【新型車紹介】トヨタ「 クラウンスポーツ」 マットブラック特別仕様車 “the LIMITED-MATTE METAL” 登場 内外装・特別装備紹介

クラウン
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本記事の内容について

今回の記事では先日、クラウン専門店であるthe crownの千葉中央店のオープニングイベントにて
発表されたクラウンスポーツのマット仕様について紹介します。
24年秋に発売予定とのことですので要注目です。

特別仕様車について

クラウンスポーツのマット仕様は正式名としてクラウンスポーツRS the limited-matte metalとなっています。グレード名にある通り、最大の特徴としてはボディカラーがマットグレーのカラーリングとなっていることが挙げられます。

実はこのカラーリングが使用されたクラウンスポーツは発売前のジャーナリスト向けの試乗会にて用意されていたカラーリングとなっており、この際にマットカラーでの登場の匂わせがありました。

実際に発売当時にはこのカラーリングの仕様は用意されませんでしたが、兄弟車であるクロスオーバーにもcrown専門店限定仕様として昨年にマットメタルの仕様が設定されていたりしましたので、発売は秒読み状態であったのかもしれません。

マット仕様の車両に関して現在わかっている情報をお伝えしていきます。

繰り返しとなりますが、まずはボディカラーのマットメタルについてです。

マットカラーの特徴として、メンテナンスが困難であることが挙げられます。その理由としてマット塗装の表面には凹凸であるため、汚れが付きやすく落ちにくいという特徴があります。通常の艶のある塗装では気にならないような埃や塵が付着し、落ちにくくなっており、特にマットブラックではそれが顕著となっています。そして、オイル汚れ等のシミになってしまった汚れは、落とすことがほぼ不可能となっており、日ごろからこまめな洗車を必要となりますが、マット塗装では洗車機での洗車は適応していないため、手洗いする必要があるなど、より手間暇のかかる塗装となっています。

その弱点に対し、こちらのマット塗装では表面にマット塗装の手入れを楽にする特殊な表面処理が実施されていることで洗車などのメンテナンス性がよくなっているそうです。マット塗装車両維持のハードルが下がっている点はうれしいところですね。

マット塗装の特徴としてボディの陰影をよりはっきりとさせる特徴があります。

クラウンスポーツの外観の特徴として、薄くシャープなヘッドライトや幅広感の感じさせるグリル形状など、そのコンセプト通りの躍動感を感じさせるシルエットであることや、プレス工程の限界に挑戦したといわれるリアフェンダーの盛り上がり、ボディの面の表情によって質感の高さを表現する手法が
取り入れられていることが挙げられます。

そのため、もともとのボディの抑揚がクラウンスポーツははっきりしているため、先行して販売された
クロスオーバーよりも相性はいいように感じます。

その他の専用装備は外観の様子からは見受けられませんが、充電リッドが存在することや、レッドのキャリパーなどが与えられていることを考えると、プラグインハイブリッド仕様であることがわかります。

このPHEV仕様には直列4気筒2.5Lエンジンに大容量のバッテリーを組み合わせたものが採用されています。システム最高出力は306psと非常に強力なものとなっており、加えて、満充電状態では最大95kmのEVドライブが可能であり、環境性能と運動性能を両立させた非常に魅力的なパワートレーンとなっています。

加えて、クラウンスポーツの武器として、後輪の向きを車速に応じて変化させることで気持ちのいいコーナリングを実現するリア操舵システムが採用されていることが挙げられます。
結果として、力強い走りを実現する大出力のパワートレーンを意のままに操ることができ、クラウンスポーツの実現したい走りのためには最適なパワートレーンとなっており、特別仕様車にもふさわしいものであるといえます。

クラウンスポーツにはHEV仕様も設定されていますが、クロスオーバーのマット仕様に関してもRSグレードのみの設定であることを考えるとHEV仕様には設定はないものと思われます。

ただ、基本的にPHEV仕様はHEV仕様の上位グレードの位置づけであるため、HEV仕様に装備できて、
PHEV仕様に装備できない装備はないため、特に不満に感じることはないかと思います。

通常のPHEV仕様の特徴として、運転席側の内張はブラック、助手席側がレッド内装となっていることで
運転席と助手席が視覚的にも明確に分けられており、より運転に集中しやすい環境が整えられていることが挙げられます。

設定されている内装色はこのレッドの仕様一択となっており、HEV仕様に設定されているブラック、ブラウンの内装色は選択できません。

PHEV仕様のスポーティな世界観とはマッチしているかと思いますが、往年のクラウンオーナーの方には
少し奇抜に映っていたかもしれません。

そちらに対し、マット仕様ではシックなブラックの内装となっており、外観のマット仕様にふさわしい
落着きのあるブラックとブロンズの加飾が与えられたものとなっていることが特徴です。

おそらくクロスオーバーのマット仕様に設定されたブラックルーミッシュと呼ばれる内装色であると予想されます。

PHEV仕様とHEV仕様の特徴を混ぜたような仕様となっており、ディンプル加工やパドルシフトが備え付けられたステアリングもブラック一色の専用のものとなっており、シート形状に関しても、PHEV専用のスポーツシートがブラックの内装と非常にマッチしています。

こちらのシートはサイドのサポート面積がより拡大されており、身体をしっかりと支えてくれるものとなっていることに加えて、形状自体もスポーツカーに備え付けられているようなスポーティな見た目のものに変更されており、機能性と外観のかっこよさを両立したものとなっています。長距離移動においても快適性は高そうであり、シートヒーター、ベンチレーションが標準装備となっています。
ただ、ステアリングのステッチがホワイトに対し、シートのステッチがレッドとなっており、少しこの部分にちぐはぐ感を感じました。個人的にはホワイト、もしくはレッドに統一してほしかったところですね。

ただ、マット仕様でなくとも、この内装色とPHEVの組み合わせが欲しいと思われるオーナーの方も多数おられるかもしれません。

また、ダッシュボード上には特別仕様車であるマットメタルの加飾が与えられており、所有満足度を満たしてくれるものと思われます。

後席周りはこのようになっています。
後席も前席同様ブラックの内装となっており、落ち着きのある内装色へと変更されています。

後席において特別装備が採用されているように見受けられませんが、通常のPHEV仕様ではシートベルトも赤色のものが採用されるなど、気分を盛り上げてくれるカラーリングとなっており、スポーツカー好きの私としては魅力的な装備ではありました。
ただ、繰り返しとなりますが、クラウンに求める世界観とは違うと考えると思われる方がいるなかで強制装着となっていたため、今回のマット仕様の通常色のシートベルトをありがたく感じる方は一定数おられるのではないかと思います。

ちなみに足元スペースは身長170cmの私の場合で手の平一枚分となっており、窮屈感を感じることはありませんが、手の平一枚以上のスペースの余裕があったクロスオーバーと比較すると狭くはなってしまっており、ホイールベース短縮の影響があります。

販売は横浜、愛知、千葉、福岡の店舗での限定販売となっており、24年秋の登場が予告されています。車両本体価格がクロスオーバーのマット仕様が約70万円の価格アップであることを考えるとスポーツのマット仕様は約850万円程度であると予想され、かなりの高額車両となりますが、特別なマット仕様のクラウンスポーツを購入したいと思われるオーナーの方は多いと思われ、要注目となっています。購入検討の参考となれば幸いです。

また、この流れが今後も継続すると考えられ、すでに発売されているクラウンセダン、および販売が延期されていますがもうすぐ発売が開始されるであろうエステートに関してもマットメタルが採用されることと思います。

個人的には一番セダンが似合うのではないかと考えており、非常に楽しみですね。

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