本記事の内容について
今回の記事では今年の秋に日本導入予定であるスズキのコンパクトSUV「フロンクス」が浜松駅構内に展示されていましたので、そちらの内外装紹介をお届けします。
非常に魅力的かつ需要の高いコンパクトSUVカテゴリの新型車となりますので、要注目です。
フロンクスについて
まずはフロンクスの概要についてです。
フロンクスはスズキがインドや南アフリカ、チリなどの南半球を中心に販売されているモデルであり、
各国でカーオブザイヤーを受賞している非常に高い人気を受けるコンパクトSUVとなっています。
価格は南アフリカで販売されている価格を日本円に換算すると約256万円から305万円となっており、
そのままの価格で日本に導入されるとは限りませんが、価格設定としても非常に魅力的な車両といえます。
パワートレーンにはこちらも日本でそのまま導入されるかは不明ですが、直列3気筒1.2Lエンジン、直列4気筒1.0Lターボエンジンにモータを組み合わせたもの、直列4気筒1.5Lエンジンの3種類が設定されており、豊富なパワートレーンが設定されていることからもスズキの気合の入りようがうかがえる車両となっています。日本導入が楽しみですね。
外観紹介
外観紹介、まずはフロントフェイスからです。
フロンクスのボディサイズは数字上はかなりコンパクトではありますが、幅広感が演出されるように拡張されたサイドのデザインや、縦長の大型のグリルを採用することでサイズ感以上のインパクトを与えるデザインとなっており、SUVとしてのパワフル感や力強さが表現されています。
また、質感に関しても樹脂パーツが使われている箇所もありますが、質感の低さを感じられず、その武骨さがSUVのアクティブ感にもマッチしているため、この車格の車の中ではかなり質感は高いほうであると感じます。
サイドに回り込んできました。
フロンクスのボディサイズは全長3995mm、全幅1765mm、全高1550mm、ホイールベース2520mmとなっており、同じ車格の車としてはトヨタのライズや同社のクロスビーなどがあたります。
立体駐車場に収まるサイズ感であることも実用性という観点で非常にありがたい点であり、それでいて全幅が1765mmと少し幅広であることでフロントフェイスのデザインの際に述べた迫力が演出されています。サイドのデザインに関しては角ばったフェンダーアーチやサイドのプロテクタがSUVらしさを強調しており、加えて、前後のタイヤまわりが盛り上がることで力強さも表現されています。
また、ルーフのラインが後方に傾斜していくクーペスタイルとなっていることでサイズ感以上の伸びやかさにも貢献しており、デザインの部門で高い評価を受けているのも納得のシルエットとなっています。
ホイールデザインはこのようになっており、ブラックとシルバーのツートンカラーのアルミホイールが装着されており、タイヤサイズは195/60R 16インチとなっています。
リアのデザインはこのようになっており、リアデザインに関してもフロント同様、ホイールアーチ付近が拡大されていることでより全幅が広く見えるように演出されていることでSUVの力強さが強調されています。また、大型のプロテクターもSUVらしさの演出に一役買っています。
加えてテールライトは昨今の流行りに則った一文字につながったデザインとなっていることでクーペシルエットと相まって非常にスタイリッシュなデザインとなっています。
総じて質感の低さを感じさせる部分が全般的になく、販売価格にもよりますが非常に魅力的なSUVであることは間違いないかと思います。
内装紹介
内装紹介、まずは運転席周りになります。
こちらの展示車両の内装色はボルドーとグレーのカラーリングを組み合わせたツートンカラーの内装となっています。加えて、各所にシルバーの加飾が与えられていることで質感の向上にも抜かりはないように思えます。
内装のレイアウトとしては非常にオーソドックスなものとなっているように思われ、二眼のメーターや9インチのナビ画面、物理スイッチで操作できるエアコンボタン、USBポートやシガーソケット、少し大柄のシフトノブなど、昨今の内装デザインと比較すると少し古さを感じさせますが、質感は問題なく、
操作性に関しても十分に配慮されたものと思います。
この操作性のよさそうな内装レイアウトに可倒式のヘッドアップディスプレイや、360°ビューカメラ、
ワイヤレス充電器、applecarplay、andoroidautoに対応した9インチナビなど、機能部品も採用されているため、実用性においても不満に感じることはないかと思います。
シートデザインはこのようになっており、素材はファブリックのようですが、ツートンカラーとなっていることで見た目の質感が高く、ホールド性のよさそうな立体形状となっていることで快適性も高そうに思えます。
後部座席はこのようになっており、こちらもツートンカラーの内装色となっていることで前席並みの質感が担保されているように思えます。
足元スペースに関してはホイールベースがライバル車種同等となっているため、特別広々としているというわけではありませんが、必要十分なスペースが確保されている印象であり、シート形状も立体的なものとなっているため、快適性は高そうです。
快適装備としてはセンターアームレスト後方にエアコン吹き出し口やUSBポートも備えているようです。
トランク容量に関してはこちらの車両で確認することはできませんでしたが、ライズのトランク容量が369Lに対し、フロンクスは304L相当となっているそうで、外観のスタイリッシュさに伴い、トランク容量が少し犠牲になっているかもしれませんのでそこだけ注意ポイントかもしれません。
ただ、リアシートを6:4で分割可倒することができるようで、トランク容量を拡大することも可能であるため、日常生活において不満に感じることはないかと思います。
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