[新型車紹介] SUBARU BRZ 内外装紹介+試乗 MTブランクありでも楽しめる

スバル
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本記事の内容について

今回の動画では先日スバルより発売が開始された新型のBRZをレンタルし、試乗する機会が得られましたのでこちらの内外装の紹介と試乗の様子をお届けします。
BRZの兄弟車である新型86の内外装紹介も過去記事でお届けしておりますので、
そちらも合わせてご覧いただけるとありがたいです。

試乗車仕様について

まずは今回レンタルした車両の仕様についてです。
レンタルはおもしろレンタカーの有明店にて行いました。
他にもボクスターなどスポーツカーがレンタル候補として用意されています。

グレードはベースグレードであるRグレード、
パワートレーンは2.4L 四気筒の自然吸気水平対向エンジンの後輪駆動であり、
トランスミッションは6速MTとなっていました。
外板色はスバルお馴染みのWRブルーパール、
BRZにはその他合計で7色が外板色として設定されています。

グレード違いについて

下図がSグレードに装備されているがRグレードには装備されていないものの一覧となっています。
中身を見ていただいたらお分かりになる通り、Sグレードはシートヒータや本革シートなど快適装備が充実していますが、タイヤサイズ以外に走行性能に関わるような装備の差はなく、
今後充実してくるであろう社外品などでカスタマイズして楽しまれるユーザーの方にとっては
Rグレードを選択いただいても全く問題ないように思いました。この辺りがスポーツカーの入門の側面もあるBRZらしい部分に感じました。

外装紹介

それではまずは外観紹介から行っていきます。
フロントフェイスからですがBRZと兄弟車の86との違いはサイドのダクトの形状とライトユニットの中身になります。サイドのダクトの形状はBRZの方が大きめの樹脂パーツが埋め込まれているのに対して、86は比較的シンプルな造形となっています。

またライトニットの中身に関しても発光する部分に関してはBRZ、86ともに同じですが
BRZの場合、水平対向エンジンを模したコの字型の形状となるように変更されています。

またグリルの開口形状が末広がりの86と異なる台形を逆さにした形状となっているのが大きな違いであり、NDロードスターのような笑っているようにも見えるグリル形状となっています。

またフロントフェイスの印象を変える部分として、グリルに至るまでのノーズの傾斜の違いがあります。86がグリルに対してほぼ垂直にノーズが落ちているのに対してBRZはノーズが下図のように突き出している形状となっており、より流線形、例えるとサメのようなノーズ周りの造形となっており、私としてはBRZの造形の方が好みとなっています。

サイドに回り込んできました。
BRZのボディサイズは全長が4265mm、全幅1775mm、全高1310mmとなっており、先代モデルからは全長が25mm伸びたのみであり、全幅が変わらないことから先代からの乗り換えであっても変わらぬ取り回しで運転することができそうです。

サイドのデザインは86と共通となっています。
フロントタイヤ後ろのエアダクトがアクセントとなっており、そこからつながるサイドスカート周りのラインがリヤフェンダーに向かって駆け上がり、FR車らしい、リアのボリューム感を強調するデザインとなっています。ルーフのラインもボディ後端までなだらかに下がり、控えめではありますが、トランクスポイラーによって空気をはね上げる造形となっています。

改めてですが、エアダクト周りです。
画像だと伝わりにくいですけれども、しっかり開口されており、スバルは基本的にデザインのためだけの装飾は実施しない方針だそうです。

続いてホイールサイズについてです。
Rグレードでは215/45R 17インチのホイールが装着されています。
それに対し、Sグレードでは、215/40R 18インチのホイールが装着され、カラーもマットなグレーとなります。乗り心地に関しては、17インチの方がいいんでしょうが、私はかっこよさとホイールカラーにひかれて、18インチホイールを選んでしまいそうです。

