【2025年改良版】新型ヤリス徹底解説!特別仕様車URBANOの装備・改良内容・グレード装備内容注意点まとめ、見積シミュレーション実施|トヨタYARIS年次改良まとめ

ヤリス
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本記事の内容について

今回の記事では、先日、年次改良が実施されたトヨタのヤリスの年次改良およびグレード選択時の注意点、そして、このタイミングで設定された特別仕様車であるURBANOの特別装備内容をまとめました。購入検討の参考となれば幸いです。それではご覧ください。

基本情報

まずは、グレード構成についてです。

グレードとしては、大きく分けて4つのグレードが設定されており、最上級グレードのZ、ベースグレードのGに、エントリーグレードのXが設定されています。加えて、サブスクサービスであるKINTO専用のUグレードが設定されており、こちらのUグレードでは、ハードウェア/ソフトウェア両面のアップグレードに対応するとのことです。

そして、最上級グレードのZをベースに、要所要所をブラックのアイテムで引き締め、都会的なコーディネートを施したZ“URBANO”が、今回の改良のタイミングで設定されました。

車両本体価格はご覧の通りとなっており、グレード選択時の注意点としては、Zグレードには1Lエンジン仕様の設定がないことと、Uグレードにはガソリン仕様の設定がないことが挙げられますので、それぞれのグレードを検討されている方は要チェックとなっています。

続いて、パワートレーンについてです。

ヤリスには、直列3気筒1.5Lエンジンと、そちらにモーターを組み合わせたHEV仕様、
直列3気筒1Lエンジンの仕様が設定されています。
今回の年次改良において、特に改良が加えられてはいませんが、HEV仕様に関しては、すべてのグレードでFF仕様において30km/L後半をたたき出す驚異の燃費特性となっており、1.5Lガソリン仕様に関しても、ダイレクトシフトCVTと組み合わされた軽快感のある走り、MTを組み合わせた意のままの走り、
1Lガソリン仕様に関しては、より軽量かつエンジン仕様では最も優れた低燃費が実現されています。

注意点としては、1Lエンジン仕様には4WDの設定がないため、路面状況の悪い場面での走行頻度が多い方にとっては要検討となっています。

外観紹介

外観紹介、まずはボディカラーについてです。

ボディカラーについてはご覧の通りとなっており、ツートン仕様を含めて全11色のバリエーションが設定されており、豊富な選択肢から自分好みのボディカラーを選択可能となっています。

ただ、Xグレードに関してはツートンカラーが選択できない点と、URBANOに関してはブラックのコーディネートを引き立たせるために特別設定されたホワイトとブラックのツートン、もしくはマッシブグレーのみ選択可能である点は注意です。

外観紹介、まずはフロントフェイスからです。

ヤリスのフロントフェイスの特徴としては、大開口のグリルが挙げられ、そのグリルの格子形状がスポーティさとラグジュアリーさをバランスよく引き立たせているように思えます。

その他のフロントフェイスまわりの特徴としては、切れ長のヘッドライトや抑揚のあるボンネット形状、ボディサイドいっぱいまで広がるフロントタイヤ前のアクセントなど、非常にボリューミーな造形となっており、コンパクトカークラスの中でもひときわ目立つ存在感を放つ車両となっています。

グレードごとのフロントフェイス周りの違いとしては、2つ挙げられます。

1つ目がライトユニットであり、ZグレードにはLEDヘッドライトおよびターン機能付きのデイタイムライトが与えられているのに対し、それ以外のグレードではハロゲンヘッドライトとなっており、G、Uグレードのみオプション選択可能のため、注意です。

2つ目がグリル内格子形状の処理であり、Zグレードのみ光沢感のある仕上げとなっており、それ以外のグレードと質感の差別化がなされています。こちらはオプション変更不可となっています。

また、URBANOに関してはトヨタマークがブラックとなっており、通常ではディーラーオプションとなっているフォグランプが標準装備となっています。

サイドのデザインはこのようになっており、ヤリスのボディサイズは、全長3950mm、全幅1695mm、全高1495mm、ホイールベースが2550mmとなっています。コンパクトカーらしく全幅が1700mmを切っていることに加えて、最小回転半径が5mとなっており、後ほど紹介する先進安全装備も充実していることから、すべての人が安心して運転できる車両であるといえそうです。

サイドのデザインに関しては、フロントフェイス周り同様、非常に抑揚のあるデザインとなっており、
リアフェンダー周りの盛り上がりが強調されるデザインとなっていることで、非常にスポーティ感を感じさせるものとなっています。

