本記事の内容について
今回は、最近納車が始まっている6代目となる新型RAV4、その中でも特に走行性能と機能美を極めたモデルであるGR SPORTを実車を交えて詳しくご紹介します。
今回のフルモデルチェンジでは、トヨタ初となる次世代ソフトウェアプラットフォームであるAreneの搭載や、EV走行距離が150キロメートルまで大幅に伸びた新開発のPHEVシステムなど、
これまでのSUVの常識を塗り替えるような技術革新が随所に盛り込まれています。
この動画では、圧倒的な出力を誇る新世代パワートレーンの詳細、力強さと洗練を両立させた外観デザイン、クラス最大級へと拡大されたトランク容量、そして最新のデジタル技術と上質さが融合した内装に至るまで、購入を検討されている方が知りたい情報を網羅して徹底的に解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。


グレード構成/パワートレーンについて
新型RAV4のグレード構成は、ユーザーの多様なライフスタイルに合わせて、個性の異なる3つのスタイルを軸に展開されます。
まず、都会的で洗練されたシルエットを持ち、幅広い層に向けた基本グレードとなるCORE、そして、オフロードでの力強さを強調し、武骨なデザインで冒険心を刺激するADVENTURE、そして今回ご紹介する、モータースポーツの知見を注ぎ込み、圧倒的な走行性能を追求したGR SPORTです。

新型における大きな戦略的変更点は、全てのグレードにおいて電動化が強力に推進されていることです。従来の純ガソリン車を廃止し、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車にラインナップが集約されています。
車両価格については、ハイブリッドモデルのADVENTUREが約450万円から、COREが約490万円からという価格設定となります。一方、プラグインハイブリッドモデルであるZグレードは、電池容量の大幅な拡大や、Areneによる知能化の恩恵を反映し、約580万円から630万円前後の設定が有力です。そして、最もスポーティな位置づけとなるGR SPORTのPHEVモデルは、専用のサスペンションチューニングや、特別な外装装備が追加されることから、約650万円前後の価格設定となると予想され、RAV4シリーズの中で最もプレミアムな選択肢となります。現行のPHEVモデルが560万円台であったことと比較すると、一見高価に感じられますが、EV航続距離の飛躍的な延伸や、将来的なソフトウェアアップデートによる機能追加の可能性を考慮すれば、その価値は十分にあると言えるでしょう。
発売時期についてはPHEVモデルおよびGR SPORTは2025年度内に順次発売される予定となっています。
新型RAV4 GR SPORTのパワートレーンは、トヨタが次世代の柱として開発した第6世代ハイブリッドシステムをベースにした新開発のプラグインハイブリッドシステムです。

駆動用リチウムイオンバッテリーは、従来のモデルから大幅に進化し、総電力量は23キロワットアワー以上の大容量を確保していると推測されます。これは前モデル比で約25パーセントから40パーセントの容量アップに相当します。この大容量バッテリーの恩恵により、EV航続距離は従来の95kmから、開発目標値として150kmまで大幅に延伸されました。150kmという数値は、日常生活における移動のほぼ全てを電気だけでカバーできるレベルであり、ガソリンを一切使わない
電気自動車としての実用性が格段に高まっています。
システム最高出力も、驚異的な324psというパワーを発生し、0から100km/hまでの加速時間は、
わずか5.8秒というSUVとしては異例の速さを誇ります。駆動方式については、新型では全グレードで電気式4輪駆動方式の、E-Fourが標準採用されています。
フロントアクスルには最新のシリコンカーバイド半導体を採用し、電力ロスの低減を図ることで、
燃費性能と出力向上を両立させています。燃費性能については、WLTCモードでハイブリッドモデルが22.5km/Lから22.9km/L、PHEVモデルにおいてもそれと同等レベルのクラス最高水準の数値を達成しているものと思われます。また、満タン時の総航続距離は約1350kmにも及び、長距離ドライブにおける安心感は他の追随を許しません。
給電機能も強化され、V2Hに対応したことで、災害時の非常用電源として家庭に電力を供給することも可能です。新たにDC急速充電機能も追加されており、約30分でバッテリーの80パーセントまで充電できるため、外出先での利便性も劇的に向上しています。

外観紹介
外観の紹介、まずはボディカラーについてです。
RAV4 GR SPORTのボディカラーは先行公開の段階ですがご覧の通りとなっており、全5色展開となっています。

GRのブランドを象徴するホワイト2色とブラックとエモーショナルレッドと思われるカラーに加えて、アーバンロックと思われるボディカラーのラインナップとなっています。スポーティなカラーが中心となっており、アウトドア感の強いアーバンロックが採用されているのは少し意外でしたね。

