トヨタ、4リッターV8搭載の新型スーパーカー『GR GT』世界初公開!
TOYOTA GAZOO Racingが12月5日、新型スーパーカー『GR GT』を世界初公開し、プロトタイプ車両を披露しました。トヨタ初となる4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、650ps以上の最高出力を目標としています。伝説の「2000GT」や「LFA」の系譜を継ぐフラッグシップモデルで、開発にはマスタードライバー「モリゾウ」(豊田章男会長)や現役レーサーが参画しました。公開直後からSNSでも「V8ツインターボはあつい!」など絶賛の声が相次ぎ、国内外の自動車ファンから大きな注目を集めています。


重いEVに「重量税」新設案浮上、車検時に追加課税で業界反発
政府・与党内で、電気自動車(EV)の重量に応じた新課税「EV重量税」を導入する案が検討されています。2028年度から車検時に通常の重量税へ上乗せ課税し、2.5トン超のEVは年2万4000円の追加負担となる想定です。重量約2.3トンのテスラ『モデルX』では車検毎に約4万円の増税になる計算です。またハイブリッド車などへのエコカー減税も来年5月から基準厳格化で対象が現行の67%から47%に縮小される見通しです。この増税案は2026年度税制改正に盛り込まれる方針ですが、自動車業界の反発もあり実現するかは不透明と報じられています。

世界でガソリン車回帰の兆候、EVシフトに逆風
世界の自動車市場で内燃エンジン車への回帰傾向が明らかになったと、監査大手EYが最新報告書で指摘しました。EVインフラやコストへの懸念、政策転換や貿易摩擦を背景に、米国では燃費規制の大幅緩和案が提示され、EUも2035年のエンジン車新車販売禁止目標の緩和を検討しています。EYの調査によれば、今後2年以内に内燃車(ガソリン・ディーゼル車)を購入予定と答えた消費者は世界全体で50%に達し、昨年より13ポイント増加しました。逆にEV購入予定者は14%、ハイブリッド車は16%にとどまり、ともに前年から減少しています。

リビアン、自動運転用チップを自社開発
米EVメーカーのリビアンは、初の自社開発チップと運転支援サービス『Autonomy+(オートノミー・プラス)』を発表しました。独自チップ「リビアン・オートノミー・プロセッサ」はセンサーデータ処理能力を強化し、将来のレベル4自動運転実現の鍵になるといいます。有料の運転支援パッケージ「Autonomy+」は一括2500ドル(約37万円)または月額49.99ドルで提供され、テスラのFSD(完全自動運転)(一括8000ドル/月99ドル)よりも大幅に低価格に設定されました。リビアンは今後、今月中にハンズフリー運転機能を拡張し、来年には地点間の自動運転、2026年には“目を離して運転できる”機能の提供を目指すとしています。

レッドブルF1の重鎮ヘルムート・マルコ氏、2025年限りで退任へ
F1レッドブル・レーシングのヘルムート・マルコ氏(82)が2025年シーズン限りでモータースポーツアドバイザー職を退任することになりました。レッドブルは12月9日、マルコ氏の退任を正式発表し、長年チーム黄金時代を支えてきた最後の巨頭がチームを去ることになります。マルコ氏は「60年にわたりモータースポーツに携わってきたが、レッドブルでの20年以上は大きな成功に満ちた旅だった。誇りに思う」と語り、自ら引き際を決断したことを明かしました。


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