グレードごとのサイドデザインの違いに関しては、Zグレードのみ、ウィンドウ周りがサテン処理となっており、高級感が増していますが、それ以外のグレードではブラックとなっています。

また、URBANOの特別装備として、ドアハンドルがブラックとなり、ディーラーオプションとして、フェンダーにエンブレム、ドアミラーに専用ステッカーが用意されています。

また、機能装備として、今回の改良のタイミングで、積雪時などにドアミラーの視界を確保するヒーター機能が標準装備となりました。

ホイールデザインはこのようになっており、複数のバリエーションが設定されています。

ご覧の通り、グレードやパワートレーンなどによって装備されるホイール、オプション選択の選択肢が異なるため要注意であり、URBANOではZのメーカーオプションと同じデザインでグロスブラック化されたものが与えられ、足元が引き締まった印象となります。

リアのデザインはこのようになっており、リアのデザインの特徴は、テールライトと一体になったブラックのパーツが一直線につながっており、ボディ上端がブラックアウトすることで、ボディが低く見えるデザインとなっていたり、サイドのデザインの際に言及したリアフェンダーのボリューム感がリアデザインにも表れていることで、リアデザインも存在感あるものとなっています。

リアデザインのグレードごとの違いは2つあり、テールライトに関してはZ系グレードはフルLEDに対し、それ以外のグレードは異なり、G、UグレードのみオプションでフルLEDへと変更可能となっているため、注意です。

また、ルーフスポイラーがZグレードに標準装備、Xグレードの6MT仕様にのみオプション装備となっています。メーカーにとっては、Xグレードの6MTを選択する方はヤリスにスポーティさを求めているだろうという判断かもしれませんね。

内装紹介

内装紹介、まずはトランク容量からになります。

トランク容量はご覧の通りとなっており、ヤリスのトランク容量は、FF仕様で約270L、4WD仕様で約270Lとなっています。SUV版であるヤリスクロスが約390Lということで、実用性という観点ではヤリスクロスに対して大きく溝を開けられている形となりますが、後席使用状態でキャリーバッグが余裕で3個は積めるとのことで、日常使いにおいて不便さを感じることは少ないかと思われます。

ご覧のような二段式のトランク様式は、ZグレードFF方式のみの標準装備であり、その他のグレードでもFFのみオプション選択可能であり、注意です。

また、多少傾斜はつきますが、ご覧の通り、6:4で後席を倒すことが可能であり、トランク容量を拡大することも可能となっています。

HEV仕様に関しては、外部給電用のアクセサリーコンセントをオプション選択することも可能となっています。

続いて運転席周りになります。

ヤリスには、内装色および素材のバリエーションとして、ご覧の4パターンが用意されており、ブラックもしくはブラウン内装色となります。素材に関しても、Zのみ標準で合成皮革、Gもオプションで合成皮革に変更でき、それ以外ではファブリックとなり、素材もグレードごとで異なるため注意です。

運転席ドア内張はこのようになっており、Zグレードの場合、大部分はハードプラとなっていますが、ドアノブ周辺にはファブリック素材があしらわれていたり、ドアノブやウィンドウ台座周辺も異なる素材が用いられていたりと、工夫が凝らされています。

ドア周りのURBANO特別装備として、URBANOロゴのイルミネーションランプがオプションとして設定されており、あわせてスカッフプレートも用意されています。

ステアリングのデザインはこのようになっており、左側にオーディオ操作系、右側に運転支援系の操作スイッチが集約されたものとなっています。グレードごとの違いとしては、Zグレードのみステアリング素材が本革+ガンメタ塗装となっており、加えてステアリングヒーターがZグレードで標準装備、それ以外のグレードには装備不可となっています。

また、URBANOではステアリングにもURBANOのロゴをオプションで装着可能となっています。

メーターデザインはこのようになっており、7インチの液晶メーターがZ、Gグレードにて標準装備となっています。視認性が向上するとともに、3つのレイアウトから好みのデザインが選択可能となっています。ただ、X、Uグレードには装備不可で、アナログ+4.2インチメーターが装備される点が注意であり、ヤリスクロスでは全グレード標準装備であったため、少し残念です。

加えて、ヘッドアップディスプレイの装備もあり、こちらと組み合わせることで、より様々な情報表示が可能となりますが、こちらはZグレードのみオプション装着可能なため、注意です。