ちなみにCOREのPHEV版のカラーラインナップはこのようになっており、こちらでもHEV版にはないレッドが選択可能となっており、パフォーマンスにも優れたPHEVを象徴するカラーとなっています。
続いてフロントフェイス周りになります。
新型の顔つきは、SUVハンマーヘッドと呼ばれるトヨタの最新デザイン言語を採用しています。
それに加えて、GR SPORTでは、他のグレードとは一線を画すFunctional MATRIXグリルが奢られています。これはモータースポーツブランドであるGR共通のGをモチーフとした六角形メッシュ形状であり、立体的な造形が先進的な存在感を発揮しています。

また、フロントバンパー左右端の内側には、ブレーキ冷却や空力特性を向上させるための追加エアインテークが設けられており、まさに機能美を追求したデザインとなっています。


ヘッドライトは、より薄くシャープな形状のLEDユニットとなり、ハンマーヘッドのノーズをより強調する配置となっています。このライトユニットには対向車などを検知し、自動的に防眩することでハイビームを効率的に使用できるアダプティブハイビーム機能も備えています。

サイドのデザインはこのようになっており、新型RAV4の基本寸法は、全長が4645mm、全幅が1880mm、全高が1685mm、ホイールベースは2690mmとなっています。特筆すべきはGR SPORTの堂々としたサイズ感です。標準的なモデルよりも全長が45mm長く、全幅が25mm拡大されています。

これは専用のワイドアーチモールや、空力性能を高めるための専用バンパーが装着されているためであり、実際の数値以上にワイドでどっしりとした構えに見えるのが特徴です。
サイドデザインについては、タイヤを強調する力強いフェンダー造形がより進化しました。
GR SPORTでは、標準モデルよりもトレッドが20mmも拡大されており、これに合わせて専用のワイドフェンダーが装着されています。このワイドトレッド化により、コーナリング時の安定性が飛躍的に向上しており、見た目にも圧倒的な踏ん張り感を与えています。また、ドア下部には専用のサイドスカートが配置され、重心を低く見せる効果と、走行中の空気の乱れを抑える役割を果たしています。


ホイールデザインは、GR SPORT専用の20インチ軽量アルミホイールが採用されています。ガンメタリック仕上げが施された10本スポークのデザインは力強さと軽快さを同時に表現しています。

このホイールは、1本当たり約2.2kgキログラムの軽量化が図られており、バネ下重量の軽減がハンドリングの正確さに大きく寄与しています。タイヤサイズは235/50R20を装着しており、大径タイヤならではの迫力ある足元を演出しています。
また、ホイールの隙間からは、GRのロゴが入ったレッド塗装のブレーキキャリパーが顔を覗かせており、高い制動性能を予感させる重要なデザイン要素となっています。

最後にリアデザインです。
リアビューで目を引くのはバックドアガラスとテールランプが一体となったかのようなシームレスなレンズデザインです。左右に広がる水平基調のラインが車両のワイド感をより強調しています。


GR SPORT専用装備としてはルーフ後端には空力性能を高める大型リアスポイラーが挙げられ、
これは標準のスポイラーに重ねて装着される形状で、高速走行時の車両の浮き上がりを抑え、直進安定性を向上させています。

バンパー下部はピアノブラックのグロス仕上げが施されたディフューザー形状となっており、力強い後ろ姿を完成させています。
内装紹介
内装紹介、まずはトランク容量からになります。
新型RAV4は、SUVとしての本分である実用性においてもクラストップレベルの性能を追求しています。

ボディ外形サイズを維持しながらも内装パッケージの緻密な見直しにより荷室容量は従来の733リッターから749リッターへと拡大されました。これは2段デッキボードを下段に配置した際の状態であり、ミドルサイズSUVとしては驚異的な広さです。デッキボードを上段にした状態でも705リッターの容量を確保しており、床下には小物を収納できるスペースも完備されています。

具体的な積載能力として、9.5インチのゴルフバッグであれば、最大で4個まで横向きに収納することが可能です。これは大人4名でのゴルフ旅行も1台でこなせることを意味しており、ファミリーや趣味で使われる方にとって大きな魅力となります。さらに今回の改良により、後席の背もたれを倒した際の床面の角度がよりフラットになるよう改善されました。

これにより、キャンプ用品や家具、サーフボードなどの長尺物の積載がより容易になり、車中泊を楽しまれる方にとっても段差の少ない快適な居住空間を提供しています。リアゲートの開口部下端と荷室フロアの段差も最小限に抑えられており、重い荷物の積み下ろしがスムーズに行える設計です。また、足を出し入れするだけでバックドアが自動で開閉するハンズフリーパワーバックドアが
GR SPORTにもおそらく標準装備されており、両手が塞がっている際にもストレスなく荷室にアクセスできます。
加えてラゲージルーム内にはアクセサリーコンセントが備え付けられており、1500Wまでの外部給電に対応可能となっていることでアウトドア用途だけでなく、非常時にも頼りになる存在となってくれます。

