本記事の内容について
今回の動画では先日マイナーチェンジが実施された
レクサスのUXの特別仕様車であるGraceful Explorerの内外装紹介と
この仕様の装備内容についてご紹介します。
特別仕様車ということもあり、豪華装備が標準装備となっており、要注目です。
グレード体系について
まずはグレード体系についてです。
今回の特別仕様の車両本体価格としてはご覧の通りであり、
通常仕様の価格からもお分かりの通り、この特別仕様のベースは
version Cとなっており、そこから様々な装備が標準装備となっている位置づけです。
そのため、ほとんどありませんでしたが、
version Lのみ装備である本革シートなどは装備できませんので注意です
ちなみにもう一つの特別仕様である
emotional explorerはFsporsベースの仕様となっています。
パワートレーンについて
続いてパワートレーンについてです。
パワートレーンの構成としてはUXには2Lの自然吸気ガソリンエンジンが搭載された
2WDのモデルと2Lのハイブリッドシステムが搭載された
2WDおよび4WDのモデルが設定されていますが、
今回の特別仕様においてはどのパワートレーンの組み合わせでも選択可能のため、
パワートレーンに関する通常仕様からの変更点はありませんが
マイナーチェンジのタイミングでスポット打点の追加などが実施されているため、
走りの素性は向上しているものと思われます。
内外装色について
続いて内外装色についてです
外板色についてはUXには全部で12色の設定がありますが、
この中でホワイトとヒートブルーに関しては
Fsportsグレードのみの設定となっているため、
Fsportsグレードベースでないこの特別仕様でも
この二色に関しては選択できないため注意です。
それ以外のカラーについてはどれでも選択可能となっています。
内装色に関しては通常仕様の場合、
ご覧の5色のバリエーションが設定されていますが
特別仕様の場合は後ほど紹介しますが
こちらのモーブというカラーのみの設定となっていますので
一応注意が必要です。
詳しい様子は後ほど紹介いたします。
展示車両について
今回紹介する展示車の仕様はご覧の通りとなっています。
グレードは特別仕様であるGraceful explorerであり、
パワートレーンは2Lのハイブリッド、
駆動方式はFFとなっており、外装色はソニッククロム、
内装色はモーブとなっています。
車両本体価格は4904500円となります。
外観紹介
外観紹介、
まずはフロントフェイスまわりになります。
このUXはレクサスお馴染みのスピンドルグリルが採用されていることで
元々押し出し感のある外観をしていたのですが、
それに輪をかけて、この特別仕様車ではスピンドルグリルの中身のブロック形状が
マットなシルバーで塗装されていることにより、
威厳ある迫力を備えていることが特徴であり、
ひとめで特別仕様車であることを主張しています。
レクサスSUVの中では末っ子にあたる
UXになりますが、このグリルの迫力は兄貴分にも劣らないかと思います。
ライトユニットまわりの造形も非常にシャープであり、
きれいに面発光するデイライトが一体となった切れ長のヘッドライトが特徴です。
画像ではわかりにくいですが、この特別仕様車では
ヘッドライトがアルミ蒸着仕様とのことで
通常モデルに加え、高級感もアップしています。
ただ注意点として
ご覧の通り、単眼のヘッドライトとなっているため、
対向車や歩行者を自動で防眩するアダプティブヘッドライトをもった
3連LEDライトではないことが注意です。
改めてフロントフェイスまわりを引きで見ると、
スピンドルグリルを中心にヘッドライトやボンネットのラインが構成されていることがよくわかり、
またNXなどと異なり、スピンドルグリル自体もボディの形に沿った
湾曲したデザインとなっていることで
この車両に求められるアクティブ感や軽快感を主張しています。
サイドに回り込んできました。
UXのボディサイズは全長4495mm、全高1540mm、全幅1840mm、
ホイールベースが2640mmとなっており、
兄貴分のNXと比較すると全長マイナス165mm、全高マイナス120mm、
全幅マイナス25mmとなっており、
全体的にひとまわり小さくなっていること、
また内装紹介で紹介しますが、運転支援系の装備も充実しているため、
運転に不安のある方でも運転しやすい車両になっていることと思います。
ボディサイドのデザインとしてはルーフのラインが後席乗員の頭の位置から
なだらかに傾斜するクーペSUVとなっており、
