本記事の内容について
今回の記事はGRスープラ関連の検証動画となっており、
以前コメントにて街乗りでの燃費がどのくらいかという質問を受けましたので、
実際に調べてみた結果をお伝えします。
みなさんの参考となれば幸いです。
燃費計測方法など
車両の前提として私の乗っている車両は
GRスープラのRZグレードであり、
そのため、搭載されているエンジンが
直列6気筒3Lターボエンジンとなっています。
組み合わされるトランスミッションは8速のATとなっており、
かなり多段化されていることで
普段の街乗りでもノーマルモードにおいては
積極的に上の段のシフトを使用しており、
燃費としてはスポーツカーの中ではかなり期待できると思っています。
ちなみに私の場合、年式が2020年式となっており、
エンジンとしては改良前の340ps仕様となっています。
そのため、改良前のエンジンとなっていますが、
私の場合、そのハンデを補うため、
TOM’sのパワーボックスを装着することで
馬力向上を実施しています。
結果として燃費は悪くなってしまっていることが予想されますので
ノーマル仕様の場合はもう少し上振れすることと思います。
まずは燃費の計測方法についてです。
リアルな燃費計測を行う場合は最初にガソリンを満タンにしておき、
目的地に到着したタイミングで給油し、
その給油量と走行距離から燃費を計算する満タン法がメジャーかと思います。
ただこの方法の場合、
ガソリンスタンドの地面の傾斜度合いなどによって
燃料タンクが傾くと上手く計測できなかったり、
タンクへの給油量も人によってマチマチとなってしまうことで
計算結果がばらついてしまうことが予想されます。
そのため、今回は別の方法で燃費の計算を行いました。
その方法はこちらの過去動画で紹介していますが
スープラの隠しコマンドを使用する方法であり、
スープラがBMW Z4の兄弟車であるために可能であると考えられ、
他のBMW車でも可能かと思います。
やり方としてはエンジンスタートボタン後に
ODOのリセットボタンを10秒ほど長押しし、
表示されるリストの中からUNLOCKにカーソルを合わせ、
またリセットボタンを長押し、
CODEにカーソルを合わせ、リセットボタンを押すと
値が増えていき、それぞれの車両のVINナンバーの末尾6桁を足した値を入力することで
ロックが解除され、各種情報表示が可能となります。
この項目の中のTANKの項目が
燃料タンク内のガソリン残量を示しており、
100km走行前後でどのくらいこの残量が減っているかで
燃費の計算を行いました。
つづいて街乗りのルートについてです。
今回の検証は約100km走行の燃費検証を考えており、
愛知県にある私の自宅から
刈谷ハイウェイオアシスを経由しつつ、
名古屋市にあるスーパーオートバックスを目的地として
往復するルートを設定しました。
このルートでおおよそ100km走行することになります。
通常ですとこのルートでは
高速道路を使用することになりますが
100%下道での検証としています。
つづいて走行条件についてです。
過去動画である高速道路での燃費検証では
出せる限りの低燃費を狙ったため
エアコンオフなどの低燃費走行を心掛けましたが、
今回の場合、街乗りでのリアルな燃費を測定することが目的となっていますので
エアコンも21℃設定で使用し、
走行モードはノーマル、変速制御に関しても完全に車任せとしました。
ちなみに高速道路を走行していないので
レーダークルーズコントロールなどの運転支援系装備は使用していません
当日の車の流れとしてはいつも通りの感じであり、
事故などのアクシデントに伴う渋滞などに
引っかかることはありませんでしたので
検証のシチュエーションとしては問題なかったかと思います。
目的地のオートバックスに到着しました。
こちらで少し買い物して、自宅へと帰宅し、
燃費計算を実施していきます。
燃費計算結果
燃費計算結果です。
ご覧の通り、
今回の検証での走行距離が108kmとなっており、
その走行距離に対して燃料の消費量が12.2Lとなっています。
ここから計算すると
普段の街乗りの燃費としては
8.9km/Lとなりました。
燃費チャレンジを行ったわけではないため
驚くような数字ではなく、こんな感じかなという数字ですね。
ちなみに現在の仕様になりますが
RZグレードのAT仕様における街乗りの
WLTCモード燃費が8.2km/Lとのことですので
ほぼカタログ通りの数字となっており、
WLTCモードの信頼性はかなり高そうですね。
この街乗りの結果と高速道路燃費を掛け合わせた
トータルの私の燃費が現在、11km/Lとなっています。
3Lターボの車で考えるとかなりいい感じかと思いますので
参考となれば幸いです。
コメント