トヨタの新型EV「アーバンクルーザー」欧州デビュー
トヨタ自動車は欧州市場向けの新型バッテリーEV『アーバンクルーザー』を発売しました。全長約4.3mと「ヤリスクロス」に近いコンパクトSUVながらEV専用プラットフォームを採用し、長いホイールベースによる広い室内空間を実現しています。49kWhと61kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は最大426kmに達します。イギリスでの販売価格は約630万〜765万円と強気な設定ですが、日本投入の噂もあり注目されています。


サムスン、独ZFのADAS事業を15億ユーロで買収へ
韓国サムスン電子は12月23日、子会社ハーマンを通じてドイツZF社の先進運転支援システム(ADAS)事業を約15億ユーロで買収すると発表しました。買収完了は2026年中の見通しで、車載カメラやADASコントローラーなど関連技術を取得し、急成長する自動運転支援分野に本格参入します。サムスンはスマートフォンやメモリーチップ以外の分野で収益源の多角化を図っており、本件は車載エレクトロニクス分野強化の一環と位置づけられています。EV需要低迷や貿易摩擦に苦戦するZFは従業員削減を進めるなど経営再建中で、本件売却には過去の買収による多額の負債が影響したとされています。

サンフランシスコ停電でウェイモの無人タクシーが立ち往生
米サンフランシスコで12月20日、大規模停電が発生し、アルファベット傘下ウェイモの無人タクシーが市内各所で立ち往生して交通の妨げとなりました。信号停止により交差点で止まったウェイモ車両がハザードを点滅させたまま道路を塞ぎ、年末商戦中の街に混乱を招きました。乗車中だった利用者によれば、信号のない混雑交差点で車が突然停止し、サポートに連絡がつかず徒歩で帰宅を余儀なくされたといいます。ウェイモは21日にベイエリアでのサービスを一時停止し、市当局と協力して早期再開を目指すと表明しました。

環境性能割、2026年に廃止へ…与党税制改正大綱で決定
自民党・日本維新の会の連立与党は2026年度税制改正大綱で、自動車購入時に課される「環境性能割」を2026年3月末で廃止する方針を盛り込みました。当初検討されていた2年間の課税停止から一転し、恒久的な廃止となります。また、「エコカー減税」(自動車重量税の減免措置)は基準を厳しくして2年間延長し、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)などの既存優遇措置も継続されます。さらに2028年5月から、平均を超える重量のEVやPHV(プラグインハイブリッド車)に対して自動車重量税に追加税を課す新制度が導入される見通しです。

ホンダ・レーシングがミズノと提携、世界レースで統一ユニフォーム導入
ホンダ・レーシング(HRC)はミズノとユニフォーム供給のパートナーシップ契約を締結し、2026年シーズンから世界各地のレースでスタッフがミズノ製の新ユニフォームを着用します。この新ユニフォームはMotoGP、F1、IMSA、インディカー、全日本スーパーフォーミュラ、SUPER GTの6カテゴリーで導入され、ホンダとして初めて二輪・四輪のチームウェアを統一デザインとするものです。日米共通のユニフォームも初の試みで、ブランドの一体感を高め世界の頂点を目指す新時代のHRCの象徴となると期待されています。


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