リアに回り込んできました。
リアのデザインに関しても、エンブレム以外、86とのデザインの差はありません。このカタカナのフの字にも見えるテールランプのデザインや、斜めに切られたトランクの開口幅は先日発表されたWRX S4とも共通性を感じるデザインであり、今後のスバルスポーツカーのアイコンとなっていきそうです。

マフラーは左右2本出しのデザインであり、スポーツカーという感じです。

斜め後ろから見ると、このようなデザインとなっており、ドア付近からリアのフェンダーに向けて、ボディが拡大されているのが、良くわかります。気を付けないといけないのがドアのラインに沿って、バックしたりしていると、リア周りのボディのラインがそれ以上の広がりがあり、擦ってしまいそうになってしまうことですがそこは慣れなので、デザイン優先に賛成です。

内装紹介

続いてトランク容量についてです。
クーペのため、高さ方向に余裕はありませんが、左右方向がしっかりえぐられていることと、奥行き方向もそれなりのスペースがあるため、機能性は高そうです。

床下収納はそこまで確保されていませんが、ちょっとした工具などはしまうことが出来そうです。

また、後席をトランク側から倒すことができ、後席を倒すと、広大かつフラットなスペースを確保することができます。BRZに4人乗りする機会はそうそうないと思いますので、実質これだけのスペースを荷室用に使えるというのはかなり実用性が高いといえます。このあたりは2+2の車両の強みですね。

ちなみにこのレンタルの日は東京への旅行も兼ねており、二泊三日用のスーツケースを持ち歩いたため、試しにトランク内に入れてみました。ご覧のように、横置きでもう一つ分くらいは乗せられそうでしたので、2人分の旅行バッグ程度などお土産含めても余裕で運べそうです。

続いて内装紹介を行っていきます。
まずはドア内張についてです。
手で触れるよう部分はソフトパッドもしくはファブリックの素材が使われており、さらに赤色のステッチが二重に入っており、スポーツカーらしい雰囲気となっています。また、ペットボトルも収納可能なスペースが設けられていたりと実用性も十分に感じました。

こちらのスカッフプレートに関しては、Rグレードに関しては、樹脂のままであり少し寂しいですが、Sグレードでは、ステンレスのモノが装着されます。

乗り込みまして、ステアリング周りについてです。
左側のスイッチでオーディオの操作、右側のスイッチで、メニュー表示の切り替えなどが可能です。
そして、右下のレバーでMT車では一定車速をキープするクルーズコントロール、AT車では先行者に追従する形で車速をコントロールするアイサイトの機能が備わります。

続いてメーター周りです。
先代からモデルチェンジするにあたり、メータ内が全面液晶となったことで、情報表示量や視認性もアップした印象です。なにより、真ん中にタコメータを配したデザインがスープラとも共通性を感じられ、かっこいいです。

続いてナビ周りについてです。
このレンタカーには社外品のナビが取り付けられていたので、純正品の使い勝手に関しては、今回の試乗では確かめることができませんでした。ただ、エアコンユニットの下に配置されていることで視界の妨げにならず、運転に集中できるよう配慮されている印象です。

その下には、エアコン関連のダイヤルやデフォッガーなどの機能、エンジンスタートボタンなどが大きめの物理ボタンとして配されており試乗を行っていた際も、手元に目線を外さずに操作することができたのでやはりエアコンボタンなどはナビ画面外に独立して配置しておいてほしいですね。

その後ろにはMT用のシフトノブがあります。
軽い感じでスコスコ入ってくれて、MTの運転が数カ月ぶりではありましたが、苦戦せずに乗りこなせることができました。

そしてその横にはパーキングブレーキ用のレバーがあり、最近は電動だったり、足踏み式がほとんどの中、手で引いたりするのが、いかにもMT車に乗ってますという気分にしてくれます。

