントなクーペ風シルエットを採用しつつも、
非常に奥行きが広く、セダンとしての実用性をしっかり確保していることがよくわかります。


公式には具体的な容量(リッター数)は公表されていませんが、先代ESも9.5インチのゴルフバッグを
4個収納できる広いトランクルームを持っていました。セダンタイプであるため、高さのある荷物の対応は難しいかもしれませんが、日常のお買い物の荷物はもちろん、旅行用の大型スーツケースやゴルフバッグを複数載せても十分対応できるかと思われます。加えて後席真ん中を倒してトランクスルーも可能そうですので、より荷室を拡張することができることもわかります。加えて、こちらは電気自動車モデルでありますが、バッテリーを床下に配置する新プラットフォーム設計により、モーターやバッテリーを搭載しながらもガソリンモデルと遜色ない荷室容量を実現していることもポイントかと思います。
電動車であるため、外部給電用のソケットも設けられており、家電など様々な用途に活用することも可能となっています。
続いて運転席周りになります。
インテリアカラーについては多彩なバリエーションが設定されることが予想され、公式画像ではホワイト系の内装なども公開されており、その他ブラックやブラウン系など、好みに合わせてエレガントにもスポーティにもコーディネートできるよう配慮されているようです。

こちらの展示車の内装はホワイト内装となっており、運転席ドア内張はこのようになっています。ふんだんにあしらわれたホワイトのソフトパッドに加えて、レクサスの内装のトピックとして用いられている竹をモチーフとした立体印刷が採用されていることで質感の高さに加えて、他車にはない独自の内装の世界観も主張されており、まさに次世代の内装となっています。

加えてスピーカー内にもアンビエントライトが仕込まれており、光の演出にも抜かりはなさそうです。
そしてレクサスで多くの車種に採用されている電子式の開閉システムであるeラッチの装備も確認できます。

乗り込みに関しては床下にバッテリーが敷き詰められていることで少し床面が高いように感じましたが
車高もあわせてアップしているため、クラウンクロスオーバ―に近い感覚となっており、乗り込みに関しても苦も無く乗り込めるように配慮されています。


ステアリングデザインは、このようになっており、LEXUSのアイコンでなく、ロゴ文字が印字された新世代デザインとなっています。本革巻きのステアリングホイールは手に馴染む太さで、長時間のドライブでも疲れにくい形状です。

ステアリングには各種スイッチが集約され、運転姿勢を崩さずにオーディオやディスプレイの操作が行えるよう工夫されています。これまでレクサス車で採用が進んでいたHUDと連動したタッチトレーサーシステムの採用は見送られているようです。操作性に不満の声もあったようですので、市場の声を反映した結果かもしれませんね。タッチトレーサーシステムが採用されていないといってもHUDは採用されており、走行中に様々な情報を目線をそらさずに取得することができるようになっています。
メーターパネルは最新のデジタル式を採用し、12.3インチの大型のものが採用されていることで視認性と情報提供能力が大幅に向上しています。
従来モデルではアナログの丸型メーターが配置されていましたが、新型ESではフルデジタルの液晶ディスプレイとなりました。速度計やパワーメーター、タコメーター等の表示は走行モードに応じてデザインが変化し、多彩な情報を表示可能かと思われます。


安全面では、レクサスの先進安全技術「Lexus Safety System +」が標準搭載されるものと思われます。プリクラッシュセーフティ(自動ブレーキ)やレーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)+ステアリングアシスト、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付きACC)、オートマチックハイビームやアダプティブハイビームシステムといった予防安全機能がパッケージ化されています。

加えて360度カメラによるパノラミックビューモニターも用意されるなど、運転サポート機能は充実しているものと思われます。
また、ESは新型のRAV4と同じく、ソフトウェアデファインドヴィークルの先駆けとして、Arene OSが採用されていることで、安全性能が随時アップデートが織り込まれていることが予想されるので、安全性能の進化の動向も要注目となっています。

次にナビ周辺のデザインです。
インパネ中央には、大型のワイドディスプレイを備えた最新世代のナビゲーション&マルチメディアシステムが搭載されています。

画面サイズは公表されていませんが、おそらく縦横に大きく見やすいもので、高解像度ディスプレイによる地図表示は非常に精細で見やすく、実際に操作してみましたが、タッチ操作に対して非常にサクサクと動作し、ユーザインターフェースも一新されていることで情報が整理されていることに加えて、
レイアウトも非常にかっこよくなっているように思います。このあたりのビジュアルのかっこよさは
トヨタ・レクサスがどちらかというと苦手とする部分だったかと思いますので、この進化も待ち望んでいた方が多いものと思います。
また、助手席前方まで拡大された大画面ディスプレイ仕様の発表もありましたが、こちらも中国向けなのではないかと思われます。

ナビ画面を含むセンタークラスター周辺は極力シンプルにまとめられており、少し現在のレクサス内装からの進化幅が大きくまだ戸惑いもありますが、最新のインテリアトレンドに沿った洗練された印象を受けます。
注目すべきポイントは、物理スイッチ類の処理です。
新型ESでは「レスポンシブ・ヒドゥン・スイッチ」という世界初採用の技術が導入されました。
必要な時以外にはスイッチが目立たず、インテリアに同化しているのが特徴です。