実用性よりも運動性能などを優先しているSUVであることが
デザインからもわかります。
またサイドに入ったラインがリアフェンダーに向かって駆け上がり、
リアフェンダーまわりで切り落とされたような面が構成されていることで
斜めから見た際の後ろタイヤの踏ん張り感が強調されています。
Bピラーまわりやウィンドウモール周りにも
シルバーやピアノブラックのパーツが使用されており、
質感としても隙なしな印象でありました。
また、この特別仕様車の特徴としては
フェンダーアーチモールがボディ同色に塗装されていることが挙げられます。
通常仕様では樹脂のモールとなっているため、
外観上の大きな差別化できるポイントであり、
どちらかというと都会派SUVであるUXのコンセプトとマッチしているように思います。
ホイールデザインはこのようになっており、
サイズは前後同サイズの225/50R 18インチとなっています。
このホイールの塗装も特別仕様車限定のものとなっており、
画像の通常仕様のホイールカラーと比較すると
光沢感が増していることで、より高級感が感じられるものとなっています。
リアに回り込んできました。
UXはリアのデザインがかなり特徴的であり、
ご覧の通り、両端がフィン形状となり、
整流の役割ももったテールランプが一文字に入っており、
非常にシャープな造形となっています。
UXが発売されてから約4年が経ちますが、
いまだに先進的なデザインであるといえます。
下部は樹脂パーツが大半を占めており、マフラーが1本だしの状態で見えています。
こちらに関しては特別仕様車であっても外観上の違いはなく、
高級感を増すため、マフラーカッターなどがあればと思いましたので
少し残念です。
気になったところがご覧の通り、
フェンダーアーチがカラードされていることで、
リアの樹脂部との色の繋がりが少しちぐはぐになっているため
リアの樹脂部に関してもピアノブラックで
塗装するなどがあればより高級感が増すかと思いました。
斜めからみるとUXのデザインのスポーティ感がより顕著に感じられ、
なだらかに落ち込むルーフのラインと、そのラインに合わせて絞り込まれていく、
サイドのラインが非常に機能美を感じさせるデザインとなっています。
少しだけ気になるのがレクサスエンブレムの位置ですね。
一文字のテールランプと干渉しないように配置されているため、
少し下側にオフセットされており、これならばNXなどから採用が始まっている
エンブレムではなく、ロゴを配置するデザインにされても良かったかなと感じました。
内装紹介
内装紹介、まずはトランク容量についてです。
トランクの開閉は電動式となっています。
トランク容量としてはご覧の通りとなっています。
左右のえぐりとしてはそこまで大きくはありませんが、
元々車幅がそれなりにある車ですので問題ないかと思います。
奥行きに関しては手を伸ばしても届かないくらいあり、
実用性としては必要十分かと思います。
サイドには買い物フックであったり、12Vのシガーソケットがあり、
またオプションとなりますが、
HEV仕様では1500Wの外部給電機能を装備することが可能となります。
床下収納としてはご覧の通り、
大きく取られており、ボードを一段下げることができる2段構造となっており、
ラゲージ容量を拡大することができます。
通常の状態ではトランクの床面に段差はないため、
スムーズに荷物の出し入れが可能であり、
必要に応じてボードを上げ下げすることで様々な状況に対応できるかと思います。
またご覧の通り、後席を倒すことでフラットかつ広大な荷室空間が得られますので、
外観は都会派なSUVですが、アクティブな使用シーンにも対応可能かと思います。
続いて運転席周りの紹介になります。
運転席のドアの内張はこのようになっており、
上半分はソフトパッドとなっており、
握り心地のいいドアノブが高級感を演出しております。
また手で触れる部分には今回の特別仕様の内装色である
モーブのカラーのソフトパッドがあり、
この特別仕様車の個性を主張しています。
ドアの下部に関してはハードプラとなっていましたが、
ペットボトルが収容出来たりと実用性も十分かと思います。
乗り込みの際はSUVのため、頭上スペースに余裕があり、
また最低地上高もそこまで高くないため、
乗り込むというよりも腰をスライドさせるだけで
運転席に座ることができ、どなたにとっても乗り込みやすいパッケージかと思いました。
ステアリングのデザインはこのようになっており、
左側にオーディオ操作系、右側に運転支援系のスイッチを配置した
シンプルなものとなっています。
このUXには歩行者や自転車を検知して警告を発する