その後ろには、トラクションコントロールのオンオフスイッチなどが配置されており、その後ろに謎のくぼみがあります。これは最後まで分からなかったですね。

アームレストは開閉式となっており、その中に、ペットボトルが二つとUSBのポートが二つあります。
ペットボトルのホルダーがなるべく後ろ側に配置されているので、飲み物を多少取りづらく感じてしまうかもしれませんがシフト操作の邪魔となると本末転倒だと思いますので、そちらに配慮された結果だと思います。

グローブボックス内の容量はこのようになっており、車検証にプラスして、ティッシュボックス程度なら何とか入りそうな容量が確保されていました。

シートの素材に関しては、Rグレードはファブリック、Sグレードに関しては画像のような、スエードと本革のコンビシートとなります。Rグレードのシートでもサイドの張り出しが大きく、腰や太もも周りをしっかり支えてくれていたので、スポーツ走行時に不満を感じることはないかと思います。

改めて内装の全景です。
ダッシュボード回りが運転に集中できるように水平基調を意識してデザインされており、前方視界は非常に良好です。また、死角になりがちな、左後ろの視界もCピラー付近に窓があったり、ドアミラーもAピラーから離されていることで、死角が少なかったりと普通の車に比べると、視界は狭めですが、
初めて乗る車でも緊張せず乗れたのは、この辺りの配慮が行き届いていたからだと思います。

街乗り・高速道路試乗

今回の試乗の時間としては、約2時間ほど、街乗りと高速道路走行をすることができましたので、
それぞれの状況にあわせてレビューしていきたいと思います。
実際の走行の様子はページ下部のyoutube動画をご覧いただけると幸いです。
今回試乗したタイミングが休日であったこともあり、非常に道路が混雑しておりました。
限られた試乗時間であったので残念でしたが、渋滞自体をそこまで苦痛に感じなかったことに驚きました。その理由として、先代からの排気量アップによる低回転時のトルクアップが考えられます。
渋滞におけるストップアンドゴーの繰り返しはMT車にとっては苦痛ですが、
BRZの場合、低回転時から先行車に追従するに足る十分なトルクを発揮してくれていたため、
エンジンの回転数をそこまで上げる必要もなく、余裕をもって、発進・シフトアップにつなげることができました。
乗り心地に関しても、ホイールサイズの際に説明した通り、
17インチのホイールをはいていることでタイヤのエアボリュームが大きめだったためか
スポーツカーの中では路面からの突き上げもそこまで大きくなく、
同乗者がいたとしても、特に不満な印象を抱かれることはないかと思います。
前述した通り、街乗りにおいて快適であったための贅沢な悩みですが、スポーツカーに乗っている感が薄れてしまっているような感覚をもってしまいました。低回転におけるトルクが増していることで、エンジンをそこまで回す必要がなく、エンジンをそこまで回さなければ、エンジンのこもり音や排気音が車内に入ってくることも少なく、静粛性もスポーツカーの中では高い方ではないかと感じました。
4000rpm回転以上エンジンを回すか回さないかで運転している際のスポーツカーらしさが明確に異なっています。これに関しては、賛否両論ありそうですが、私的には街乗りにおいてもスポーツカーに乗っているんだというある種の緊張感をもって、運転したいと思っているタイプなのでもう少しスポーツよりに特性を振ってほしかったです。ただ、この考え方は運転手のエゴのような気もするので、
同乗者がいるときは快適に、気持ちが乗っているときにはスポーティにといった二面性を持っている車の方が、スポーツカーに乗る敷居を下げるという意味では正解かもしれません。

高速道路での乗り心地・直進安定性についてです。
今回のBRZはホイール後ろのエアダクトやトランクスポイラーの追加など先代からの空力アイテムの追加が豊富にあり、非常に直進安定性に優れており、操舵の修正をあまり入れる必要なく、快適にドライブすることができました。AT車に関しては、この直進安定性に加えて、アイサイトも採用されているため、長距離ドライブにおいてもストレスフリーで目的地に到着し、そこで改めて運転を楽しむといった使い方が出来そうです。

下図がBRZ試乗まとめです。

youtube動画

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