続いて運転席周りになります。
インテリアカラーはGR SPORTにおいてはブラックを基調としながらも情熱を感じさせるレッドステッチを随所に配置し、大人のスポーティさを表現しています。


ダッシュボード上面などは低彩度で落ち着いた色調に統一されており、反射を抑えて運転に集中できる環境が整えられています。
ドア内張はこのようになっており、グレーのソフトパッドが大部分に使用されたものとなっていることで、アクティブ感よりも都会的な雰囲気となっており、GR SPORTのスポーティな外観と
マッチした雰囲気となっています。

メッキ加飾されたドアハンドルや、ウィンドウスイッチ周りも加飾が与えられており、シンプルな造形ではありますが、質感の低さなどは感じません。

サイドシルにもGRのロゴが入っており、乗り込むたびに少しテンションが上がりそうです。

乗り込みに関してはドアの開口幅が広いことに加えて、そこまで車高も高くないので、特に姿勢をかがめる必要などなく、乗り込むことが可能となっています。

ステアリングデザインは、GRロゴが中央下部に配された専用の本革巻き3本スポークタイプです。
手に馴染むしっとりとした質感のパンチングレザーが使用され、赤ステッチがアクセントとなっています。

このステアリングにはオーディオや運転支援機能を操作するスイッチが機能的に配置されており、手元の感触だけで直感的に操作することが可能です。また、ステアリングヒーターが完備されているため、冬場の走り始めでも冷たさを感じることなく、快適にドライブをスタートできます。
メーターデザインは12.3インチのフルデジタル液晶メーターへと刷新されました。高解像度で見やすいグラフィックが採用され、3画面構成のレイアウトから好みの情報を選択して表示することが可能です。

例えば中央に大きな地図を表示したり、燃費情報やエネルギーフローを表示したりと、カスタマイズの自由度が非常に高くなっています。さらに、カラーヘッドアップディスプレイも刷新され、情報の認識性を高めるために、従来の表示から遠近感を活かした斜め表示へと変更されました。これにより、視線を大きく動かすことなく重要な情報を把握し続けることができます。
予防安全機能についてはトヨタ初採用のソフトウェアプラットフォームであるAreneの搭載により、Toyota Safety Senseが飛躍的に進化を遂げました。

プリクラッシュセーフティは先行車の減速をより早期に検知できるようになり、交差点での出会い頭の車両や、自転車、自動二輪車の検知範囲も大幅に拡大されています。

また、ドライバー異常時対応システムには新たに路肩寄せ機能が追加されました。これは、走行中にドライバーが急病などで操作を継続できなくなった際、センサーで路肩を認識し、安全に車線外へ停車させる高度な機能です。

さらにアクセルの踏み間違いによる加速を抑制する機能が標準装備化され、旋回中などの複雑な状況にも対応できるようになりました。

さらなる安全装備として、駐車作業を車自身が実施するアドバンスドパーク機能や車両周囲をカメラにて確認できるパノラミックビューモニター機能もドライバー任意の視点で確認できるよう改良されています。

またこれらの機能がソフトウェアアップデートにより、随時最新性能へとアップデートされるとのことですので予防安全装備の進化ぶりは相当なものとなっています。
見切り性能に関してはダッシュボード上面を従来より約40ミリメートル低く配置する改良が行われました。これにより、前方の死角が劇的に減少し、SUV特有の車両感覚の掴みにくさが解消されています。水平基調のインストルメントパネルはオフロードでの姿勢変化を把握しやすくするための伝統的な手法ですが、新型では視界の開け具合と見事に融合しています。ドアミラーの付け根部分に設けられた隙間や、細く設計されたAピラーにより、右左折時の歩行者確認も容易になっています。



続いてナビ周辺の装備についてです。
新型RAV4にはトヨタ初搭載となる新世代マルチメディアシステムが導入されました。センターコンソールに配置された12.9インチのディスプレイオーディオは、大画面かつ高精細で視認性良好です。

グラフィックデザインも刷新されており、情報が直感的に理解しやすい表示レイアウトになっています。ホーム画面はユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能で、自分がよく使う機能を自由にレイアウトすることができます。また音声認識機能が大幅に進化したとのことで、システムへの話しかけに対する応答速度が飛躍的に向上しました。従来は音声コマンドの認識開始まで数秒待つ必要がありましたが、新型では約1.0秒で応答するようになり、スマートフォンの音声アシスタントと対話するようなスムーズさでナビの目的地設定やオーディオ操作などが行えます。運転中でも視線を外さず操作できるため安全にも寄与します。通信機能も備えており、オンライン上の地図や
情報にアクセスしたリアルタイムなカーナビ機能に対応しています。ソフトウェアのOTAアップデートにも対応しており、常に最新機能を利用できるのも嬉しいポイントです。スマートフォン連携も強化されており、Apple CarPlayやAndroid Autoといったスマホ連携に対応しています。
その下部にはエアコン吹き出し口、その下部にはギア感の漂う意匠の運転モード切替スイッチと
真ん中に小物入れスペースが配置されており、こちらはスマホおくだけ充電スペースも兼ねています。