プリクラッシュセーフティや高速道路の車線中央を走行するよう支援する
レーントレーシングアシストの機能を搭載されており、
予防安全機能が全車標準装備となっていることはありがたいです。
メーターデザインはこのようになっており、
Fsportsベースでないため、メーターが固定式の7インチメーターとなっています。
少し情報量としては他社メーカーに劣るところもあるかと思いますので
オプションではありますが、ヘッドアップディスプレイなどの
装備が必須となってくるかと思います。
この特別仕様車のお得な装備として
パノラミックビューモニターが標準装備されていることが挙げられます。
この装備はご覧の通り、自車の周囲を死角なく確認することができ、
車幅が大きめのUXにとっては安心感に関わる装備であります。
この装備は上位グレードでもオプション扱いとなっているため、
特別仕様車の装備としてはかなりお得なものとなっています。
ナビ画面としては12.3インチのナビが全車標準装備となっており、
タッチ操作式が採用され、横長ディスプレイが採用されてることで
運転視界の妨げとならないよう配慮がされています。
その下にはエアコン吹き出し口と真ん中にハザードランプのスイッチがありますが
こちらはピアノブラックなどの塗装処理がされておらず
少し質感が下がっているように感じてしまいました。
その下にはエアコン操作系のスイッチが配置されており、
キーボードのように押し込むタイプとなっているのが独特であり、
押し間違いがしにくいようになっています。
その下の奥には小物入れとUSBタイプCの差込口があります。
その後ろにはペットボトルホルダーが横向きに配置されていました。
その後ろには握り心地のいいシフトノブが配置されており、
その横にはシートヒーターやシートベンチレーションなどの
スイッチが配置されています。
少し取ってつけた感がある配置となっているのは元々年次改良前はナビ画面がタッチ式でなく、
タッチパッドでの操作であったために、そのパッドがこちらに配置されていましたが、
それが廃止となったためであり、それならば、エアコン操作ボタン付近にスイッチを集約し、
空いたこのスペースにスマホの置くだけ充電機能を持たせても良かったかなと思いました。
アームレストにもモーブカラーとなっています。
こちらも年次改良前にあったオーディオのダイヤル機能などが廃止されていますね。
容量としてはかなりの深さがあり、実用性が高いことと、
助手席側からも開閉できることが地味に便利かと思います。
シートの形状はご覧の通りであり、
こちらもモーブカラーの落ち着いた仕上がりとなっています。
サイドのキルティング処理なども高級感があり、
張り出しもありますが、身体を支えるというよりも
包み込むといった形状であり、ヒーター機能なども兼ね備えた
快適性が高いシートとなっています。
続いて後席の質感となります
後席のドアの内張はこのようになっており、
上部はソフトパッドで覆われており、
持ち手は運転席同様モーブのソフトパッドがあしらわれていますが、
ウィンドウスイッチにメッキ処理がなかったり、
ペットボトルホルダーがないなど前席同様の質感とは言えませんでした。
乗り込む際もデザインを優先したクーペライクの
車両であるため、開口幅はそこまで大きくなく、
乗り込む際には少し窮屈感があるかもしれません。
足元スペースは身長170cmの私のドライビングポジションで
このぐらいであり、足が組めるほどのスペースはなかったため、
より高身長の方は注意が必要かと思います。
またシアターシートとなっていないため、
前席シートの圧迫感が思ったよりも大きく、
スペースのありなし以上に窮屈感を感じてしまうかもしれません。
センタートンネル付近にはエアコン吹き出し口があり、
またUSBポートも二つ備え付けられています。
アームレストにはカップホルダーがついているため、
実用性としては問題ないかなと思います。
シート形状としてはサイドの張り出しは
前席ほどではなく、前席のようなキルティング処理も施されてはいなかったため、
この車両のコンセプトが後席の快適性よりも
前席の快適製を重視したドライバーズカーの
コンセプトであることがうかがえます。
改めて内装の全景です。
UXの世代からレクサスの内装はボタン配置が見直され、
それぞれの機能ごとに操作しやすいようボタンが集約されたことで
ドライバーが運転に集中しやすいこの車両のコンセプトにあった
内装デザインとなっていることがよくわかります。
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