例えばエアコンの温度調整やオーディオのボリューム等の操作パネルは、普段は周囲の内装と一体化して存在を主張しません。ドライバーや乗員が手を近づけるとセンサーが感知して初めてスイッチのアイコンが浮かび上がり、触れると確かなクリック感とともに操作ができるようになっていました。何もない所に手をかざすと必要なスイッチが現れるというブラインド操作にはかなりの慣れが必要かと思われるので実用性という観点では疑問が残りますが、非常に先進的な仕立てとなっています。これらレスポンシブ・ヒドゥン・スイッチにより、インパネ周りは非常にシンプルでクリーンな外観となっています。
内装の機能面では先進的な「おもてなし」機能も導入されています。
レクサス初採用の「センサリー・コンシェルジュ」というシステムは、車内の雰囲気を乗員の気分や
好みに合わせてパーソナライズするものです。

イルミネーションや空調、オーディオ、香りといった要素を連動させ、乗員にとって最適なリラックス空間や気分を高める演出を自動で提供してくれます。例えば、リラックスモードでは室内照明が穏やかな暖色系に変わり、アロマディフューザーから心落ち着く香りがほのかに漂います。同時にシート内蔵のエアバッグをゆっくりと膨張・収縮させ、背中から太ももにかけて乗員を優しく押圧することで簡易マッサージのようなリラクゼーション効果を生み出します。一方でスポーティモードやエネルギッシュモードでは、音楽やディスプレイ表示、この展示車では周囲が明るく、あまり体験ができませんでしたが、アンビエントライトの色彩がダイナミックに変化し、シートもよりホールド感のある姿勢に調整されるなど、乗員の気分を高揚させる演出がなされます。このセンサリー・コンシェルジュ機能によって
、新型ESの車内は単なる移動空間を超え、エンターテインメント性すら備えた「移動するプライベートサロン」と呼べるような特別な空間といえるものとなるそうです。レクサスが培ってきたおもてなしの精神と最新テクノロジーの融合が感じられる非常に魅力的な装備です。
アームレスト周辺には最近のトヨタ車で採用が進んでいる横並びの置くだけ充電のポートが二つ配置されています。

その後ろには新世代のシフトノブが採用されており、トグル状の小ぶりなものが採用されており、シンプルな内装の仕立てと非常にマッチしているように感じました。その周辺には電子パーキング関連のスイッチとスライドするふた付きのペットボトルホルダー、十分な収納スペースが与えられたアームレスが備え付けられています。


また、スペースを有効活用できるようにフローティング構造となっていることで下側には小物入れスペースも設けられています。アームレスト内の収納もあわせて実用性も先代から大きく高められているように思われます。

フロントシートのクッションや背もたれ部分の形状は、体圧を適度に分散しながら身体を包み込むようなカーブを描いており、コーナリング時には身体を支えて安定感を生み、直進巡航時にはゆったりと力を抜けるよう配慮されています。

素材面としてはシート表皮には滑らかな本革が贅沢に使用され、職人の手による丁寧なステッチや、
美しいパーフォレーションによる通気性の確保など、細部に至るまで上質さを感じられます。シート自体の薄型化が図られている点にも注目です。前席・後席とも背もたれやクッションの厚みを可能な限りスリムにすることで、室内空間を最大限有効活用しています。特に後席足元の余裕確保に貢献しているそうです。シートヒーターやシートベンチレーションも備わり、季節を問わず快適に過ごすことができると思われます。
続いて後席周りについてです。
後席ドア内張はこのようになっており、後席も前席同様、ホワイトのソフトパッドと竹モチーフのオーナメントが備え付けられており、前席同等のスキなしの質感に加えて、サンシェードも装備されていました。

乗り込みに関してもドアの開口幅が大きく、セダン形状のため、多少頭をかがめる必要はありますが、
そこまで窮屈感なく乗り込むことが可能となっています。

足元スペースはこのようになっており、ホイールベース延長の効果が如実に表れており、足を余裕で組める広大な空間が担保されており、非常に快適な空間となっていました。

センタートンネルはEVであることを考慮すると張り出しが大きく、3人掛けはしづらそうな点が少し残念でした。

センターアームレストはこのようになっており、小物入れスペースが備え付けられており、その中にはUSBポートも備え付けられていました。また、後席装備の操作パネルも設けられており、リアエアコンの操作やシートヒーター、シートベンチレーションなども操作可能なようですので、この装備の充実ぶりにも驚きます。


後席シートのデザインはラグジュアリーサルーンそのものです。左右独立式のリアシートは包み込むような形状の背もたれと十分な厚みの座面クッションを持ち、ふかふかとした座り心地となっていました。さらにリクライニング機能を備えており、電動操作で背もたれを大きく倒すことができます。
オットマンも装備されていたようですので、そちらに脚を預ければ、非常にリラックスしたくつろぎ姿勢を取ることができます。


またさらなる快適装備として、開口面積を可能な限り大きくとったムーンルール、パノラマルーフも
オプションかと思われますが設定されるようですので、後席の快適性は随一となると思われます。

まとめ



コメント