予防安全装備としては、前走車と一定の距離を保ちつつ、車線中央を走行するよう支援するレーントレーシングアシストが1Lエンジン仕様以外に、右左折時の歩行者にも対応できるプリクラッシュセーフティが全グレードに標準装備となっています。

これら基本的な予防安全機能に加えて、車両周囲をカメラにて確認できるパノラミックビューモニターの機能は全グレードにオプションであり、パノラミックビューモニター機能に、駐車支援機能であるアドバンストパーク機能を追加した装備が、HEV仕様のみZ、Uグレード以外にオプション選択可能となっています。また、ドアミラーに斜め後方の車両の存在を表示してくれるブラインドスポットモニター機能は、Z、G、Uグレードにオプション装備、Xグレードには装備不可となっていたりと、安全装備関連すべてが標準装備ではなく、細かくオプション設定されているため、注意です。

また細かなところですが、今回の改良のタイミングで、ETC2.0ユニットがZ、G、Uグレードに標準装備となりました。

運転席からの視界はこのようになっています。
ドアミラーとAピラーの死角が少し気になり、左斜め後ろもデザインの都合上、そこまで視界が開けていないので、ブラインドスポットモニター機能はオプション選択しておいた方がいいかもしれません。

ナビには、今回の年次改良から、Zグレードには8インチのディスプレイオーディオプラスが標準装備となり、Gグレードではオプション選択可能となっています。また、Xグレードも8インチディスプレイオーディオが、今回の改良のタイミングで標準装備となりました。

ナビの下部には小物置きスペースが広めに取られており、使い勝手は良さそうです。

その下にはエアコン操作パネルが備え付けられており、物理スイッチであるため操作性も良好です。

その下にはHDMIポートやUSBポート、小物入れが集約されています。

その後ろにはシフトノブが配されており、その周辺はメッキパーツにて縁取られています。

グレードごとの内装の質感に関する差別化ポイントとしては、ご覧のフロントコンソール周りがZグレードではガンメタ仕様となっており、それ以外のグレードではブラックとなっていますが、Gグレードのみシルバー加飾付きへと変更可能となっています。

その後ろにはペットボトルホルダーと手引きのサイドブレーキ、小物入れが配されています。

シート形状はこのようになっており、こちらはZグレードのものとなっており、サイドの張り出しが大きく、身体全体を包み込むように支えてくれるシートとなっており、快適性が高いものとなっています。

内装色の際にお伝えしたように、グレードによってシート素材・シート形状が異なり、快適装備に関しても、シートヒーターがZグレードのみ標準装備、Gグレードにはオプション、それ以外のグレードは装備不可となっています。

続いて、後席まわりについてです。

後席ドア内張はこのようになっており、ハードプラが大半を占めているところは前席質感と変わりありませんが、前席では素材を変えて工夫されている部分が、後席ではそのままとなっており、前席質感には及ばない印象です。

また、乗り込みに関してもドアの開口幅がそこまで大きくないので、足運びに少し窮屈感が伴いそうです。

後席足元空間はこのようになっており、スペースとしては手のひら一枚分は確保されているため、窮屈感はそれほど感じませんでした。

ただ、後席窓がキックアップしている都合上、運転視界で申し上げたように、後席窓が絞り込まれていることも伴い、多少圧迫感を感じる空間となっています。

センタートンネルの張り出しは、そこまで大きくありませんでした。

センターアームレストの設定はなく、後席まわりのグレードごとの装備差や、URBANO仕様でも特別装備の設定はありません。

シート形状はこのようになっており、前席ほどではありませんが、立体感のあるシートとなっていることで、身体を支えてくれる形状となっています。

見積シミュレーション

最後に、URBANO仕様での見積もりシミュレーションを実施してみました。

URBANOのHEV仕様の4WDを選択し、ボディカラーはホワイトかマッシブグレーなので、マッシブグレーを選択。内装色はブラック一択となっています。

オプションとして、URBANO仕様のみ選択できるエンブレムなどのセットオプションを選択し、加えて、ヘッドアップディスプレイやパノラミックビューモニター、アームレスト、ラゲージトレイなどの基本的なオプションセットを選択すると、合計金額が約325万円となりました。

最も高価なグレードにオプションを多めに選択してこの値段となっており、オプションを厳選することによって、URBANO仕様でも300万円を切ることは可能かと思いますので、個性とコスパを両立できるコンパクトカーとしては、魅力的な選択肢かと思います。購入検討の参考となれば幸いです。

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