Google Colab×Pythonによる中古車相場可視化方法!価格.comをWebスクレイピングして散布図を自動生成

本記事の内容のついて

今回の記事では、誰もが気になる中古車の相場価格をより簡便に表示できる方法をgoogleコラボ、webスクレイピングの組み合わせにて作成してみましたので、その方法を紹介します。
googleアカウントさえあればどなたでも活用できるようにしましたので活用してみてください。

概要について

まずはこの方法を実施するための各ツールの紹介を専門的な用語なしで簡単に行います。

まずはwebスクレイピングについてです。

Webスクレイピングとは、インターネット上に公開されている情報を自動的に取得し、必要なデータだけを抜き出す技術のことです。例えば、車の価格情報、天気予報、商品レビュー、ニュース記事など、Web上にある情報をpythonというプログラム言語を用いて取得し、ExcelやCSVファイルにまとめるといったことが可能になります。

通常、私たちはブラウザを使って手動で情報を調べますが、スクレイピングを使えば、ボタン一つで大量の情報を短時間で集めることができ、特に、データ分析や市場調査、価格比較サイトの開発など、多くの場面で活用されています。

今回は中古車価格のデータ分析ということで、こちらの価格comの情報を分析し、中古車価格の相場価格を横軸に走行距離、縦軸に支払総額で整理したグラフで出力するまでを実施するpythonスクリプトを作成しました。

次にGoogle Colaboratory、通称、Google Colab(コラボ)についてです。

こちらはGoogleが無料で提供している、クラウド上でPythonのコードが実行できるサービスとなっています。最大の特徴は、自分のパソコンにPythonやライブラリをインストールする必要がなく、ブラウザさえあればすぐにプログラミングを実行できることにあります。

また、この方式を用いると機械学習やディープラーニングに必要なGPUやTPUといった高性能な演算リソースが、無料で使えます。これによって、自分のPCが非力でも、大規模なモデルを学習させたり、画像処理を行ったりといった高度なことが可能になります。

これら二つのシステムを用いて、先ほどのグラフを作成することが可能となります。

実際の流れ

実際の流れについて説明していきます。

まずはこちらのリンクにアクセスいただくと私が作成したpythonのスクリプトが記載された
google colabにアクセス可能になります。人によってはgoogleアカウントへのログインが求められるかもしれません。

少し面倒ですが、こちらのスクリプトをすべて選択し、コピーをいただき、改めてgoogleコラボで新しいノートブックを作成を選択いただき、そちらにスクリプトを貼り付けて使用ください。

pythonのスクリプトの解説はここでは実施いたしません。また素人作成のものでありますので改善提案あればどしどしお願いします(笑)。

このスクリプトのこちらの部分を書き換えることで車両を切り替えることができます。

流れとしては価格.comを開いていただき、ご自身が調べたい車両を検索いただくと、左上にその車両のページが表示されるURLが表示されます。こちらの一部をコピーいただき、こちらにコピーいただくことで希望の車両の価格を調査できます。

ちなみにグレードの絞り込みも可能であり、その場合はグレードを追加で設定し、そのURLをコピーすることで可能となります。

URLをコピーいただいたのち、こちらの再生ボタンのアイコンをクリックすることでスクリプトが起動し、しばらく放置となります。

詳細の要因は不明ですが、60ページ分までの情報までしか収集できません。60ページまでの情報を収集で私の場合、約30分ほどで情報収集完了しました。

出来上がったグラフはこのようになっており、横軸に走行距離(万km)、縦軸に支払総額(万円)となっており、このグラフから自身が購入しようとしている車両の相場価格や売却しようとする場合の相場観にも活用できるかと思います。

繰り返しとなりますが、googleアカウントさえあればどなたでも活用できるように作ったつもりですので、活用いただければと思います。中古車購入・売却の参考となれば幸いです。

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