その下にも小物入れスペースが設けられており、その両隣にはUSBポートなどが備え付けられています。こちらは急速充電(USB PowerDelivery)規格に対応したUSB端子が追加されており、ZグレードのフロントUSBは最大45W出力の急速充電に対応しているため、GR SPORTも同等の性能が担保されているものと思われます。

サイドにはレッドステッチが配されたスエード素材のパッドが貼り付けられており、RAV4でどこまで攻められるかはわかりませんが、スポーツ走行時などに踏ん張るための機能を果たしてくれるのかと思います。
シフトレバー周辺は、シフトバイワイヤの採用によりコンパクトに設計され、ピアノブラックのパネルで高級感が演出されています。

その横にはペットボトルホルダーが装備されており、その後ろのアームレスト部分にも工夫が施されており、ふたがリバーシブル仕様となっていることでトレーとしても使える機能を備えています。アームレスト内にも小物の収納スペースがあり、RAV4の利便性は先代と比較すると大幅にアップしたように思います。


前席シートデザインについては、GR SPORTではホールド性を格段に高めた専用設計のスポーツシートが採用されました。サイドサポートが大幅に強化されており、コーナリング時に体が左右に振られるのをしっかりと抑制します。

シート素材には滑りにくいスエード調素材と本革調の合成皮革を組み合わせたコンビシートとなっており、質感の高さと機能性を両立しています。シートバックにはGRのロゴが誇らしげに刺繍されており、乗り込むたびに特別な車であることを実感させてくれます。また、このシートには静電気を除去する機能も備わっており、乗員が帯電するのを防ぐことで、車両の安定した挙動にも寄与するというユニークな技術が盛り込まれています。GR SPORTには快適装備として前席シートヒーターが装備されますが、シートベンチレーションは装備されない可能性があるため、要チェックポイントとなっています。
後席ドア内張はこのようになっており、前席同様、ソフトパッドが大部分で使用されており、前席同等の質感が担保されています。

乗り込みに関しては90度に近くドアを開くことができましたので、窮屈感なく乗り込むことが可能となっています。

足元スペースはこのようになっており、身長170cmの私の場合でこのくらいとなっていました。
足を組めるほどではありませんでしたが、シート下に足を入れることもできましたので、頭上スペースも十分とられていたこともあり、必要十分な後席居住性が担保されています。また、前席がスポーツシートとなっていますが、そこまで前方視界に対する圧迫感は感じませんでした。

センタートンネルの高さは少しありましたので3人掛けの際には譲りあいが必要そうでした。またセンタートンネル上部にはUSBポートとエアコン吹き出し口が設けられています。


アームレストはオーソドックスなものが備え付けられており、ペットボトルホルダーも装備されています。

後席の座面クッションも厚みがあってしっかりしており、ふとももを支える長さも充分なので長距離でも疲れにくく設計されています。

後席シートはリクライニング機能付きで、背もたれ角度を2段階に調整できます。少し倒せばリラックスした姿勢がとれますし、長時間乗車でも姿勢を変えられるので快適さが向上します。快適装備としてZグレードでは後席にもシートヒーターが装備されているため、GR SPORTでも設定されるものと思います。
また、こちらはZグレードのものとなっていますが、ご覧のパノラマムーンルーフがオプション設定されています。ご覧の通り採光面積がかなり大きく、後席の快適性に大きく寄与しそうですので、ぜひとも選択したいオプションとなっています。

まとめ
新型RAV4 GR SPORTはモータースポーツの魂をSUVの機能性に融合させ、そこに最新のデジタル技術を注ぎ込んだトヨタの意欲作です。
走行性能においては、150キロメートルのEV走行を可能にしたPHEVシステムとGR専用の足回りが生み出す正確でダイナミックな走りが最大の見どころです。
また、Areneによる知能化は、この車が単なる移動手段ではなく、常に進化し続けるパートナーであることを約束しています。今回のフルモデルチェンジで、RAV4の素性がまた一つ上のレベルに押し上げられたといえるかと思います。
すでにHEV仕様の納車が始まっていますが、年度末には発売開始となっているGR SPORTを待つだけの価値は十分にあるかと思います。皆様の車選びの参考となれば幸いです。最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

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