米ルーシッドにサウジ15億ドル追加支援 – 第2四半期は売上33%増
米EV新興企業ルーシッド・モーターズは、第2四半期(2024年4〜6月)の決算発表に合わせ、主要株主であるサウジアラビアの政府系ファンドPIFから15億ドル(約2,175億円)の追加支援を受けると発表しました。SUV新型車「グラビティ」の生産設備投資やサウジ新工場の建設資金に充てる計画です。また同四半期の売上高は前年同期比33%増の約2億ドルに達し、新車販売台数も約70%増と大きく伸びましたが、依然として数億ドル規模の最終赤字を計上しています。


シトロエン、新型SUVクーペ「バサルト」インドで予約開始
フランスの自動車メーカー・シトロエンは8月9日、インド市場向けの新型コンパクトSUVクーペ「バサルト(Basalt)」の予約受け付けを開始しました。価格は約79万9,000ルピー(約140万円)に設定されており、2024年10月までに納車開始予定です。1.2リッターターボエンジン(または自然吸気エンジン)を搭載し、最高出力110馬力・最大トルク205Nmを発揮します。インドや南米での販売を視野に入れた戦略的モデルで、シトロエンの新興市場における存在感強化が期待されています。

GMC、新型コンパクトSUV「テレイン」を発表
米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のGMCブランドは8月12日、コンパクトSUVの新型モデル「テレイン(Terrain)」2025年型を発表しました。車内空間の拡大や安全装備の充実などが図られており、自動緊急ブレーキや歩行者検知ブレーキなど15以上の先進安全運転支援機能を全車種に標準搭載しています。またオプションで初採用のデジタル式ミラーを含む最大8方向のカメラビューを提供し、ツートーンルーフの選択肢も設定されています。今後はオフロード志向の「AT4」や最上級「デナリ」グレードも追加投入し、競争が激しい小型SUV市場での商品力強化を図ります。

中国BYD、タイでPHV「シーライオン6 DM-i」現地生産モデルを発表
中国の電気自動車メーカーBYDは8月8日、タイ市場向けにプラグインハイブリッドSUV「シーライオン6 DM-i(Sealion 6 DM-i)」を発表しました。タイの現地組立工場で生産されるミッドサイズSUVで、同社タイ正規代理店のRever Automotive社によれば価格は約93万9,900バーツ(約390万円)から設定されています。1.5リッターエンジンと強力な電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、EVモードの航続距離は100km超を実現。タイ国内で急成長する電動車市場に向け、競合他社とのシェア拡大を目指す戦略車となっています。

米当局、日産SUV約7.7万台の調査開始 – ステアリング欠陥の報告受け
米道路交通安全局(NHTSA)は8月7日、日産自動車のクロスオーバーSUV「ローグ(Rogue)」2021年式 約7万7,000台を対象に予備調査を開始したと発表しました。ステアリングを操作するタイロッド部品の不具合でハンドル操作が不能になる恐れがあるとの報告を受けたためで、調査では安全性への影響範囲や不具合の頻度・原因を詳しく評価します。なおNHTSAは今年6月にも、日産「ローグ・セレクト」(2015年式)のサイドエアバッグが意図せず展開する不具合に関して約7万5,000台の調査を開始しており、一連の調査結果が注目されています。

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